お盆明けからSNS更新はそっちのけで、もくもくとインストールしていました。
加工物が多い車が続いていると、一息付いている時も作り方を考えていたりして、何とも休んだ気がしないもの。これは性格なので変えれません。
ガス抜きとなる定休日は見事に雨。ずっと雨。
中々の連日でしたが、次の休みは何と晴れ!来ました晴れ!
作業をスッキリ片付けて、リフレッシュと行きたいですね。
さて普段なら、日常の風景写真にするブログ1枚目。
コイツはファズです。スムースでクリーミーなファズを狙って回路をあれやこれや変えていますが、中々答えが出ません。ファズ沼です。
見事に出歩いていないので、引きこもり趣味のエフェクターばかりになってきました。
Master of puppetsの電撃から始まった僕のギター人生は、
どっぷりとHR/HMの世界に入り、時に3音下げまで彷徨ったのち地上に戻り、SRVやJimiの味に気づき今ココ。
昔はアンシミュなんかで音作っていましたが、現在はCabinet IRなど、DTM環境でも生アンプの様なサウンドをヘッドホンで楽しめる時代です。
エフェクターを並べてキャビシミュに突っ込んだ方が、アナログライクな音が出るもんで、久しぶりにエフェクターボードなんか作ったりして楽しんでいます。
上手くなりたいから弾くのではなく、良い音を出したいから弾く。なもんで、いっちょん上手くなりませんが、夢中になれる趣味の1つですね。
喋りすぎると、また中途半端に書いて間が空きそうな気がするので、この辺で切り上げて本題に。
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は、スバル レヴォーグの新しい奴。
当店では結構な台数を施工しましたが、ブログ書くのは初かな?
問い合わせも多い車種なので、伝えるべき部分はしっかり書いていこうかと思います。
今回は、
Carrozzeria TS-Z1000RS + TS-W1000RS
Helix C-FOUR
Carrozzeria PRS-D800
Helix DSP.3 + Director + HEC HD AUDIO USB
をインストールしています。
ドーン。
スマホライクなアイコン式で、イマドキです。
純正マルチなんて一部の高級車のみに付いていたものですが、今となっては多くの車種がそうなりつつあります。
このディスプレイの裏にあるメインユニットから、DSPに入力するスピーカー出力信号を頂くのですが、これがまた大変大変。
配線が短けぇんよ!
当然ダッシュに傷入れるわけにはいかないので、過剰と言えるほどの養生をして、沢山刺さっているカプラーをせっせと取り外し、やっとたどり着くスピーカーカプラー。
その出力から、シート下のDSPへ接続します。
これで純正オーディオからの出力を、音響調整を施したDSPを通してスピーカーへ出力されるようになるので、カーオーディオだからこその問題点を解消でき、良い音になると思いきや、、、
でました。片チャン一部逆相です。
もう慣れたもんです。
施工前から分かっている事なので、ご相談の上、
をDSPに装着し、USBにて入力できるようにしています。
こうする事でDAPとなるスマホやウォークマンをDSPにダイレクトで接続できるので、わざわざ音を悪くする片ch逆相回路を通さずに音楽をかける事が出来るので、
こら純正きかれんばい。
というレベルの違いを搭載する事が出来ます。
ほいで、その入力の切り替えは、こちらに設置したDirectorでコントロール。
ワンタッチで、純正⇔外部入力を切り替え出来ます。
ガッツリ作りこむ場合は、加工工賃を頂いて埋め込んだり致しますが、
取付は簡単に。ということであれば、極力純正パネルを加工せず、外せば跡が残らない取付方法を検討し設置しています。
ツイーターはAピラーワンオフ。
Z1000RSのツイーターは小ぶりですが重量がある為、しっかりと固定できるAピラーワンオフがお勧めです。
Carrozzeriaの製品は、”カーオーディオ”で使用する事を考え抜かれていますので、合わせて最適なインストールを行う事で、定位感のあるカッチリとした正確に再生出来るサウンドに仕上がります。
続いてドアです。
PAC1防振、スーパーインナーバッフルです。
ここ最近のスバル車は多くの車種が楕円形バッフル。
楕円形バッフルはバッフルを大きく重く作る事が出来るので、丸1発のバッフルと比べると、より強固にスピーカーを固定出来ます。
それでも鉄板に振動が伝わり、鉄板が第2のスピーカーかのように音を出して濁らせてしまうので、鉄板を防振し、共振音を出さない様にします。
当ブログをご覧の方はご存じ。当店の防振は全面張りのPAC1をお勧めしています。
結局、サービスホールから抜けてくる逆相音の回り込みを防ぐ事が目的ではなく、鉄板の共振音を止める事が目的なので、全面張りが有効です。これは以前STPの講習会でもデッドニングの枠内の話ではありますが解説されていましたよ。
ちなみに回り込みに関しては、スピーカーのフランジの上に貼る、スピーカーと内張りの間を埋める”音を吸わないオリジナル遮音スポンジ”で対策しています。
純正スピーカーを見た事がある方なら、スピーカーの表面にスポンジ付いている事をご存じだと思いますが、コストを削りまくる純正スピーカーでも、そこだけはシッカリ埋めている事が物語っていますね。カーオーディオで良い音を出すインナー取付では必ず必要です。基本です。
ついでなので書いておくと、サービスホールを塞いだ場合でも必ず必要です。
スピーカー表の音が、内張りと鉄板の隙間に回った場合、内張り自体を抜けて、位相が狂った音が出る為、スピーカーホール部から出た音と、内張りを抜けて出た音がぶつかり合ってキャンセリング等が発生し、音が悪くなります。
遮音スポンジは市販品ではなく、オリジナルのもの準備しているのは拘りがあります。
スピーカー表面や背面に吸音する材があると、”吸音材の音”と呼んでいる独特の音が出るものがあります。これが当店的には好きくない。
内張りとスピーカーの間がそもそもパッパラパーな車種や、既に必要以上にリブをカットしてある場合など、複雑な形での隙間埋めが必要な際には違うモノを使う場合もありますが、基本的にはこれです。
短所は、新品時にイカ臭い事です。
様々なノウハウを詰め込んだドアもこの通り。
見た目は変化なしですが、上記の様に色々考えながら施工しています。
ドアはインナー取付でも、他はハイエンド級。な お客様も沢山いらっしゃいます。
音も見た目も変わるのでアウターの良さは勿論ありますが、インナーでも十分に良い音になるのです。
ラゲッジにはW1000RSをエンクロージャーを製作し、脱着式でインストール。
ハイスピードでハイレスポンス、そしてローエンドがしっかりと伸びるサブウーファーは、ハイファイオーディオには必須とも言えるでしょう。
ドアスピーカーの口径の都合上、再生が難しい超低音をサブウーファーに任せる事で、ソース音源に含まれる空気感を感じれるようになり、世界が変わります。
フロントスピーカーを駆動するHelix C-DOURや、サブウーファーを駆動しているPRS-D800は、床下に設置しています。この車種は床下が広いので、システムが複雑化しても床下に収まりそうですね。
C-FOURは、BRAXアンプのコンセプトを継承したアンプと題される通り、非常にナチュラルなサウンド。
ナチュラルのサウンドとかいうと、有りがちで伝わりにくいのですが、音を聴けば、なるほど!と思います。
高性能なDSPで、音質を劣化させずに調整された小さな信号を、スピーカーを駆動できる大きな信号に増幅するのがパワーアンプのお仕事ですが、色々種類があります。
そっくりそのまま、大きくするもの。
音を引き締めるもの。音を緩めるもの。
ドライな音、ウエットな音。
フロントスピーカーの個性に合わせて、パワーアンプを選ぶ事で、より良い音になる。
という当店の考え方から、
Z1000RS+C-FOURは相性抜群。
モニタサウンドのZ1000RSに、ウエットなサウンドで非常に豊かな余韻を持つC-FOURを組み合わせる事で、より生々しい空気感が現れ、まるで目の前で演奏しているかの様な絶妙なシットリ感を持つサウンドになります。
語りかける様な歌から始まる曲を、オーディオに興味がない人を横に乗せて掛けると、まるで話しかけられたのかとビックリするリアクションが癖になる程の生々しさは、組み合わせを吟味してこそのもの。
本当の”生々しい”は、この様な感じではないでしょうか。
最後に音響調整を施して納車となります。
さてエモーション、スタッフ募集しています。
沢山のご依頼と喜びの声を頂き、やりがいのある仕事をさせて頂いている毎日ですが、需要と供給がアンバランスな為、インストーラー募集中です。
慌てて作業すると満足の行くものが出来ない世界ですので、当然、慣れの時間も準備して、自分もお客様も満足できる仕事が出来る様な環境を準備したいと思っています。
専門店というと固そうな雰囲気ですが、僕みたいな能天気マンがいる店なので明るく楽しくやっていますよ。勿論、お互いに合う合わないがあると思うので、まずは雰囲気でも味わってみるということで、少しでも気になったらメールでも電話でもお気軽にお問合せしてみてください。
092-939-0789