スズキ イグニス GOLDHORNアンプ内蔵DSPと超コスパのGZスピーカーで楽しいカーオーディオライフ

スズキ

爽やかな日々も過ぎつつあり、湿った空気を感じる日が増えてきました。

梅雨です。
髪の毛がチリチリになります。

次の休みはエアコンの掃除をしなければ!と思っていても、いざ当日になると、グテ~とソファに横たわり、ポテチ食べながらドラマ見て1日が終わります。

実に、ていたらくです。

この様な生活リズムでは、車高調が欲しくなったり、GIBSONが欲しくなったり、大三元が欲しくなったりしないので、多趣味人間としてはコスパの良い生活なのですが、体には宜しくなさそう。

アウトドアの趣味に絡めて運動再開ですかね。

やっぱり雨降りそうなので、ポテチ買います。

こんにちは、しらちゃんです。

 

さて本日は、スズキ イグニス。
コンパクトサイズで見た目以上に車内が広く燃費の良いクルマです。

今回は以前ブログでご紹介した、低価格でありながら性能が価格以上のDSP+スピーカーのセットを装着しましたのでご紹介。

アンプ内蔵DSPという括りの製品では、今日では様々なメーカーから発売されており、その中で、当店がコスパが良いと評価している製品は、音質は勿論、調整機能が充実しているかを見ています。

DSP ”デジタル シグナル プロセッサ”ですので、カーオーディオならではの問題点の改善できる調整機能はマストとなるわけですが、単にタイムアライメントがとれて、マルチ接続が出来る。だけでは当店基準では不足しています。細かい話は省略しますが、要は、 ”音を良く出来る”か”出来ないか”で判断しており、多くの商品の中から、ご満足頂ける物を厳選しています。

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エントリーモデルのスピーカーでは、各社から様々販売されていますが、純正よりはマシ程度の製品から、これは変えた甲斐があるね!と言えるほどの製品まである悩みどころの価格帯です。

スピーカーという装置自体に興味がある人には、この低価格帯で良い音を出す製品は大変興味深い物です。最低限の物量でありながら驚きのサウンドを出す為に様々な工夫が見られます。

低価格、優秀スピーカー、グランド・ゼロ GZIC165.2SPL を使いこなすためのスピーカー交換プラン
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そんなわけで本日は、

音が良く、小型で、アンプ内蔵、多機能。

GOLD HORN(GH) DSPA406

DSPA 406(GDT42)
DSPA 406(GDT42)

ストロークと構造で価格以上のサウンドに仕上げられた

Ground Zero(GZ) GZIC165.2SPL

GZIC165.2SPL
GZIC 165.2SPL

この二つをインストールしていきます。

 

ヘッドユニットは既設のKENWOODナビ。
丁度良いサイズ感なのでGHのリモコンはフェイスパネルに張り付けています。

GHのリモコンが追加となっていますが、ナビメインの使い方であればGHリモコンは固定の数字(ボリューム)にしておいて、今まで通り使って頂けます。音のみ良い音になっているという状態になるので、機能が増えたことによる煩わしさもありません。

 

アンプ内蔵DSPであるDSPA406はシートの下に設置。

GOLD HORNのアンプ内蔵DSPはエントリーモデルでありながらブルートゥース内蔵です。ですので、例えばスマホのApple musicとかSpotifyとかを契約していれば、流行り曲なんかを無線伝送で垂れ流し出来ます。

私はメタルが主食ですが、仕事柄もあり最新の邦楽/洋楽も聴くようにしています。
お気に入りの曲はデータとして購入していますが、とりあえず聴いてみる。な用途だとストリーミング再生は便利すぎるんですね。日本のヒットチャート、世界のヒットチャートのプレイリストを再生していれば、ここ最近の音楽事情はある程度分かります。

ただしBluetoothはちと厄介なところがあり、電話を兼ねているメインスマホをナビと連動させている方が1台のスマホで電話も音楽もこなそうとすると、Bluetoothの受けが2つある状態では、電波の取り合いが発生します。

ワタシは、安くて高性能な型落ちiphoneを中古で買ってDAP化し、メインスマホはナビに、DAPをオーディオ用にと2台を使い分けています。前使っていたスマホをお持ちの方はそれを活用する方法もありよりのありですね。

社外ナビであれば、スマホ(BT)→社外ナビ→GH→スピーカーでも問題なく再生出来るので、GHのBTを必ずしも使う必要はないのですが、近頃のDA車など強制プリセットEQや不快な位相操作が効いている場合は、それをスルーする為にGHのBTを使うという用途となりますので前もって準備しておいた方がよい案件です。

 

ツイーターはオンダッシュ。

カーオーディオでのスピーカーとは、装着して初めて機能する装置なので、マウントの有無で価値が変わります。例え安価で音が良かったとしても、コストダウンによりマウントレスとなると、取付費用が別途掛かってきますので、安く収まりません。

GZはオンダッシュマウントが付属し、エントリーモデルにありがちな”安い音”がしないスピーカーなので、コストパフォーマンスが高いスピーカーだと評価しています。

見た目と相談しながら、反射面から離して設置する事で環境による音の変化を最大限抑えて取付しています。

 

ドアです。PAC1 Ver2.0防振とワンオフバッフルです。
このスピーカーはホール径がデカいので、耐久性を考慮するとバッフルを製作する事となるケースが多いです。

カーオーディオの場合は、スピーカーユニット+ドアの音響加工が必要となります。

特に”本格カーオーディオが初めまして”の方は、モノ代ではない所に投資するという点が引っかかる方も多いと思います。しかしながら音響加工はスピーカーユニット以上に大切である事から、ブログでもドアの中の写真を公開しています。

車(鉄板)という響く材に囲われた空間で、音(振動)を聴いて楽しむ事がカーオーディオです。
ドラム缶を叩くと、”カーン”とか、”ボーン”とか音が出る様に、スピーカーが発した振動を拾って、ドアの鉄板が音を出します。これを共振音と呼びます。

この共振音は、スピーカーが発した音ではなく副作用的に出た音なので、音源には含まれていない音が環境により増えている事になります。

これが心地よい物なのであれば良いのですが、残念ながら普通に不快な音です。

ベースの音程がボケたり、 ”ドッ”と止まるはずが”ド~ン”と伸びてしまう、など、楽曲の製作側が拘った部分を全てマスキングしてしまいます。

この対策としてドアの音響加工、ドア防振やスピーカー裏の背圧処理が重要となるわけです。
防振材”銀のヤツ”を使って、鉄板の響く音を止め、レアルシルト ディフュージョンで拡散処理を行います。

スピーカー裏の音は、表の音と逆相の同じ音。要は、裏の音が変われば表の音も変わります。

スピーカー裏から出た音が鉄板に跳ね返り、スピーカーに戻る事がまずい。
スピーカーの裏の音と、鉄板にぶち当たって戻ってきたときの音が合致する周波数はディップ(へこみ)になります。車の場合は、鉄板までの距離から計算すると500Hz前後です。

この辺を理解した上で、ドアの音響加工を行うと、よりスピーカーがスムーズに動けるドアが作れるという事になりますね。

音に不満があるとご相談頂く車の音を聴いてみると、多くの車が500前後がへこんだ、車独特の音がしている事にも気づきます。耳の肥えている方は、周波数がどうとか数字では表現できなくとも感覚的に気づいていますので、ここを改善すると激変するポイントの1つだったりしますね。


音響加工はスピーカーユニット以上に大切である
と大きく出た言葉を用いましたが、例えば ”10万円のスピーカーをポン付け” と ”5万円のスピーカーを音響加工して取付” では、後者の方が良い音と感じる方が殆どだと思います。

どうしても、”価格=音質”のイメージから音響加工費にかけるぐらいなら、その分良いスピーカーを買う。となりがちなところではありますが、カーオーディオ製品は未完成品で、スピーカーを装着したドアもオーディオ装置の一部となります。こう考えると、手を入れる必要があると認識頂けるかなと思います。

 

スピーカー表面には、鉄板と内張りの間に音が回り込まない様に遮音スポンジを貼ります。

これも重要です。

ドア防振(デッドニング)でのサービスホールを塞ぐ理由は、逆相音の回り込み対策であるとして施工されている方は、この工程は不要と考えると思いますが、実際に試してみればすぐわかるのですが、めちゃめちゃ変わります。

低い帯域の音は音が回り込みやすい性質を持ちますが、内張りと大きな隙間がある状態で音を鳴らすと、もれなく低音がスッカスカになります。遮音スポンジを追加して、内張りとスピーカーの表面に隙間がない状態で音を鳴らすと、低音がモリモリ出ます。

キャンセリングしているんですね。

ドイツ車のドアなどが分かりやすいのですが、スピーカーが付いているインナーパネルが、樹脂パネルにより塞がっている車種であっても、スピーカー表面と内張りの間に隙間が出来ない様な構造になっています。

純正わかってるんですね。

純正は音が悪い。確かにその通り。

ですが、よーく観察すると、コストを掛けずに音を少しでも良くする工夫が入っていたりして興味深いもんです。

 

内張りを戻したら元通りです。

 

 

最後に音響調整を施して納車となります。

 

カーオーディオで音を良くするために必要なアイテム。
”高品質なスピーカー”と、”音響調整を行えるDSP”の2つです。

純正スピーカーと、社外スピーカーを聴き比べれば、音質の違いは誰でもご体感頂けると思いますが、音響調整による音質の変化は分かりにくいですよね。

当店のデモカー、黄色のオーリス君はサイバーXが付いていますので、音響調整のON/OFFでデモンストレーションしています。音像が現れるなど”目に見える変化”は勿論、車だからこその副作用を排除したことによる艶やかさや心地よさ、リアルさが体験できます。

音響調整は、非常に難しい技術です。
Drハシモトこと橋本親方は、習得までに10年は要る。と言います。

音響調整を習得するには、まずマトモな音が出ている状態にする必要があります。
音響加工(取付)があって成り立っていますので、正しい取付が出来て初めて音響調整のトレーニングに入れます。正しい取付とは、今回のブログで書いたような ”なぜ” を理論的に追求した取付を指します。

当店の調整、特にEQ画面を見れば、血の気が引くような触り具合ですが、触った全ての帯域に理由があります。全部語る事はありませんが、反射によるもの、定在波によるもの、ドアの癖、スピーカーユニットの癖、全てに理由があります。
スピーカーの癖に関しては、ここを触ると音色が変わってしまう。という解釈もできますが、エントリーグレードのスピーカーは、何かしらの悪い方の癖を持っています。製作コストの問題からです。そこを改善するという意味である事を補足しておきます。

 

さて車内空間は、音楽を聴く為の空間としては悪影響要素が多く、ハッキリ言って悪い環境です。
一方で、閉鎖空間でもある車内は、誰にも邪魔されずに音楽を聴く為の空間としては、ハッキリ言って最適な環境です。

そんなクルマで音楽を心から楽しめる良い音にする為には、アナログ的(物理的)にも、デジタル的にも攻める事が、最もコストを掛けずに良い音にする秘訣です。

アナログ的に良い音にするとは、
ドアの音響加工や、ツイーターの工夫した取付、車内の防振加工、配線の工夫などを指します。

デジタル的に良い音にするとは、
音がスピーカーから出る前の段階で音を制御して、車内空間での副作用を排除してから音を出す事を指します。

そもそも車は、片側に寄って音楽を聴いていますので、リスナーと各スピーカーの距離が異なる事からデジタル制御は必須です。
そもそも車は、片側に寄って音楽を聴いていますので、リスナーと各スピーカーの角度が異なる事から左右の音が必ず異なります。

左右独立EQを使わずに左右の音を揃えるのならば、左右でクロスポイント、スロープ等の数値が異なる調整となるでしょう。でもそれでは左右で位相変わります。散々試しまくって出た答え、

エモーションが考えるカーオーディオで良い音を出す為には、左右独立EQは必須である。でございます。

 

長々と書いてしまいましたが、取付面も、音響調整面も、どちらも大きくサウンドに影響する事を言いたかったとです。

割合で言えば5分でしょう。片方を軽くあしらう事は、トータルの音のクオリティを下げる事に繋がります。

 

当ブログをご覧の方は、技術面で音が良くなる工程が面白いと感じている方も多くいらっしゃいますので、ちょっと突っ込んだ話を書いてみました。

エモーションの作るカーオーディオは、

リアルな音

この言葉がぴったり当てはまります。

楽曲の製作者が込めた思いが伝わってくる音。グッとくる音。

ご興味あればお気軽にお問合せ下さい。

 

 

あごひげ白石

 

 

 

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