[VW] GOLF7.5R 次の愛車もやっぱりゴリゴリのメタル仕様になるとです。

フォルクスワーゲン

直方市石炭記念館

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。(激遅)

今年も年明け早々からご商談に作業に忙しくさせて頂いており、10日ごろから書き出したはずのブログもこの調子。マメな更新はブログ下部にあるインスタの方を動かしていますので、良ければご覧ください。

2025年も、初めてカーオーディオするんよ。な方から、久しぶりにやってみようかな。な方まで。どんなタイミングであっても、ご依頼頂いた皆様に”やってよかった!”と言って頂けるように今年も張り切って活動して参りますのでよろしくお願い致します。

 

 

しらちゃんのオススメ楽曲

・Friday Night in San Francisco – Al Di Meola, John McLaughlin, Paco De Lucia
 192kHzkHz/24bit 1981y リリース Remaster版
スーパーギタリストトリオによるギター3本のみで演奏するライブアルバム。冒頭から白状しますがこのアルバムは、あるときのホームオーディオショーに遊び行った時にJBLエベレストで聴いた曲で完全に受け売り。Tr.01から会場の緊張感が伝わる素晴らしい録音と演奏は没入感抜群。弦を弾く音、ボディが響く音、客席の様子、全てが伝わってくる。お互い目を見て間を合わせながら1つの楽曲を作り上げるソレは楽器をやらない方でも痺れるライブ音源の名盤だと思う。

 

 

インストール車両

音の良い車でサーキット走行も楽しんでいるお客様。

昔から軽く作って音質を犠牲にするぐらいなら車のパワーを上げる。という、なんとも脳筋彼らしい選択によって選ばれた次の愛車は、フォルクスワーゲン ゴルフR。

前車はもとより、前前車?前々前車?から愛用しているカーオーディオシステムを移設しながらも、車乗り換えのタイミングに合わせて、今現在手に入る最新の優秀な機材に一部変更しながらインストールしていきます。

 

システム

[DSP] HELIX DSP PRO MK3

M's Line homepage

 

[Fスピーカー] Scanspeak D3004/664000 ×RS Audio Stream

https://www.scan-speak.dk/product/d3004-664000/
RS Stream 165-2
RS Stream 165-2

 

[サブウーファー] Carrozzeria TS-W1000RS×2

https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/speaker/highend_sp/ts-rs1000/lineup_w.php
理論と実証の積み重ねが、心を揺さぶる音を生む。

 

[パワーアンプ] Carrozzeria RS-A99X , Alpine PDX1.1000

https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/car_av/highend_audio/carrozzeria_x/rs-a99x/
パイオニア株式会社のカロッツェリア総合ブランドサイトです。

 

[デジタルダイレクト入力用USB] ECS えもすびー

Accessory - ECS
Emotional USB Audio Cable - えもすびー - カーオーディオで高音質再生を行う為に、

 

インストールと解説

ソースユニットの1つ目は純正ナビ。

純正アンプから音声信号を頂きDSPへ入力しています。

こちらのナビは、国産車の様に純正スピーカーのチープさをカモフラージュする為の”音が悪くなるエフェクト”が入っていないナビなので、スピーカー交換とDSP装着でお手軽に高音質化できる車種です。

 

とはいえ、HIFIオーディオデバイスとして製造された機械には叶いません。

お客様はAKのDAPをお持ちなので、それをDSPへダイレクト入力すべく当店オリジナル製品のECS エモーショナルUSBケーブル ”えもすびー”を装着。車両に合わせた最適な長さで、TypeC(OTG)-MiniBを制作しインストールしています。

毎日カーオーディオを触っている電線病のおっさん(ワタシ)が、

”カーオーディオで”
”デジタル伝送で”
最も音質とコスパが良いケーブルとして開発した えもすびー。

カッコ良い端子も考えましたが、耐ノイズ的に微妙だった&コスト増なので却下とし、見た目は手作り感全開。問題は音よ!音!な方向けに、安くぶっ飛びの高音質でご提供できるこの形でリリースしています。

えもすびーをご購入頂くお客様はケーブルでの音の変化に元々興味がある方も多く、他のケーブルとの聴き比べなんかもされています。ドキドキしながらレビューを聞いてみると、やっぱこれ音良いわ!価格倍違うのに!と高評価頂いています。

 

私の考えですが、カーオーディオシステムの最上流に位置するDAP-DSP間のケーブルに色付けは不要と思っています。

好みの音を作る部分は、スピーカーとアンプ、そしてアナログケーブル(RCA)でのチューニングが最適で、最上流のデジタルケーブルで色を付けてしまうと、以降のデバイスでの調整が非常にやりづらくなります。

また上流の質を上げるメリットは情報量の部分にもあり、価格も性能も高いスピーカーやアンプを付けたとしても、入力の情報量を超えることはありませんから、実はここがボトルネックになっている場合も大いにあると思います。

上流に使用する”えもすびー”は、可能な限りロスを減らし、情報量モリモリで色付けなく伝送できる事を大前提に材や製造の工夫を行っています。

 

純正ナビとDAPの切り替えは手元に設置したコントローラ(Conductor)で行います。

毎度どこにつけるか問題が起きますが、お任せorお客様と相談し決める形。

Conductorはパネルに丸穴開ければスポッと装着できるのですが、可能なら外した時に痕が目立たないように装着したいと思われる方が多いので、手間(=工賃)を抑えつつマウントを製作し、使い勝手の良いところに装着しています。

HELIXのコントローラーはConductorの上にDirectorというモデルがあります。こちらはタッチパネル式なので、表示されたところを押せば、その通りに動きます。

ConductorはLEDの光を見ながら切り替え操作を行いますので何が何と覚える必要があります。項目数は少ないですが苦手な方には、えぇい!使いにくい!となる場合があるようです。

どちらにするかは、ザックリと機械が得意or苦手で判断してもよいかもしれませんね。

しなしながら価格差でかいので悩むところではあります。

 

スキャンスピークのベリリウムツイーターはAピラーワンオフ。

振動版は1インチですがフランジがまぁデカい。慣れたもんでデカくてもベストな角度に仕込んでいます。

このツイーター、ネオジウムマグネットが6個もついています。

従来からスピーカーのマグネットを多数にする方法は存在しますが、磁力と磁場の強化により効率や感度が飛躍的に向上し、均一となった磁場によりボイスコイルが正確に動くことから歪みの低減に貢献します。

これよりハイパワーでありながら歪みづらい。なによりツイーターにエネルギーがあるとサブウーファーがより前に来るという、まさにメタラーホイホイツイーターであるわけです。

この手のツイーターは芯のある重い高音を出すので、角度や装着位置による影響が非常にシビアです。

最適な角度での装着ができれば、反射/吸音/定在波など音を変化させてしまう車内環境とは思えないほどのストレートなサウンドが聴こえてきます。

ゴリゴリ系のメタルでは、ブラストビート級のバスドラムは ”マシンガンで撃たれたかのように”  聴こえるよう作ってある曲が多いわけですが、僕の愛用しているひとつ下のグレードのソフトドームのスキャンがMP7なのであれば、これはM4A1、なんなら7.62弾のHK417級の重さで飛んでくるってわけです。

 

さらにこのツイーターの凄いところは、人によってキツイと感じるハードドーム的な独特の金属音が相当に抑えられている所。流石スキャン。

女性ジャズボーカルなんかを聴いても非常にリアルで、簡単に埋もれてしまうライブならではの緊張感を醸し出す成分もしっかりと描きますし、EDMなんかの音数の多い楽曲でもアタックの効いたキレッキレのリズミカルなサウンドなので、やっぱりカーオーディオって良いツイーターにすると大変身するよね。と改めて感じます。

結構前になりますが、当店でも”一点豪華主義”なんて名前で単体販売されている高品質ツイーターをピックアップして、現在のシステムにハイグレードツイーターを合わせる。という方法を提案しておりますが、それでうひょおおおおお となったお客様もたくさんいらっしゃいますね。

 

続いてドアです。スピーカーはRS Audioのミッドバス。ドア防振はPAC1Ver2.0です。

ドイツ車のドアは国産車と材質が異なります。鉄板が厚い硬い。

これよりカーオーディオ的メリットがあるわけですが、やっぱり防振は必要です。

当店の採用している防振材”銀のヤツ”は、重量があって分厚い防振材で止めましょう的な定説がある中で、かなり軽量な部類。

この防振材の特徴は、シンバルをカーン!と鳴らして、手で押さえて止めるあの感じ。

つまり響かなくするというよりもミュートする。響く部分を抑えるような特性を持っていますので圧倒的に全面貼りが有効。それによる悪影響がないところもポイントです。

さらに樹脂パネルにも有効で、ポイントを狙って長方形にカットしたものを数枚内張りにも張り込んでいます。内張りも相当音出しているので止めると音質が良くなります。

カーオーディオにおいてドア防振は、スピーカーが音を出す際に発生する”共振音”を強力に抑え込み、装着したスピーカーの音色をそのまま出すためのマスト作業といえるわけです。

 

ラゲッジには、W1000RSを2発。珍しく1発を横並びにくっ付けた形でのツインサブウーファーです。

その理由は1発ずつ手に入れたから。

元々10インチを4発積んでいた車に乗っていた男ですから、1発で満足するわけがないのです。

しかしながら安価なユニットでもないわけで。それなら1個ずつ付ければ変化も楽しめるんじゃないの?という事でこの形。

ツイン想定なので、箱の容量は1発用と異なる数値で製作しています。

いつも通りカプラー脱着式なので、大きな荷物を積む際は簡単に下ろすことができます。

 

ツインサブのメリットは、重くて速いというスピーカーにおいて”矛盾”したチート性能を出せる事。

重い低音が前から飛んでくるようになります。

 

このテクニックでは、本来必要とする容量よりも小さい容量で箱を作りハイレスポンスを引き出しています。

しかし小容量のエンクロにぶち込むと、超低域側の音量レベルが下がり、減衰開始の周波数にピークができるというデメリットも持っています。

ではどうするか。至ってシンプルです。

超低域側の量感が減る問題は2発である事によってカバー。ピークに関してはEQでぶったたけば良いのです。

 

数年前のサイバーからようやくサブウーファーの独立EQが搭載されましたが、カーオーディオにおいてサブウーファーの独立EQがあることは大きなメリットで、使わない手はありません。

一般的にはデカい箱を置ける場所はラゲッジとなりますが、セダンなら特に、ハッチバックやワゴンでも、耳に聴こえる頃には、色んなものが共振して、色んなものを通って耳に届きますから、増幅やらキャンセリングやらで周波数特性はガチャガチャです。ガチャガチャという表現は壊れている印象があるのでデコボコぐらいにしておきますか。

変化しまくって聴こえてくる所を上手に補正することが出来れば圧倒的に繋がりが良くなります。すると当然、より前から聴こえてくるようになります。

 

ラゲッジ床下にオーディオシステムを収納しています。

将来的に仕様変更する可能性が高いという事で、ベースボードを製作して1枚板にレイアウトしています。これによりアンプが変わった際も比較的簡単に交換できます。

今回から、固定式ナビとなった事をきっかけに、安定の高音質っぷりを発揮する、自信をもって価格以上のクオリティであると言えるフルスペック外部DSPであるHELIX DSP PRO MK3を導入しています。

 

DSPの扱いにはそれ相応の知識と経験が必要です。

当店の音響調整は、音響理論に沿った調整を行っています。

例えばフロントスピーカーのスロープは-12db or -24dbを使います。理由は正相または逆相で位相が一致するからです。ホームオーディオとは異なり、タイムアライメント(TA)を利用するカーオーディオにおいてスロープ角で位相をずらすメリットはありません。距離による時間軸のズレをTAで合わせることができれば、-12dbまたは-24dbでピタリと繋がります。

代表も僕も、音が繋がっている状態が最も音が良い。とよく言っていますが、音響調整において厳密に言っておく必要があるので言い換えます。

音が繋がっている状態が最も情報量がある。です。

クロス、スロープ、タイムアライメントを詰め、ポイントソース化できた状態は最も情報量が出ています。

しかしまだ、車内特性や(インストールによる)スピーカー特性での音の変化を補正をしていません。

ここからが本番です。

スピーカーは正面から聴いた音と斜めから聴いた音では聴こえる周波数特性が異なるので、カーオーディオのレイアウトでは左右で音の違いが生じます。ドアスピーカーの裏側から出た音がスピーカー背面の鉄板に跳ね返り戻ってくる際に発生するキャンセリング周波数は距離から計算すると500Hz前後で、ドアスピーカーの裏側の処理が甘いと500Hz前後が凹みます。25mmのTWは構造上8k辺りが共振周波数だったりでピークを持っていることがよくあり、そこを叩かないとうるせぇです。

などなど、何故その周波数が大きく/小さく聴こえるのかを検証し理解した上で音響調整を行う事が非常に重要なのです。

車内特性やスピーカー特性により崩れた部分を的確に補正する事ができれば、

その車が持つ最大の情報量何でも気持ち良く聴ける良い音に仕上げることができます。

DSPの機能をフル活用することは、結果的にそのスピーカーが持つ隠れた性能を引き出すことにも繋がりますので、費用対効果向上にも貢献します。

 

続いてエモーションがHELIX DSP推しである理由にも繋がる、どのDSPにするかを決める指標のひとつとなるお話を書いてみます。

DSPでこれだけの補正を行おうとすると、CPUにどえらい負荷がかかります。
※分かりやすくCPUと表記します。

ビジネス用途のノートパソコンで4Kの動画編集したらカックカクで作業にならない状態と同様に、DSPのCPUが悲鳴を上げると音質に影響し、あからさまに音が悪くなります。

これより現代のDSPは、その重くなる機能をそもそも搭載しない or ちかっぱ賢いCPUを載せる。のどちらかとなっており、HELIXは後者。PRO MK3は脳みそを2つ積んでます。BRAX DSPは3つです。

メーカーのaudiotec fischerの本国HPのソフトウェア紹介ページでもまぁまぁEQ入っていますので、設計時点でゴリゴリに使ってもらって大丈夫、余裕で耐えるから。みたいな設計は、当店のカーオーディオへの考え方と一致する製品であることからエモーションは今のところフィッシャー推し。

DSP PC-Tool 5 - Audiotec Fischer
Audiotec Fischer DSP PC-Tool 5

 

 

DSPで喋りすぎたのでアンプは短くなります。

A99Xは生産終了となってしまいましたが、今でも愛用されている方は沢山いらっしゃいますね。

ハイボルテージモードの切り替えやアンプゲインを上手い事調整すれば、ロックな曲であっても音離れの良いキレのある躍動感あふれるサウンドが出てくるので、長らく愛用される理由もよくわかります。

 

 

最後に音響調整を施して納車となります。

 

 

あとがき

カーオーディオを初めたての頃は、カーオーディオ予算を軽めに組む方が大半だと思われますが、カーオーディオの面白さや自分の好きな音が見えてくると、これが欲しい!というものが見えてきます。

ゴルフのオーナー様も、僕も、メタラーですが好きな音は異なります。お互いの車を聴いてお互いが”良い音しよるねぇ!”と、ブンブンヘドバンしていますが、帰る頃には、やっぱり自分の車の音が好きやな。ってお互いに思っています。(本人確認済み)

このブログを読んでいる方の中には、”みんな金もっとーねぇ”と思いながら見ている方もいらっしゃると思いますが、ボリュームのある内容の車は殆どの方が経験者です。2台目、3台目、10台目だっていらっしゃいます。皆さん好きな音を求めて投資されています。

ゴリゴリのシステムに見えても、実は5年、10年、20年使っている機材が混ざっていたりして、もはや人生の一部。

自分の好きな音が出る機材を求めて、貯金する方もいれば、僕みたいに魔法のカードで分割しまくる方もいたりして、入手方法は様々ではありますが、夢や憧れをもって製品を手に入れている方が殆どですから当店はその気持ちを強く尊重しています。

 

日常に良い音で音楽を聴ける空間がある事生活レベルが飛躍的に向上します。マジです。

子育てが忙しいを言い訳にうちにあるギター達が埃かぶっている事からわかるように、必ず使う車に良い音が出る装置が設置されている。というのがポイントではないでしょうか。

それを使おうと時間を作らずとも使える。という点がカーオーディオに投資するメリットだと思います。

30年を超えたエモーションの知識と経験は、あなたが遠回りをせずに良い音を手に入れる事が出来る近道となりますので、カーオーディオにご興味あればお気軽にお問い合わせください。

 

PS,ブログ更新の頻度をあげることは現状では難しい様子なので、1記事1記事をより充実した内容にすべく書き方を少し変えました。見やすくなっていれば良いな。

 

 

アゴヒゲ白石

 

 

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