ここ最近は、日が落ちると寒い!
毛布被って寝てましたが、寒くて起きるので羽毛布団を引っ張り出しました。
ぬくぬく、もこもこの布団で寝ていると、まぁ起きたくない。
昼まで寝たい欲と闘いながらも無事に起床し、いつも通り店に来てブログを書いております。
さて
ETANIのデモカー試聴出来ますイベント
も盛り上がっております。
平日はポツポツですが、週末は賑わい、多くの方に試聴頂いております。
このデモカー、何が凄いって
自動調整でポイントソースがしっかりと出来ている!
ポイントソースというワードは久しぶりにこのブログで使いますが、カーでもホームでも、“良い音“には必ず存在するモノです。
左チャンネルのみで見た時(バランスをLに全振りした時)、ポイントソースはエアコンダクト付近に現れます。
スピーカーは、ドアとピラーに装着されていますが、音はエアコンダクトから聴こえる。と言った状態。
これが所謂、“音が繋がっている“ “繋がりが良い音“ ってやつです。“位相が合っている“と表現する方もいると思います。
最も、
1つのスピーカーでは構造上、低音から高音までスムースに出す事が難しい為、低音再生が得意なスピーカー、高音再生が得意なスピーカーと分け、取付や音響調整でニコイチにする事で、
エアコンダクト付近に、あたかも1つのフルレンジが存在するかの様にする。のが2way、そして3wayなわけです。
そして、その仮想フルレンジこそがポイントソースなわけです。
つまり、視界には、4つ、6つと沢山のスピーカーがあるので、さぞかし賑やかな音が聴こえてきそうな気がしますが、実際に音を聴くと、あらびっくり。
スピーカー自体からは音が出ている様には感じず、フロントガラスから音が鳴っている様に聴こえ、音像もクッキリ見え、低音から高音までスムースに聴こえてきます。
で、ホームオーディオなど、左右スピーカーの中心で音楽を聴ける環境であれば、取付や設置によりポイントソースが出来ているリスニング環境で音楽を楽しむ事が出来るのですが、カーオーディオではリスナーが左右どちらかに寄っています。
物理的に、左右同じ距離にスピーカーを設置する事は非常に困難な環境ってわけです。
そこで“DSP“の出番です。タイムアライメントという機能を用いて、各スピーカーの音の出るタイミングをズラす事で、擬似的にスピーカーの位置を動かし、まるで、全てのスピーカーが耳から同じ距離に設置されている様に調整する。
これにより、本来音源に含まれている音像や、録音環境をも再現し、人生で感じた事のない本物の音楽を比較的容易に、音量的な意味でも、人様に迷惑を掛けずに楽しめる環境がカーオーディオってわけです!
ほいで、
そのポイントソースを出現させるための音響調整というのが、初めは非常に難しい。
先生(親方)から包み隠さず、やり方を聞いたとしても出来ません。それは何故か。経験値が必要だからです。
同じスピーカーであっても、車種や取付によって、全く違う動きをするのがカーオーディオです。反射だったり定在波だったりで、波乱万丈。
そんな簡単にはポイントソースは現れません。
これが自動調整で出来ている!
んなもん、おったまげーしょん です。
3way +サブウーファーをポイントソース化するのは難易度かなり高しなのですが、凄いですね。
当店のお客様であれば、得意の音響調整にて、ポイントソース化は勿論、更に、音楽を聴いてグッとくる要素をプラスしてご提供させて頂いているので、馴染みの雰囲気かもしれませんが、この様なフルシステムを聴いた事がない方は多いのではと思います。
滅多に聴ける機会がないので、カーオーディオが好きな方はぜひご試聴ください。何ならスキャンスピークの音を聴きに来たでも良いと思います。
一応カタログはお渡ししますが、押し売りはしませんのでご安心ください。
はい
これでこの記事終了でも良いのではと思うほどの分量ですが、ここまでオープニング。
作業ブログも続けて書きますよー!
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は、ポロ!
取り回しの良いサイズ感なナイスなクルマ。
そんなポロに、前車で使用していたサイバーナビを載せ換えし、
新たに Morel Maximo Ultra602をインストールしていきます。
という事で、ナビゲーションはサイバーナビ。
メニュー画面も懐かしく感じるナビですが、今でも現役。
使えるものは、使いましょう。
オリジナルのパッシブネットワークを製作し、
フロントにミッドバス、リアにツイーターと接続する事でタイムアライメントを独立で調整出来る様にしています。
これにより、ポイントソース化が出来るわけですね。
ツイータはオンダッシュ。
タケノコマウントは絶妙な角度を向いているものの、ちと大きいのが玉に瑕。
ガラスに接する様に設置すれば,奥側に装着できますが,反射のオンパレード。定位はボッケボケ、ポイントソース化が困難になる事明白。
ということで、手前側に設置させて頂きました。
反射物が離れているので、オンダッシュとは思えない定位感とつながりの良いサウンドに仕上がります。
ドア防振はスーパースタンダード。
バッフルはカロッツェリアバッフルを小加工して取付しています。
見ての通り、サービスホールが樹脂パネルにて塞いであるので、スピーカーの裏側から出る音が、表に回り込みづらい構造になっているのはナイス。
スピーカー付近の共振を誘う部分を重点的に防振する事で、お手軽に、高音質に仕上げる事が可能です。
ドア内張りを戻したら元通り。
今回はETCの装着もご依頼頂いたていたので、ご指定位置に装着し、セットアップも済ませています。
あ、普段書いてませんが、ETCセットアップもできます。
エモーションの母体の電装部門の方で、纏めて10台分セットアップ!なんかも承りますぞ。
最後に音響調整を施して納車となります。
いつもは、ワイヤリングのクダリは端折って書いているのでアレですが、最近の車は、ドアの蛇腹がカプラー式になっている車が非常に増えました。
太めの端子であれば、割とスムーズに行けるのですが、うそやろ!?って細さの端子だったりする事も、しばしばしまうま。
トヨタ車なんかもそうなりつつありますね。
バッ直もカウルトップ取らんと通せない車もあるので、もう。。
これのお陰で、
バッ直や、各スピーカーから、それぞれスピーカーケーブルを引っ張るワイヤリング工程で、時間が掛かる車両が増えています。
通線は、しっかりとやっておかないと故障に繋がったり、雨漏りしたりと将来問題となる可能性も考えられる事から、完璧さが求められるので無理は出来ません。
焦ってするとロクな事ない部分です。
カーオーディオも車が変化するにつれて、合わせていく必要があるので、中々コツのいる仕事かもしれませんね。
とはいえ、この部分はお客様には関係ないお話。
その部分で1日かかったりとしない限り、プランの中に含まれた内容なのでご安心下さい。
どんな車でも、しっかりとインストールさせて頂いておりますよ。
そんなこんなで、ETANIのデモカーがあるウチに1つ書いておきたかったので、バタバタ書きましたが、
皆さん、折角なので聴いといた方が良いですよ!というお話でした。
あごひげ白石