更新間隔空きすぎ問題が由々しき事態になってきているので、TOP画も記事を開きたくなるようなものを選び始めました。
エモーションは ”年内作業” のワードが出てくる時期となりました。
忙しい時期ではありますが、前月ぐらいから取付待ちを減らせるように色々と新しい方法を試してみたりして、クオリティ維持のまま以前よりもスピードアップしているので、少しですが”待ち”が短くなっています。
エモーション待ちがなげぇもんねぇ~な方は、試しにお問い合わせください。
でも12月は勘弁して下さい。
これ以上は、分身の習得を考えなければなりません。
そんな作業に追われる日々の中、時間を見つけてやっていることが新製品のテスト。
やっぱりオーディオが好きな我々ですから、世の中で話題の新製品のテストなんかも行って、皆さんのアレってどうなん?な疑問にも我々の感想として答えれるようにしておきたいとも思っています。
そんなこんなで、こんにちは。
しらちゃんです。
日頃のストレスは音楽で解消たい!なソウルメイトなお客様。
HR/HMを愛する方です。
最近のブログは、狙っているわけではないのに、記事に出来る写真の数が揃う車がコッチ系。
興味ない方からすると、ちょっと癖強話になりますので今回はベタにして解説しようと思います。
過去の記事に、アレコレ書いておりますので、ご興味ある方はコチラもどうぞ。
さて今回の作業は、Carrozzeriaが誇るフラッグシップカーオーディオスピーカー、Z1000RSの2wayから3way化しちゃおう企画。
3way化となると、元々設置していたBRAX GX2400(4chアンプ)だけでは足らないので1台追加する事になるわけですが、そのアンプはHELIX C-FOURを採用する事に。
RCAやスピーカーケーブル、電源ケーブルも追加で必要になるので、その辺りもグレードアップしてみたりしながら、システム変更をしていきます。
ヘッドユニットはDEH-P01。
とうとう生産終了となった、1DINデッキの名作P01。
当店でも数えられない程インストールしてきたデッキです。
CD、USB、AUXアナログ入力があり、純正オーディオを活かしたまま増設してみたり、はたまた漢らしく1DINデッキオンリーだったりな方もいらっしゃいますね。
その理由は単純で、音が良いから。
カーオーディオだからこそ問題となる、距離による位相ズレ、左右の音圧差のズレなど、音が纏まらなくなる問題点を解決できる優れもの。勿論素の音も良いので現在でもファンが沢山いるデッキです。
そのデッキからラゲッジのアンプ達には、
でました、RX280A。
(前の記事なので価格変わっていますのでご注意ください)
感じた事をありのままに書くのが白石流。
読んでたら欲しくなったから付けちゃってん!有難うございます。
元々使用していたRCAも、エントリークラスではないモデルでしたが、やはり次元が違うの。変な癖もなくフラットバランスでありながら情報量濃いめ。
音楽ジャンル関係なく、クオリティが向上します。濃くリアルな音になります。
Aピラーに2連で3way。
スピーカーにECS”エモ電”を仕込んでいるので、艶やかさUPのチューニングが施されています。
ところでツイーターやミッドレンジの角度は中々悩ましい所ですよね。
この車はこの角度が最適ですが、異なる車種では最適ではないかもしれません。微妙な違いで大きく変化するのがカーオーディオ。セオリーこそあれど全車適応とは限らない。奥深い部分です。
例えばワタクシ個人車は、セオリーが通用しないタイプ。
何度か仕様変更しているので癖は掴んでいるつもりですが、いざ角度決めとなると、やっぱりどうしよう。と風呂で悩みすぎて ”あれ?俺今、顔洗った?”と無駄に2回顔洗うぐらい悩みます。
その悩む時間も楽しいのですが、顔が荒れそうですね。
ドアはアウターハイアングル。
上向いていますので、センターコンソールで起こる定在波だったりが回避出来るので、これまた効果的です。
通常の様にまっすぐドアから立ち上げると、左右向かい合ってこんにちは。なわけですから、音が内装やガラスに反射しまくるわで、耳に届く頃には違う音に変化していることが当然の様に起こります。
これを回避できる物理的な技ですね。
しかしながら、ただ単に上向けてしまうと背圧の抜け問題に悩むことになるので、安易にやってみるのは危険かもしれません。玄人志向なテクニックです。
ラゲッジにはアンプボードを製作して、機材達を収納。
電源には、アコハモ。
代理店の呼びはアコハですが、うちはアコハモ。
エモーションが昔から、音への信用と実力を認めているメーカーです。問題は、クッッッソ硬いぐらい。
RCAは、テクニカRX280A。これも硬いの。
電源は何とかなっても、RCAはプラグ+αの逃げが必要なので、
元々良いケーブルを使っていた車のシステム変更は悩みます。なんせケーブルが微妙に届かん問題が多発。レイアウトの融通が利きません。
そんなこんなしながら、上手い事納めています。
なお、C-FOURがTW、GX2400がMID,LOW、T1500-1がSWで結線しています。
サブウーファーはロックフォードの10インチ2発。
ローエンドがしっかり伸びているサブウーファーをエンクロージャーの容量調整で音の速さ等をコントロールして、お客様の好みの音になる様にチューニングしています。
オリジナルエンクロージャーは、形の自由度だけでなく、サウンドチューニングもしています。寧ろそっちの方がメインでございますので、市販の箱に入れただけとは出てくる音が異なります。
このサブウーファーは速くて重い音。チューニングにより”速くて”が付加されています。
相反するワードですが、実現しています。
あとは、付けていなかったので。という事で、
前後2カメタイプ、駐車監視機能ありの
Carrozzeria VREC-DH301D+駐車監視ユニット
の装着もしています。
有事の際は保身の為の言葉しか出てこない人もいるので、自分を守るための証拠として、装着していて損はないモノだと思います。
最後に音響調整を施して納車となります。
カーオーディオシステムは、組み合わせを考慮してプランニングします。
今回は、ハイスピードと忠実度、高解像度を売りにする3wayスピーカーと、力強く正確に駆動できるパワーアンプを組み合わせる形になっています。
組み合わせを誤ると引き算にもなりかねませんが、今回は足し算で大丈夫。モニターライクでありながら厚みのあるリアルなサウンドに仕上がっています。
ロックやメタルを初め、ファンク、ジャズ、ブルースなどのバンド物や、Unpluggedなアコースティック音楽などを好む方にピッタリのシステムです。
ピッキングする位置を変えて音色をコントロールしているベーシストだったり、強弱や叩く位置によって音色やアタックをコントロールしているドラムだったりの細かなニュアンスなど、Groove感に直結する再現力が出て、躍動感がたまらないサウンドに仕上がっています。
この楽曲を良い音で聴きたい。
そんなざっくりとした要望でも専門店は叶えます。
エモーションは、様々な車で、様々な取付を試しまくって、ベストを知っているという経験値からだけでなく、理論から導き出した取付と調整を行っています。
例えばウチは、一般的に触ると音が悪くなると言われるEQを、一切使わない方が見ると血の気が引くぐらいゴリゴリに活用して良い音に仕上げています。EQを使った方が良い音に出来るので使っています。
EQの500Hz前後をピンポイントで持ち上げている理由や、ツイーターの一部の帯域をピンポイントで下げている理由など、なぜそこがディップになっているのか、なぜピークになっているのかを理解した上で調整する事で良い音になっていきます。
単純にピークになっているから、単純にディップになっているからと上げ下げすると、音色と一緒に大事なものを失ったりして悪くなることがあるわけです。
カーオーディオ機材は特殊です。
卓上で超音良くても、車に積んだ時にその良さを出せるとは限らないわけです。
カーオーディオは未完成。とはよく言いますが、要は共振対策などをして、全くビリ付かない完璧なドアが出来たとしても、耳に届く頃には反射だったりで音が変化しているのです。
これを回避するには、ガラスのない車に乗るとか、運転席が中心にある車に乗るとか、そんな話になってくるわけで。
可能な限り音響加工を行い、その上での音響調整はマストです。
貴方が選んだ最高のサウンドが出るはずのユニットも、ポン付けでは30%ぐらい。
あれ?こんなもん?ってなるとガッカリしますよね。
納車の際に喜んで頂けるよう120%を目指してインストールしています。
ご興味あれば、お気軽にご相談ください。
アゴヒゲ白石