花粉が舞って、鼻炎がぴえん。
春の香りを感じる今日この頃です。
衣替えの季節、
春/夏服を新調しに買い出しに行くのかと思いきや、
入口横のシーズンオフ品のセールに目がくらみ、厚手のパーカー買って物欲満足。
そして、しっかり春夏用を買い忘れるという、今年も平常運転なワタクシ。
ここ最近は、作り物が続いており、作業に没頭して一日が終わるのであっという間劇場。
ブログもあっという間に書ければよいのですが、
一応少しは読みごたえのあるように書いているつもりなので時間がかかります。
ということで、時間を見つけて更新中。
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は、
DIATONEナビ装着車のインプレッサです。
スバル車は、サウンドナビがビルドインされた車種が幾つかあり、インプレッサもその1台。
当然、音が良い車が良いから、それをご選択されたと思いますが、
コレジャナイ感 だったり、
もっと良くなるのか!? だったりで、
当店のようなカーオーディオ専門店にご相談される方がいらっしゃいます。
純正OPのオーディオシステムは、ベースグレードよりはまともの音していますが、純正OPの壁は越えれません。
そもそも論ですが、
音の出口であるスピーカーが好きな音出なかった場合、
例えハイグレードなスピーカーであっても”コレジャナイ感”が登場します。
要は、貴方の好きな音が出るスピーカーにしないと、満足しませんよ。という事です。
さて今回は、フロントスピーカーを
Morel MaximoUltra602
へ交換し、
ECSのオリジナルパッシブを用いて、バイワイヤリング接続。
ツイーターはAピラーワンオフにて、
音響的車両特性の良さを生かして高音質に仕上げます。
ということで、ヘッドユニットはサウンドナビ純正タイプ。
デフォルトでは、車種に合わせたプリセットが入っており、
垂れ流しよりは良い音ですよ。という設定になっています。
今回、スピーカーが変わったり、防振したり、バイワイヤリング接続になったり、
純正とは全くの別物となるので、触れる音響調整は全て設定しなおします。
各スピーカーが耳から異なる距離にあること。
ガラス/内装という悪影響を与える反射面があること。
ドアスピーカーの裏に、ほぼ平行な面があること。
など
車には、音を壊す要因が沢山ありますので、
1台1台適した音響調整を入れることが高音質へのカギ。
現車合わせで別物となるのです。
ツイーターはAピラーワンオフ。
Morelのこのサイズのツイーターは小型なので収まりが良く、すっきりと仕上がります。
最も良い音で聴ける角度、位置を狙ってワンオフ製作。
定位感が良く、奥行きのある濃厚で立体的な音に仕上がります。
カーオーディオが初めての方には、
定位感とか、奥行きとか言われても、なんのこっちゃだと思いますが、
1度聴けば誰でも分かると思います。
もっとも、小型のオーディオコンポや、音にも拘っているテレビでも同じ現象は起きているのですが、
住宅事情的に角に寄せて設置せざるをえなかったりと、音を最優先した設置が難しい場合が多々あって、案外ステレオ再生をまともに体験したことがない方って多いものです。
ステレオ再生の条件は、主に位相と音圧が忠実である事となりますが、
車内空間では、反射や定在波の影響により、耳に届くころには別物に変化しています。
その為、反射等を考慮し、狂いが最小となる取付を行い、
音響調整で、実際に耳に届く音が忠実な音となるようにコントロールするわけです。
つまり、適切な音響加工や音響調整を行うことで、ステレオ再生が可能となり音楽を楽しむための空間に出来るのです。
すてき!
ドア防振はPAC1 Ver2.0です。
ブログでは突然2.0とか言い始めましたが、実は結構前からテストを行っていました。
2.0では、スピーカー装着面の全面防振にプラスして、
外鉄板とドア内張り裏に、ピンポイントで数枚防振材を貼り、共振を抑える施工を追加しています。
内容的にはPAC2ライトのイメージですね。
カーオーディオでは、外鉄板よりもスピーカーを固定している内鉄板の影響が大きいため、
”コスパ良くドア防振”のPAC1。として、外鉄板はスピーカー裏の定在波対策のみでこれまでやってきましたが、
ハイブリッドが主流になった事で車自体が静かになっているからか、
音漏れが気になる。
という声が、ここ数年で特に増えてきた事もあって、手を入れる事にしました。
ドア内張りも、ドアポケット裏など音を出しやすい部分をピンポイントで止める事で、
音量を上げてもビリツキを抑える事が出来るので効果的です。
仕入れ価格が色々と上がったという価格変更せざるを得ない世の中事情もありますが、
”得るものが同じで値段だけ上がる”というのがどうも面白くないので、色々考えてテストした結果、この形になりました。
内張りを戻すと元通りです。
インストール完了後、音響調整に入ります。
当店の音響調整は、人間の耳にて行います。
反射したり、共振したり、定在波の影響だったりで狂っている音が、
何の影響で狂っているのかを判断し、修復したり、
スピーカーの限界値は何処かを理解しながら調整を行う必要があるからです。
機械調整でアナライザ上でフラットを作る事は出来ます。
しかし、フラットに寄せるがあまり、持ち上げすぎて歪んでいたり、
そもそも位相が合っていなかったりと機械調整のみでは不十分な場合が殆どだと感じます。
良くある例が、縦が繋がっていない場合。
タイムアライメントやクロスポイントを調整する際に、
ツイーターだけ鳴らして、センター出し。
ミッドバスだけ鳴らして、センター出し。
完成。 のパターン。
パッと聴いた際は、ボーカルがダッシュボードの中央辺りにいて調整出来ているように感じますが、
ミッドバスとツイーターの、音のタイミングが異なっていたり、
クロスポイントが最適ではなく繋がっておらず、フルレンジの様に聴こえなかったりで、
よくよく聴いてみると、ベースは足元で鳴っていて、女性ボーカルはダッシュボードのいる様な状態。
低い声は足元から、高い声はダッシュの上から。の様になっているわけです。
これではリアルさは出ないでしょう。フロントガラスに口元は見えません。
一つのスピーカーでは、全ての聴こえる音をクリアに再生する事が困難である為、
高音用のツイーター、中低音用のミッドバスと役割分担させているわけですから、
最終的に聴こえる際は、また一つの音に戻っている必要がありますよね。
縦が正しく繋がっていれば、
低く歌った時も、高く歌った時も、
男性ボーカルも女性ボーカルも、同じ高さに現れます。
こうなっていれば、ボーカルの腹鳴り感がしっかりと再現でき、リアルな音になります。
感情を込めて歌った声が、グッとくるわけです。
お客様のご予算や、車の音響特性(物理的問題)により、
音響加工では最適化出来ない部分を、音響調整で補正することが可能です。
その為、当店では、高精度高音質に音響調整が可能な、
外部DSPを力を入れてオススメしており、音に自信を持って御納車させて頂いております。
勿論、今回のようなナビの音響調整機能を活用する場合でも、
使える機能はすべて使い、現在の仕様で最も良い音となるように調整して御納車しています。
さてカーオーディオでは、モノだけを良くする方法は損をしています。
スピーカーにつられてドア鉄板が同音量、またはそれ以上に音を出していたり、
そもそも純正状態ではスピーカーの前後運動の抵抗となる要素があったり、
内装やドアの中でスピーカーから出た音がとっ散らかって、耳に届くころにはヒチャガチャになっていたり。
○○サウンドのグレードに装着されるスピーカーを作るメーカーも、
当然自社のブランド名を載せるわけなのでプライドがあると思います。
その車両のドアの中を実際に見てみると、
おぉ!がんばっとる!(上から目線
と感じるものも沢山ありますが、
やっぱり鉄板の共振対策までは出来ない。
スピーカーの背面処理までは出来ない。
純正OPである以上、誰でも簡単に装着できる、低コストが求められるので、そこまでは出来ません。
もし、○○オーディオ搭載車にお乗りの方で、
音色は気に入っているんだけど、もっと良くなるのかしら?
と思ったそこの貴方。良くなります。
ドアの音響加工を施工しましょう。
オーディオの音響調整を行いましょう。
これは音を作っているのではなく、
車という環境上、音が壊れている部分を正す加工なので、実際は本来の音に戻しているだけ。
良くなったと感じて頂けると思います。
現在のオーディオを活用して音を良くするやり方。
スピーカー等、好みに合わない部分を交換して音を良くするやり方。
貴方にあったプランをご提案させて頂いていますので、お気軽にご相談下さいね。
アゴヒゲ白石