半袖でも汗をかく日が多くなってきました。
太陽の下に出る機会が減っていたこともあり、
体がまだ慣れておらず、夜にはグッタリ。
キンキンのビールを楽しみに、今日も明日も頑張ろう。
やりたい事が詰まっていて
本日は、明らかに短いオープニング。
しかーし肝心の下の解説はギッシリいきますよ。
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は、新車のレクサス RX。
クールな外見と、リッチな内装がナイスなお車に
Focal ES165K2
Helix DSP.3
Carrozzeria GM-8400
をインストールしたお話です。
まずは、ヘッドユニット。
輸入車の様な純正オーディオユニットと、レクサスいつもの時計。
最近のレクサス車は、色々と近代化していて良い車ですね。
運転するのも同乗するのもナイスな感じ。
しかしながら純正のサウンドは、今一つ。
ロックな曲を好まれる方だと、ますます眠たい純正サウンド。
今回は、純正ナビを活用して
目の覚める、体が勝手に動き出すようなサウンドに変えていきます。
まずは、Aピラーワンオフから。
純正の生地を剥ぎ、糊を落として、足付けして~と、下地に時間を要するタイプです。
最適な角度、位置に埋め込んで、
スマートなデザインで成形し、生地を巻いて完成です。
ドアは、
スーパーインナーバッフル、防振はPAC1。
スタンダードになりつつある、
これはやっておいた方が良いですよ!なメニューです。
ドアの通線は、カプラー式なので、ちと厄介。
カプラーの形に合わせて、最適なやり方で通線しています。
たまには運転席目線から。
内張りを戻すと、赤が映えるクールな内装に変化なし。
出てくる音は大変身。
そして毎度中々痺れるのがこの部分。
写真を撮っていたので忘備録がてら載せておきます。
純正オーディオユニットを使って、音質アップを行うので、
純正アンプからオーディオ信号を頂きます。
さーて何処にあるのでしょう。と
在りがちなシート下やラゲッジ床下を見ても、
それらしきものが見つかりません。
OH,,こんなところに,,
センターコンソール、肘置きの下。
そうです。
タッチパッドやら、若干知恵の輪で外れるパネルやらを
細心の注意を払いながらバラして、やっと到着。
確かにデッドスペースではあるのだけれど
なんで、こんな所に置いてみた?って感じ。
フロントマルチ、センター、サブウーファーの信号を解析して
シート下のHelix dsp.3へ入力します。
外部アンプは、
トランク奥の小物入れに簡単なラックを制作してマウント。
手前にも小物入れはありますが、
こちらは普段、床下収納として使うであろう部分なので、
奥側の収納部分を選んで設置しました。
後に大型アンプに変更する可能性も含めて、
ケーブル類は少し長めに引いています。
ラゲッジ左にある純正サブウーファーも、
スピーカーケーブルを引き直してコントロール出来る様に結線変更。
この手の車は、一気にバラしてしまった方が、作業がやりやすいですね。
最後に音響調整を施して完成です。
Focalというと、クリアで美音。
そんなイメージがある方が多いようですが、ロックやメタルも実は得意。非常に躍動感のある厚い音がします。
こちらに
低価格だけれど、高い駆動力のあるD8400を組み合わせることで、
より立体で、よりアグレッシブで、定位感も明瞭。音像がクッキリと浮かび上がり、楽しくなる音の完成。
そりゃロックに合いますよね。
純正オーディオユニットが一体型の車種の場合、
フルレンジではなく、帯域制限のかかった信号が純正アンプより出力されている車種があります。
ということは、
社外スピーカーに入れ替えただけでは、その社外スピーカーに適さない音楽信号で再生される為、イマイチな結果になってしまうこともしばしば。しまうま。
これがまた、純正センタースピーカーや、純正サブウーファーがある場合は尚更で、各スピーカーとの音量バランスが狂ってしまい、これまた残念な結果になりかねません。
そこで出番よDSP。
帯域カットされた信号を入力し、自然なフルレンジになるように合成。改めて、装着したスピーカーに合う数値を選び出力する。
という流れですね。
車種によってはリア信号がフルレンジだったりするのですが、リアから聴こえる必要がある信号が入っていたりするので、時と場合で変えています。
さて当店の音響調整は、画面上で見ると、かなり触っている様に見えるでしょう。
触りすぎて音良くないんじゃないのと思う方いらっしゃると思いますが、そんなことは一切ございません。聴いて頂ければお分かり頂けると思います。
当店のDSPで行う音響調整は
”音を作っている”のではありません。
”正しい音に戻している”のです。
正しい音響調整が出来ていれば、
意識せずとも、くっきりと浮かび上がるボーカル。その右にギターが居て、左にはベース。後ろにはドラム。
目の前で演奏している様に聴こえます。
これはDSPを使って作ったから現れたわけではありません。
そのCDに、そのような情報が収録されているから現れたのです。
ステレオとは左右2チャンネルの音源です。
LとRのスピーカーから出た音が、全て同じタイミングで耳に届いていれば、必然的に中心にボーカルが浮かび上がります。
ご自宅で、十分な音量で、音楽を楽しむ事が出来る環境がある方は少ないと思います。
しかしカーオーディオは、それが可能です。
音楽を楽しむことが出来る環境が身近にあるのです。
良い音になった車で、いつも聴いている曲を聴いた時。
今まで感じた事がなかったその曲の世界に初めて気がつきます。殆どの方が感動を覚えるでしょう。
ボーカルが、意図して使う
”動きのあるビブラート”
”動きのあるブレス”
その曲の本当の味はこれからです。
車という環境を上手に使い、音楽を楽しめる環境を整えると、人生も明るくなります。
カーオーディオの素晴らしさ。多くの人にひろめたい。
ご興味あればお気軽にお問合せください。
アゴヒゲ白石