新型ハリアー オーディオ載せ替えと 年末年始のお知らせ

トヨタ

エモブログ、なんと12月に入って2本目。
年内最終日にして、他のやらければいけない事をほっぽって、2020年最後のブログを書き始めました。

12月は、近年稀に見る更新率を叩き出しただけあって、本当に忙しい1ヶ月でした。
時間に追われる毎日でしたが、お預かりしている車達は”どんな音になるのかな?”と楽しみにお待ち頂いていた車達。1台1台キッチリと、良い音になった!と喜んで頂ける様に仕上げる為、帰宅して風呂入って飯食って寝る時間な毎日。ブログどころか自分の時間を削ってを過ごした1か月でした。
うちは少人数高回転で回している店である事もあり、お客様にも様々なご協力をして頂き、なんとか無事に年末を迎えられた事を感謝申し上げます。

 

さて、そんなエモーション。

年末年始は、
12月30日から1月4日までお休みを頂き、1月5日より通常営業となりますので、よろしくお願い致します。

 

最後のブログは超大作になるのかと思いきや、まだ作業が残っている今日この頃。大掃除どころか普段の掃除すら後回しで過ごしていたので、サクッと書き上げて掃除の時間ぐらいは思っております。

ということで、なんか久しぶりに書く気がするご挨拶からスタート。

こんにちは、しらちゃんです。

 

今年最後のブログとなる車は、新型ハリアー。

お車乗り換えにつき、前車より
スピーカー、DSP、サブウーファーを載せ替えします。

大きな画面が良いという事で選ばれたグレードは、
ディスプレイオーディオ+JBL仕様。

すんなりとはいかず、中々癖のある作業となりました。

 

という事でヘッドユニットは
トヨタ純正 ディスプレイオーディオ の JBL仕様。

高さを抑えたワイドなモニターで、情報量を多く表示でき、運転の視界を妨げないという事で、その辺りは流石純正ナビなのですが、

サウンドは、、、残念。

良いとか悪いとかではなく、変な音。弄り過ぎ。

そんな変な音を少しでも解消すべく、ラゲッジ右側にある純正アンプより、音声信号を取り出し、DSPへ入力し、音質改善を図ります。

 

別途、その不要なエフェクトを通さずに再生する方法として、最近は新たに外部入力を用いて再生するやり方がスタンダードとなっていますので、今回もそのタイプ。

DSPの外部入力を使って、

・純正ナビ
・外部入力

の二つの入力を手元のリモコンで切り替え出来る様にしておき、それぞれに合わせて音響調整を行いインストールしています。

これにより、純正ナビでテレビを見る時も、外部入力で音楽を聴く時も、良い音で楽しむ事が出来るという仕組みです。

外部入力は、ウォークマンやFIIOなどのオーディオプレイヤーを必ず準備する必要があるわけではなく、スマホを接続する事も可能ですので、スマホをお使いの場合であれば、追加コストは外部入力を装着するための機器となります。

 

スピーカーは、前車からお使いのMorel Maximo ultra602を移設。

ツイーターは、Aピラーワンオフです。
最適な位置に、最適な角度を向けて製作しています。

ツイーターをベストな位置に装着することにより、ダッシュボード上にボーカルや楽器を浮かび上がらせる事が可能です。

勿論、見えるほど立体的なオーディオには、取付だけではなく音響調整も必要となりますが、スピーカーの取付が正しく装着出来ていれば、作った音像ではなく自然な音像が浮かび上がります。

ホームオーディオで、左右スピーカーの中心で聴けば音像が見えるのと同様です。正しい音が出ているのであれば、音像は見えます。

カーオーディオは環境上、より立体的に見えるので、そのような楽しみ方も出来ますね。

 

黒ボディは映えますね。
ドアはPAC1、スーパーインナーバッフルです。

防水ビニールを撤去したのち、しっかりと脱脂した上、更に圧着を行う。この手間のかかる作業こそ、カーオーディオインストールの基礎です。

圧着のやり方や施工時間は、車やスピーカーに合わせて様々ですが、やり方はどうあれ鉄板等の不要な音が混ざらない状態になっていればOK。強いて言うなら、当店では吸音系は基本的に使いません。

カーオーディオはドアが最も重要。土台となります。
その土台がポンコツだと上物を幾ら頑張ってもポンコツのままなので、見えない部分ですが、最も時間が掛かりますし、時間を掛けています。
最近の車は、ドアがカプラー式になっている車種が非常に多いので、ドア通線も簡単ではなくなってきているので、尚更ですね。

 

それぞれの車に合わせて、時間をかけて施工しています。

 

内張りを戻したら元通り。

見た目は変わりませんが、時間は最もかかっている。と言う何とも言えない所ではありますが、出て来る音を聴けば、やり甲斐を感じる所が変わり者の証です。

 

シート下に、MATCH  PP86DSPと、サブウーファー用パワーアンプCarrozzeria GM-D8100を設置し、
ラゲッジには、Carrozzeria TS-W2520を設置。

比較的低価格で、上に物を置けるサブウーファーということで
ラゲッジスペースを犠牲にせずに、ボーカルの色っぽさや、音楽の深みを足す事のできるサブウーファーを搭載できる事は、このW2520を選ぶメリットのひとつですね。

 

全てのインストール作業終了後、音響調整を施して納車となります。

 

 

近年の純正オーディオは、どんどん悪い方に進んでいます。

コストをかける事が出来ないチープなスピーカーが音の出口である以上、なんぼシバいても良い音にはならない事は言うまでも無いのですが、マルチにしてみたり、エフェクトで誤魔化してみたりと、もはや違う方向へ向かっていっているそのサウンドは、

“なんじゃこりゃ“という言葉がぴったり賞。

3バンド程度のイコライザーを使っても、“なんじゃこりゃ“サウンドの上からかかるイコライザーなので、何をやっても不満は解消出来ません。

 

そんな時は当店のような専門店の出番。

専門店では、お客様の希望する使い方や仕上がり、そしてご予算に合わせて、今よりも驚くほどの音質向上を行う知識や技術をフル活用して、お客様のドライブを幸せにする事が仕事です。

 

カーオーディオは、

自分が好きな音が、他人も好きとは限らない世界です。
同じ材料でも、料理人によって、天と地の差になる世界です。

つまり、お店によって全く同じメニューであっても、全く違う音に仕上がるわけです。

システムの組み立て方、インストールの仕方、音響調整の仕方。
その車、そのお客様に合わせて良い音、好みの音となるように導き出すことが出来る、引き出しの数こそが、専門店の醍醐味だと思っています。

勿論、お店によって料金も異なるでしょう。
その店を維持する費用もそれぞれ異なるので違って当然だと思います。

価格で勝負するのなら、回転を上げるしかありません。
回転を上げる為には、早く終わらせるしかありません。
早く終わらせるには、丁寧な良い音になる作業は難しくなるでしょう。

 

今の音に不満がある。
良い音、好きな音にしたいと思っている方にご満足頂ける為には、それなりの時間は必要です。

お問合せから納車まで。
機械的な流れではなく、人間味のある対応を心掛けて毎日を送っております。

 

そんな、2020年も末。
数え切れないほどの沢山の方にご依頼いただき、そして喜んで頂けました。本当に有り難うございました。

音を良くする方法を熟知している当店でも、新しいオーディオ機材が進化し続けるに合わせて、当店も最新の技術を蓄えながら進化していきますので、これからも末長く宜しくお願い致します。

 

サクっと終わらせるつもりが少し長くなりました。
作業と掃除に戻ります。

皆様良いお年をお迎えください。

 

アゴヒゲ白石

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