昼から車に乗ろうもんなら車内温度は高温。
DAP用のiphoneが高温注意!と言いながら止まっております。リチウム電池を高温になる場所におきっぱは寿命を縮めるので、炎天下では持ち帰りましょうね。
そんな猛暑が続く今日この頃、
車に乗る時に、一旦1分ほど窓全開で換気してエアコンMAXが早く涼しくする工夫なわけですが、私のアッシーの軽は屋根に遮音/断熱入れてるのでエアコンの効きが良くなっているので素の状態よりは遥かに快適です。
当店お客様で屋根施工した方々もそう思っているはず。
とはいえ人間すぐ慣れるんですけどね。
はよ涼しくなってほしいところです。
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は、トヨタ プロボックス。
外装カスタム車なのでドアップでご紹介。
プロボックスといえば、スピーカーはダッシュボードの上でドアにはスピーカー無し。ドア内張りの下側は全体がポケットになっている車。
カーオーディオで良い音を出そうと思うとダッシュ上はよろしくないわけで、やはりドアがベスト。今回は本来無いところにスピーカーを装着して、高音質に仕上げます。
チャキチャキの新車なので、ナビやバックカメラも取付しますヨ。
システムは、
高音質オンラインカーナビ
Carrozzeria AVIC-CZ912DC
画質耐久性抜群のバックカメラ
Carrozzeria ND-BC8ⅱ
同軸ハイレンジで気軽に本格3way
Carrozzeria TS-Z900PRS
正確さ、S/Nの高さは天下一品
Carrozzeria RS-A99X
ローエンドから抜群の解像感
Carrozzeria TS-W1000RS
D級アンプで駆動力抜群
Carrozzeria PRS-D800
のフルカロシステムで、クッキリで忠実なサウンドに仕上げます。
ヘッドユニットは説明不要のオンラインカーナビ
Amazon fireTVのセットも鉄板の組み合わせですね。サクサク動いてリモコンも感覚で操作できるので便利なもんです。
勿論サウンドの方も抜群に良い。
ナビの後ろから出ているプリアウトをシート下のパワーアンプに接続することで、サイバーナビ内臓の高性能DSPを使って車ならではの問題点を解消する音響調整を施すことでリアルで濃厚なサウンドにできます。
ナビ母艦ということで、システムもナビ、アンプ、スピーカーとシンプル構成なのも嬉しいところですね。
Z900PRSのハイレンジはAピラーワンオフ。
ダッシュボードが短いので反射面が1つ減ってよさげ。
このハイレンジ、シート下のパッシブネットワークを通っているので、1つの信号で2つのスピーカーがなっている状態です。
要は構成的には3wayだけど、2wayと同じ接続で3way化出来る、2way+SW出力のサイバーナビでも3wayに出来るという事ですね。
3wayはマルチ接続の場合、スピーカーを駆動するパワーアンプのチャンネル数も増えるので、揃えるものが多くなるという点がちと億劫なわけですが、同軸ハイレンジの登場で付属パッシブを使用すれば大きな買い足しなく3way化が出来るのでハッピーになる人続出中でございます。
そんな3wayのメリットは、ドアに装着する16/17cmのスピーカーに分割共振歪みの出ない低域のみを任せ、中域からは、その帯域の再生が得意なスコーカーに任せる事で歪みが減りクリアになる、2wayよりも低い帯域から適した角度に向ける事ができるので、音像のクッキリさや、音の繋がりが良くなり、よりリアルで濃い音になるなど音が良くなる要素が沢山あります。
ドアはアウターバッフル。
本来この部分はドアポケットで、スピーカーをつける事は想定されていない設計です。ですので工事的にはBMWのドアにスピーカーを取付する作業と近しい内容となり、そこそこ大掛かりとなります。
加工すると決まれば、出来る限り良い音になるように作りたいもの。そこでドアポケットの前半分をバッフル化し、しっかりとスピーカーを固定できるアウターバッフルを製作しました。
これで、ただ音が出る為に装着されたダッシュスピーカーとは比較にならないサウンドクオリティで音楽を再生出来る様になります。
ドア防振はPAC1PlusVer2.0
プロボックスの車両コンセプトからドアの内張りや構造はソレなので、しっかり止めておきます。通常のドア防振にプラスしてガタピシ対策も必要でしたので、鉄板と内張りの接する部分の音止めも行っています。
フロントスピーカーを駆動するのはA99X。
A99Xは、定格出力が50W×4chと出力が低いやん、と言われる事もあるアンプですが、出力の大きさ=音質ではありません。外歩いてる人に音楽を聴かせたいのなら役不足ですが、車内で聴く分には音量に上げても大丈夫。高音質は保持します。
パワーアンプの選び方は、ブログやHPでご存知の通り、パワーアンプはスピーカーとの組み合わせを考慮すると良い結果に繋がります。短所を補助したり、長所を伸ばしたりとスピーカーのポテンシャルを引き出せるかがポイントです。
カロッツェリアと言えば、ホームオーディオの派生ではなく、カーオーディオとして設計製造しているメーカーですから、ノイズと振動まみれの車の中で、如何にノイズを排除して、如何に埋もれがちな小さな信号をしっかり鳴らせるようにして。と卓上で良い音が出るアンプとはまた異なるノウハウが詰まっているわけで、大変良く出来た製品です。相性抜群のスピーカーと組み合わせれば、そりゃ良い音が出るのも納得ですよね。
ラゲッジには、カプラー脱着式にてW1000RSをエモーションオリジナルエンクロージャーを製作して搭載。
足が生えているわけですが、ダウンファイヤリング方式です。
効率良く下向きに放射するので簡単に言えば音がデカくなります。
最適な容量を狙って製作すると、25cmクラスのスピーカーではそこそこの容量が求められるので箱が大きくなります。そこでダウンファイヤリング方式にしておけば、長物をポイッと入れても、エンクロの上に物を置いても”サブウーファーを気にせずに荷物を載せる事が出来る”ので使い方によってはかなりのメリットです。
またカプラー脱着式なので、いよいよ邪魔な時は簡単に下ろす事が出来ます。
エモーションの取付は基本的に音響調整ありきで施工していますので、物理的に処理する部分、デジタル的に処理する部分を最適に振り分け施工する事で、コストパフォーマンス高く良い音に仕上げる事を可能にしています。
ただ下向ければ良いってわけでもなく、足の高さも考えつつ設置して、独立EQになったサブウーファーのEQも活用して音良く纏め、車としての利便性を極力失わずに高音質に仕上げています。
ドアの17cmではスピーカーの大きさ的に超低域の再生は苦しいので、サブウーファーに任せるわけですが、その任せる帯域の設定はスピーカーのスペックのみで判断するのではなく、ドアや車両の構造上の都合も考慮して1台1台最適に振り分ける事がポイントです。
サブを駆動するアンプはPRS-D800。
D級なので小型でありながら力持ち。
押す、止めるを正確にコントロール出来るので、音響調整が決まればサブウーファーの存在が消え、まるでドアのスピーカーの音が太くなったように聴こえます。
サブウーファーはドンスコする為ではなく、音をリアルにする為に装着します。
例えば、ライブバーでの録音なんかでは、
後ろの方に居たお客さんが立って床が鳴った音とか、グラスを置いた音なんかも聴こえてくれば、それは誰でもリアルな音だと感じますよね。
細かい所だけでなく、ヘッドホンやイヤホンと違い、スピーカーは耳と体で聴いているわけですから、圧で感じる音がリアルさを引き立てます。クラブミュージックのズンチズンチや、メタルのバスドラ、レゲェのベース音と無意識に体が動く様な躍動感が出てくると音楽がより一層楽しくなるわけです。
最後に音響調整を施して納車となります。
社外ナビを装着している方で、DSPの部分を全く触れずにナビゲーション、TVとしてだけ使っている方って圧倒的に多いと思います。
近年ではCarrozzeriaサイバーをはじめ、ケンウッドやパナソニックなどのナビにも、割と細かく設定できる音質調整機能が入っているモデルも多くあります。つまり、それが装着済みの貴方の車は、それほど投資をせずに音質向上可能な状態であるってことです。
趣味車、仕事車などであれば、社外ナビ装着率も高く、なんならトレードインの社外スピーカーが既に装着済みだったりもすると思うので、物は揃っています。ひと手間加えるだけでドえらい音が良くなったら嬉しくないですか?
エモーションは金額に関わらず、驚いて、喜んで貰える様なカーオーディオ技術をご提供していますので、始めは接続変更、音響調整やドア防振などライトな投資で変わりように驚いてもらって、当店を気に入ったら、より好みの音になるよう進化させていきましょう。
初めから、あんたんとこに任せるばい!という事であれば、価格別にオススメスピーカーを店頭デモしてますので、ご予算に合う中でお好みの音が出るスピーカー選びなどを楽しみながらご検討いただければと思います。
ご相談お待ちしております。
ところでこんなページを作りました。
音響加工を検討されている方で、なんちゃらどうちゃらって加工は、見た目ってどうなるん?と気になる方が多くいらっしゃると思ったので、加工別に過去の製作物を表示する様に作っています。
ページの特性上、スマホだとちと見にくいかもなので、padだったりPCが最適です。
ご参考にされて下さい。
アゴヒゲ白石