バッテリーのグレードアップは、電源系チューニングの第一歩
カーオーディオを品質の良い市販品に交換し、音の悪い純正オーディオから脱出したら、最初にやるべきこと、これは実は高性能バッテリーへの交換なのです。
バッテリーを良いものに交換することで、高音質カーオーディオの良さがますます活かされます。ーオーディオを品質の良い市販品に交換し、音の悪い純正オーディオから脱出したら、最初にやるべきこと、これは実は高性能バッテリーへの交換なのです。
ではなぜバッテリーなのでしょう、ではどんなバッテリーに入れ替えたらよいのでしょうか。詳しく解説していきたいと思います。
電源が音質にとって非常に重要な訳
オーディオが電気で動いていることには論を待ちません。そのオーディオ機器は非常に複雑なアナログ信号と、非常に早いデジタル信号を処理しています。
アナログ信号の変化は、数十分の一秒から数万分の一秒ほどの速さですが、その変化は図のように非常に複雑です。また、スピーカーを動かすため、エネルギーが大きく、電流の変動も大きくなります。
この電流の変化に電源が追従できないと、つまり電流の動きについて来れないと、アナログ波形が変化してしまいます。これは歪みであり、ひずみが増えると音質を大きく損なってしまいます。
デジタル信号はスピーカーを動かす必要がないので、電力は非常に小さいです。しかしその変化のスピードは極めて速く、一つのビット(1とゼロ)の変化のスピードはアナログの比ではなく、数十万分の一秒から数百万分の一秒という、途方もないスピードで変化します。電流量は極僅かしか変化しませんが、それでもその速さに電源が追従できないと、不完全な信号を生み出します。
デジタル信号には、信号として読み取るために最低限必要な電圧値(しきい値)があり、それを下回った信号は不完全なものと判断されます。CDの16ビットやハイレゾの24ビットなどは、16桁や24桁の全てが揃っていなかった場合、その信号を捨ててしまいます。この捨ててしまう信号の数が増えるほど、音質は劣化していきます。
オーディオにとって非常に細かい信号変化による微小な電流変化に追従できる電源は、デジタル段であってもアナログ段であっても、極めて重要なわけです。
オーディオの音質を向上させる電源とは、
激しい変化に追従できる放電スピードを持った電源である。
つまり、カーオーディオに於けるナビやオーディオ、パワーアンプなどは、極めて速く、細かく、電流量が変化しており、その変化に電源を供給する側がどれだけ追従できるか、これが音質向上の決め手となります。
カーオーディオ機器に電源を与えるもの、それはバッテリーです。
バッテリーの高性能化が、
カーオーディオ電源チューニングの第一歩
高性能なバッテリーへの交換が最優先事項
オーディオ系には様々なアクセサリーが存在しています、無論、電源系にも多く存在しており、程度の違いはあれ、音質向上に貢献しているアクセサリーは多いようです。
しかしこれら電源系アクセサリーは、バッテリーが高性能である事で、その性能をさらに発揮できるようになります。
例えばキャパシター(コンデンサ)、これはバッテリーのような充電放電ができる電子パーツで、バッテリーほどの容量はありませんが、バッテリーよりもはるかに早く充放電が出来、オーディオ機器の電流変化に電源を追従させる事に貢献する優れたアクセサリーです。
しかしこれに充電する電源は何でしょうか、それはバッテリーです。もしバッテリーの性能が悪ければ、キャパシターがいかに早く充放電を行おうと、それに素早く電気を供給することが出来ません。
キャパシター以外の電源系アクセサリーも概ね似たようなもので、バッテリーの性能が良い事が、それら電源系アクセサリーの性能を十分に発揮させる条件となっているわけです。
つまり既存のカーオーディオの音質のステージを上げるためには、まずはバッテリー交換からということになります。
高性能バッテリーは、カーオーディオの音質を向上させる。
しかし高価なものも多い。
だが高いからと言って、倍以上長く持つというわけではない。
カーオーディオの音質を向上させるバッテリーは、いくつか販売されています。昔から有名なものや昨今登場したものまで様々ですが、その大半が海外ブランドの輸入ものです。
価格もアジアの新興国で作られたものを除けば5万円以下というものはめったになく、30万円を超えるものまであります。総じて高級品です。
では、仮に10万円の高級バッテリーを搭載すれば、2万円程度の一般的な国産バッテリーよりも5倍長持ちするかと言うと、それは全くありません。
バッテリーの寿命は当たりはずれが激しいですが、大体3~4年、運が良くても5年ほどで、スターターを回す音が重くなるでしょう。高音質を維持できるのは3年が限界。ということは、音にこだわるなら3年ごと、出来れば2年ごとにバッテリーは交換した方が良い訳です。
然しその都度、10万円以上出費できますか?そういう問題なんです。
パナソニックのカオスは、
カーオーディオの音質を向上させることを目的として作られた国産バッテリーです。
エモーションでカオスを推す理由
低価格で入手が容易、その上で確実に音質を向上させてくれるからです。
パナソニック・カオスは、エモーションで何度もテストし、その音質向上は証明されています。また、オーディオ系出版社のステレオサウンド社やその他の出版社でもテストされ、音質への効果が確認されています。
何よりも、音質が向上すると謳っているバッテリーの中では圧倒的な最安値だからです。カオスは種類によって価格が異なりますが、高くても3万円前後です。
この金額であれば、3年くらいで交換しても、オイル交換などの他の車メンテの金額と大して変わりません。10万円以上するバッテリーを3年ごとに買い替えるのは躊躇する人でも、3万円なら安心してご購入できるでしょう。カーオーディオがお好きで、常に良い音を維持しておかれたいならば、2年で買い替える方が良いでしょうね。であればなおさら、バッテリーは安くて高性能である方が有利です。
バッテリーは新鮮なものを!長期在庫品は絶対に買わないように。
バッテリーは、工場で製造し、充電をしてから出荷されます。その時からもう劣化は始まっています。
生鮮食料品のような2~3日での劣化ではなく、もっと長いスパンでの劣化ですけどね。
因みに昭和の時代、バッテリーは製造後充電をせずに出荷されていました。お客様から注文が入ってから電装屋さんがバッテリー液を注入し充電を行います。しかる後、お客様の車に搭載されていました。
バッテリーは、車に搭載し、充放電を繰り返していれば3年以上持つのですが、充電したままの放置(在庫)は寿命を縮めます。長期在庫品は格安値で市場に出回りますのですぐにわかります。
エモーションでは、バッテリーは注文を受けてから、直接メーカーに注文します。
バッテリーは新鮮な方が良いと言っても、それほど神経質になる必要はありません。明らかに性能が劣化するのは6か月以上在庫されたものでしょう。しかし電気製品は6か月以上在庫するのは普通です。それと同じ感覚で在庫されたバッテリーは意外と多いものです。
エモーションでカオスを販売する際は、お客様から注文を受けて、それからパナソニックへ直接注文しています。なるだけ新鮮なバッテリーをお届けするためです。
音が良くなるバッテリーは、
走りも、燃費もよくなる・・・・はず!
前述しましたが、なぜ高性能バッテリーがオーディオの音質をよくするのかという理由は、アナログやデジタル信号による電流の激しい変化に、一般バッテリーよりも追従できるためです。
車の中の電装品も、現在はデジタルで制御されています。つまりオーディオと同じように、信号変化が数百万分の一秒で行われる、極めて変動の早い信号で制御されているわけです。この信号が不完全にならない為に、電流追従性の高い高性能バッテリーは、オーディオ以外の電装品にも、少なからず貢献しているはずです。
また、エンジン点火のためのイグニッションコイルは、コイルが持つインダクタンス特性から電流の立ち上がりに時間がかかります。放電能力の高い高性能バッテリーであれば、コイルインダクタンスにおける立ち上がりをよりスムーズにし、スパークプラグの電圧上昇に貢献するはずです。つまり、車の走りや燃費もよくなるということになります。
ただしこれを謳うには、数値で示す必要があり、そのためには大掛かりなテストが必要となるでしょう。メーカーレベルでは公表は困難でしょうね。しかし理論的にはそうなると言える「はず」です。
ナビの買い替え、DSPの装着、パワーアンプの装着、サブウーファーの装着を行ったら、
バッテリーをカオスに買い替えた方が良いでしょう。
時折お客様から、「カーオーディオをグレードアップしたらバッテリーが上がりやすくなりますか?」という質問を受けることがあります。
これは正しくもあり、間違ってもいます。
カーオーディオでは、サブウーファーとパワーアンプが最も電気を食います。しかしそれは音楽の状態によって電気の消費量が異なります。
例えば、ベースとかバスドラムが大きな音で「ドンッ!!」と鳴った時は大きな電力を消費していますが、ボーカルがひっそりと歌っている時はほとんど電力を消費していません。平均すれば、比較的大きな音で音楽を楽しまれる場合であっても、純正のフォグランプ一個分程度でしょう。そんなもんです。
ですからよほど高出力のアンプを大量に積まない限り、またその状態で常時大音量を鳴らしていない限り、バッテリー上がりを心配する必要はありません。
しかしクオリティは全く違います。
カーオーディオ機器の本来のクオリティを発揮させるためには、ずっと語ってきたようにバッテリーの高性能化が不可欠です。
オーディオ機器を導入したら、バッテリーをカオスに変えることは重要です。
「バッテリーが上ってしまうから仕方なく高性能なものに交換する」という消極的な気持ちではなく、「オーディオ機器の性能を最大限に引き出すために、より良い音にするためにバッテリーを変えるんだ」という積極的な気持ちで交換される方がいいでしょう。
パナソニック・カオスの注文方法
今ついているバッテリーの型番を確認しましょう。
バッテリーのサイズ規格は、かつてはJIS規格か輸入車の規格しかなかったので分かりやすかったのですが、昨今では様々な規格があり、また同じメーカーの同じ車種でも、タイプが異なると搭載されているバッテリーの規格が異なります。現在は非常に複雑なんです。
まずは、パナソニックのカーバッテリー適合検索を参照してください。
ところがカーバッテリー適合検索にも書いてある通り、搭載バッテリーの型式が突然変わったりすることもあります。
最も良いのは、ボンネットを開けて、今着いているバッテリーに記されている型式を確認することです。いえいえ、少しも難しくはありません。
ボンネットを開けると、写真のようにバッテリーが見えます。バッテリーの設置場所はボンネットの中だけではなく、ラゲッジ(トランク)の床下や、車室内フロア(床)のしたなどにあります。
どこについているかわからないときは、車を買った所の営業マンさんや、サービスマンさんに訪ねてみると良いでしょう。
バッテリーを見ると、必ず型番が書いてあります。この写真のバッテリー(カオス)の場合、赤丸の所に書かれていますね。
型番を確認されたら、エモーションの問い合わせページより、「バッテリー交換見積り依頼」をご選択頂き、必要事項をご記入の上送信してください。
また、バッテリーを見ても型番が分からない場合、バッテリーの上面を、角度を変えて2枚ほど写真を撮り、写メで送っていただけると確実です。その場合は問い合わせフォームの添付ファイルに撮影した写真を添付して送信して下さい。
お見積もりをご確認いただき、その内容でOKという事であれば、交換日時をご予約していただきます。とても簡単です。
オーディオの高音質化が可能なだけにとどまらず、走りや燃費も改善する可能性のあるバッテリー、パナソニック・カオスは、高品質、高性能でありながら、他の国産バッテリーとあまり変わらない低価格です。
2年や3年に一度交換しなければならないという、バッテリーの性質上、高性能、低価格は、選択プライオリティの上位にあると思われます。
ぜひお試しください。
TEL : 092-939-0789