梅雨入り寸前。
雨が多い梅雨時期は、晴れ日のアウトドアな趣味を持つ方はオフシーズンになるのでしょうか。
ワタシは年に数回来るギター熱が再来して、フレット磨きから始まり、左手指先のプニプニを鍛えております。
昔からギターの音にも強い拘りがあり、相当長らくLine6 podシリーズというアンプシミュレータを使っていたのですが、アンプキャプチャー(プロファイリング)という技術が出始めて、生のギターアンプのような動きをするプログラムから、生のギターアンプを録音して全く同じ音を出す忠実なソフトアンプが登場しました。
色々試しているうちに、オーディオと同様ギターアンプでも、キャビネット(スピーカー)の質が重要である事にも気づいて、Cab IRを重視した音作りをするようになり、飛躍的に音作りテクが向上したもんです。
良い音で練習した方が早く上達します。弾いていて楽しいですからね。
ところで、ECSオンラインショップ更新しました。
以前アンケートで、販売希望が多くありました木材販売開始します。
色々と調整してみたのですが送料の関係もあって大判は無理そうなので、バッフルサイズを最大とさせて頂く事となりました。金額の方は、ファンサービスで ”やすーしーよ!”つって、何故か僕がユーザーを代表して社長と交渉し、見事勝ち取りました。結構頑張っているつもりです。
昔々の学生時代、DIYでやっていたころはホームセンターにMDF買いに行ってカットして貰って~、とやっていましたが、今の立場になって耐水高密度MDFで作ったバッフルに付け替えた時は驚いたもんです。
ぜひお試しください。
さてさて施工ブログに戻ります。
こんにちは、しらちゃんです。
本日は、ポルシェ ボクスターS
施工写真が少なく、ブログを書いた記憶が殆どないのですが、
実はエモーション、911、カイエン、マカンと結構触らせてもらっています。
ポルシェは車両特性が良く、セオリー的部分に手を入れるだけで非常に音が良くなるので驚いて頂けます。
外装、内装のスタイルを気に入って乗っている方が多いので、見えるところはオリジナルが良いのよ。とお考えの方が多く、ドライブのお供となるオーディオに興味はあれど、取って付けた感じは嫌なので。とご相談頂く事がよくあります。
そこで今回は、純正オーディオを活かして音を良くするべく、スピーカー交換と外部DSPを使ったシステムで高音質化を狙います。
システムは、
ツイーターの性能に重心を置き、小ぶりでありながら価格以上の音を奏でる
ETON POW-16 PLUS
純正3way構成を活かしてPOWシリーズのミッドレンジも装着
ETON POW-80
省スペースで高音質に出来るアンプ内蔵モデル
HELIX M-SIX DSP
これらをインストールして参ります。
ヘッドユニットはポルシェ純正オーディオ。
一体型なので、収まり良く、内装のデザインの一部となっていますね。
DSPを用いたシステムなので、純正オーディオから音声信号を頂き、M-SIX DSPへ入力します。
M-SIX DSPはアンプ内蔵DSPですので、出力端子から各スピーカーへダイレクト接続しています。
M-SIX DSPはシートバック。
シートバックは割と余裕がある車種が多いので、この位置で邪魔になる事はそうそうないと思います。シートを倒さない限り見えないので、普段使いで視界に入る事はありません。
今回は3way構成なので、純正の音声信号を3way分に分けて出力し、6ch(6つ)のスピーカーへ出力するM-SIX DSPを採用しています。
6chのアンプを持つアンプ内蔵DSPは他社からも出ておりますが、エモーションではこのモデルをお勧めしています。理由は、HELIXのM-FOUR DSP/M-SIX DSPは特別だからです。
HELIXのMシリーズDSPは、アンプ内蔵DSPというよりもDSP内蔵パワーアンプ。
パワーアンプにDSPが付いた製品です。
殆どのアンプ内蔵DSPはDSPにアンプが付いた製品で、DSPによってデジタル処理されたローレベルの音声信号をスピーカーを駆動できるハイレベル信号にする為のアンプなので、”便利ユニット”の枠にいる製品だと思っています。
しかしながらこのMシリーズのアンプ内蔵DSPは、別途M-FOUR/M-SIXとパワーアンプ単体としても販売されているHELIXが誇る、技術の進化に感動すら覚える大変音楽的なD級アンプ技術を採用したモデルです。
要は、パワーアンプを付けたことによる音質向上がしっかり分かる製品でもあるわけですね。
ホームオーディオに凝っている方や、カーオーディオを一通り経験された方ならば、時にパワーアンプは、スピーカーよりも音に影響するという事実をご存じだと思います。音像、奥行き、余韻、全てに関わります。
それらのパワーアンプは、大型で強力な電源部を持っている事にも気づきます。デカイ、重い、電気食うはやっぱり音が良いのです。
M-FOUR DSP/M-SIX DSPはD級なので、物量から見ると比較的小さめでありながら、大型強力な電源部を持ち、自然なサウンド+駆動力を持つ、ある意味特別なアンプ内蔵DSP、もといDSP内蔵アンプということです。
ブログ書くのは初めてなETON POW。
28mmツイーターで、聴き馴染みのあるナチュラルなサウンド。どんなジャンルでも気持ち良く聴けるタイプ。
能率の高いスピーカーなので、排気音に負けずに良い音を奏でる事が出来ます。
一般的な25mmと比べると一回り大きな口径ですが、外周を攻めた構造により純正位置にも納めやすく、見た目を変えたくない方にはベストチョイスのスピーカーです。
718は、エアコングリルの上部がツイーター位置となるので、丁寧にグリルを取り外し純正位置へインストールしています。
ドアです。スーパーインナーバッフルで、ベストの位置と高さにスピーカーを設置します。
ミッドバスはドアの中へ背圧を逃がしていますが、ミッドレンジはチャンバーになっています。
ミッドバスは純正が大型バッフルである事から、当店にて密度の極めて高い耐水MDFで製作したバッフルにより、スピーカーを強固に抑え込むことができ、ポテンシャルをしっかりと引き出した取付に仕上げています。
そのスピーカーがバッフルを介してはいますが、ドアパネルに直接付いていますので、スピーカーの動きに釣られて共振音が発生します。この共振音は、ベイーンとかカーンとかパコッとかです。この異音はスピーカーが出した音ではないので、これを止めておかないと音質低下にダイレクトに繋がります。
PAC1 Ver2.0防振では、費用対効果を考えつつ、もっとも効率的に共振を止める防振プランですので、これをしておけば良い音になるとお考え頂いて差し支えありません。言い換えると、これはぜひ”やっておいてほしい工程”とも言えます。
内張りを戻せば元通り。
黒と赤のツートンにシルバーの差し色がクールです。カッコヨイ。
最後に音響調整を施して納車となります。
ETON POW-16 PLUS+POW-80は、純正位置にスッキリ収まるスピーカーでありながら、スピーカー交換したことを強く体感できるスピーカーです。
駆動力のある”アンプ”で駆動させるので、中低音に芯のある厚みが出て、高域もしっかり抜け、良く伸びています。ツイーターが純正位置であっても、細かく正確に調整できるDSP機能を使いこなせば、音像もクッキリ現れて立体感のあるサウンドに仕上げる事が出来ます。
DSPは、この様に車事情を優先した取付であっても、非常に良い音に出来るから価値があるのです。この音はDSP無しでは絶対に出来ません。
音響調整にはマニュアルはなく、車種や取付に応じて柔軟に対応できる能力が必要です。
セオリーは四角の部屋です。その中にどのように家具を配置するかはセンスが出ます。このセンスとは天性のモノだけでなく磨き上げたモノ。沢山見て、沢山経験して得た技術です。30年物です。
当店は、この調整技術を、車とご希望に応じて構成したオーディオシステムを組み合わせる事で、お客様に最も最適な、楽しんで頂けるカーオーディオをご提供しています。
スピーカー交換したら音が変わるのは何となくわかるけど、DSPを付けたらどう変わるの?をご体験できるデモカーも無料でご視聴いただけます。
多くの方にカーオーディオを楽しんで頂きたいと思っておりますので、お気軽にご相談ください。
アゴヒゲ白石
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Dr.ハシモトのカーオーディオ講座を公開中!