皆さんこんにちは、エモ親方です。
凄いスピーカーを視聴しましたのでご紹介します。
イタリア、ESBオーディオ、8000シリーズの2ウエイモデルです。2022年より日本国内での販売が開始された新登場のスピーカーですが、その歴史は古く、1975年に発足し、早くから先端技術を取り入れ、独自開発の商品を多く導入してきた歴史があります。かつて日本でも一時期輸入されていたような記憶がありますね。
エモーションで試聴した際、全員の第一声は「価格、間違っているんじゃないの?」でした。
ミッドバスの8.165が12万円、ツイーターの8.028が8万円、セット価格で税別20万円。しかし抜群の分離の良さは、オーケストラの一斉演奏、トゥッティでも、個々の楽器の音が一つ一つわかるほど。ボーカルの微妙な口の動きの違いがありありと聴きとれます。極めて艶のある質感を持ち、音に気品が漂います。バランスが良く柔らかさを持ちながら、シャープな輪郭を描きます。定位感や奥行き感の表現は比類なく。間違いなく、このクラス最高の一つだと言っても過言ではないでしょう。
このようにメーカー製の箱に入った試聴機です。
それでは、視聴音源とその感想を書いてみます。
ジーナ・ロドウイック ベストコレクション Tr,1 You Raise Me Up
とにかく透明感が凄い、ボーカルの周りに浮かぶアンビエントが声の変遷に応じて変化しているのが判ります。
感情表現が手に取るように伝わり、ボーカルの口の動きが判るかのようです。
淡々とした歌い方が特徴のジーナ・ロドウイックですが、エモーショナルを感じ取らせてくれる音でした。
ウイリアムズ オリンピックファンファーレ テラーク版
非常に古い音源で恐縮です。
このディスクは1993年発売ですので、オリンピックファンファーレの録音はそれ以前になるでしょう。
これを良くテストに用いるのは、演奏のダイナミックレンジが広い、即ちピアニシモからフォルテシモまでの差が大きく、
オーケストラの一斉演奏(トゥッティ)から短楽器の演奏までが含まれており、
しかも演奏時間が4:17と比較的短く、聴きどころ満載だからです。
ESB、8000シリーズでこれを再生するとびっくりしました。
この曲の後半でオーケストラがこれでもかと強烈なフォルテシモで演奏するのですが、
その中にあって、個々の楽器が聴きとれるかのような、そんなすごい分解能を感じることが出来ました。
まだまだたくさん試聴しましたが、くどくなりますので、このくらいにしておきます。
このスピーカー、間違いなく、これからの最注目株です。
エモーションでもデモ機を導入致します。
その際はまたご案内差し上げます。
お問い合わせ
TEL 092-939-0789
エモーション HP