皆さんこんにちは、エモ親方です。
イタリアンブランド、「シンフォニ」のパワーアンプをディスプレーに装着し、
ただいま良い音を響かせています。
展示モデルは、Heritage One(ヘリテージ・ワン)
2chパワーアンプ
動作クラス:AB級
チャンネル数:2
電源電圧:9-15Vcc
待機電流:<1.2A
入力感度:0.4 – 8V
入力インピーダンス:48KΩ
定格出力 4Ω @ 12V:65Wx2
定格出力 4Ω @ 14.4V:85Wx2
定格出力 mono 4Ω @ 14.4V:300Wx1
2Ω駆動:可
周波数特性:7Hz-70KHz
S¥N比:>100dB
内蔵ヒューズ:20Ax1
寸法(WxHxD):245x40x187mm
重量:2.2Kg
価格 ¥140,000
これまで中々視聴する機会に恵まれず。
やっとお借りして視聴することになりましたが、
いや素晴らしいですね。
音の押出が強く、それでいて豊かな余韻を持ち音の輪郭がくっきりと出てきます。
音色の方向性は、中間よりもややウエットで、ボーカル系が色っぽく、艶っぽく、華やかに聴こえます。
スピーカーをカロッツェリアTS-Z1000RSに固定し、色々と試聴してみましたが、
それぞれの印象は次の通り。
グレース・マーヤ ”イパネマの娘”
Tr,1 11時の夜汽車
ブラジリアンサンバの名曲、Trem Das Onze
その邦題が「11時の夜汽車」。
最近、この曲に嵌ってしまい、
ブラジリアンアーティストによる演奏を集めまくっているのですが、
視聴はジャズシンガー、グレース・マーヤのバージョンで行いました。
イントロでベースが加わったあたりからの奥行き感が素晴らしかったですね。
デュエットの男性ボーカルが良い意味でよりくすんだ感じに聴こえる一方、
グレース・マーヤの声はより艶やかに聞こえました。
アビブ・コワテ ”MA YA”
Tr,2 WASSIVE
マリ共和国出身のシンガーソングライター
アフリカンジャスとかアフリカンポップスなどと言われていますが、
現実にはジャンル固定不能な多国籍音楽。
ギターが恐ろしく上手くて、
パーカッシブなハイテンポにギターの早引きをかぶせながら歌うという、スーパーテクニシャン。
深く、渋みのある声質をしています。
Heritage Oneを用いたシステムで再生すると、声の渋みが一層際立って聞こえてきます。
ギターの音は立ち上がりよりも余韻、音場感を強調してくるようで、どちらかと言うと雰囲気重視に聞こえます。
低音は尖っておらず、丸くふくよかに聴こえます。
アイヴォール・ポルスドッティル ”Sridges”
Tr,1 REMEMBER ME
イギリス本島の北端とアイスランドの中間に位置するデンマーク領フェロー諸島の出身。
北の僻地とも呼べる閑散地に素晴らしいアーティストがいました。
プログレッシブなサウンドに、トラッドや民謡風のボーカルが乗ってきます。
北欧の寒々とした気候の中にある温かさ、そんなイメージです。
エンヤやケイト・ブッシュなどがお好きな人にはたまらないかもしれません。
これもやはりボーカルの質感が際立っているように聞こえました。
低音に深みが増し、寂しさ、わびしさも一層際立ちます。
ボーカルの周辺にまとわりつくようなアンビエントがくっきり聞こえるようになり。
更に雰囲気が良くなったように感じました。
シンフォニ、ヘリテージ・ワンの特徴を一言でいうと、
「際立つボーカル!」
これに尽きると思います。
もちろん、ボーカルだけではなく、低音の柔らかさや刺激の少ない高音も非常に良い点だと感じます。
他にもラインナップが多くありますので、
詳しくはシンフォニのHPをご参考ください。
エモーションでは、6月25日まで展示試聴いたします。
視聴にお越しいただければ、エモ親方が様々な音楽とともに解説いたします。
TEL 092-939-0789