サブウーファーについて、その1、選び方とアンプの組み合わせについて。

サブウーファー

JUGEMテーマ:車/バイク

 

 

皆さんこんにちは、エモ親方です。

 

エモーションでは、8月10日から8月15日までがお盆休みです。

 

ショップとしては少々長い休みですが、

 

少人数故、交代要員がおらず、またみんな暑い中必死で頑張ってきましたので少しだけ勘弁してあげてください。

 

 

さて、今日はサブウーファーについて少し語って行きたいと思います。

 

とは言え、語れることが山盛りありますので、少しずつ書いていきますね。

 

 

サブウーファーの効果は、何も低音の増強のみにとどまりません。

 

音場感やリバーブ感にも大きな影響を与えています。

 

そのあたりは、エモーションHPコンテンツ「サブウーファーを高音質で鳴らす極意」をご覧ください。

 

 

サブウーファーは、低音専用スピーカーです。言うまでもありませんけどね。

 

低音専用故に、ハーモニクスをあまり再生していません。

 

ハーモニクスとは「倍音」の事で、これが音色を決定しています。

 

という事はつまり、サブウーファーには音色が無いという事を意味します。

 

では、サブウーファーを選ぶ基準とは何なのか。

 

それは「鳴りっぷり」だと思います。

 

 

サブウーファー鳴りっぷりを、私は3つのタイプに分けて考えています。

 

 

・重低音型

・リズム感型

・ハイスピード型

 

重低音型は、重く低い低音を得意とし、柔らかく丸い感じの印象があります。

 

リズム感型は、歯切れがよく、音が締まっていて、硬くとがった感じの印象があります。

 

ハイスピード型は、上の二つに比べるとエネルギー感は乏しいのですが、低い重低音を鳴らしながらもフロントスピーカーへの追従性が高く、低音を、よりフロントに定位させやすくなります。

 

 

ここで、2万円台の低価格サブウーファーに限定し、私が「これは優秀だ」と思うものを、ご紹介すると、

 

 

 

重低音型の優秀低価格SW グランドゼロ GZUW-10SQX

 

 

 

 

 

※7月より、43,000円に値上げされました。

 

 

 

リズム感型の優秀低価格SW ロックフォードフォズゲート P2D2-10

 

 

 

 

 

ハイスピード型の優秀低価格SW JLオーディオ 10W0 V3-4

 

 

 

 

まぁ、このように分けて考えます。

 

これに、エンクロージャー(ウーファーボックス)の容積を調整して、硬くしたり柔らかくしたり、重くしたり軽くしたりするのですが、

 

エンクロージャーの説明は、またいつかやりましょう。

 

 

重低音型、リズム感型、ハイスピード型の、どれを選ぶかは、はっきり言って好みの問題です。

 

好きな音楽ジャンルに合わせるというのではなく、どんな低音が好きかという視点から選んでいただければいいと思いますよ。

 

 

 

次に、どんなアンプを組み合わせたらよいかというお話に移ります。

 

 

サブウーファーは、ハーモニクスをあまり再生していませんので、音色はほとんどありません。

 

従って、必ずしも高価なハイエンドアンプを持ってくる必要はないと思います。

 

ただし、エネルギーを多く必要とするため、電源利用効率の高い、D級アンプ(デジタル増幅アンプ)を用いるとよいでしょう。

 

では、「D級アンプの方がサブウーファーには向いているのか」と考えそうですが、ここが誤解を生みやすいポイントでもあります。

 

十分なエネルギーを発揮できるアンプであれば、必ずしもD級が良いというわけではなく、AB級アンプでも、駆動力、パワーのある物であれば、充分に鳴らすことが出来ます。

 

とは言え、AB級は電源利用効率がD級よりも悪く、熱となって逃げる電力が50%ほどあります。

 

従ってAB級アンプでハイパワー、高駆動力を発揮させようとすると、電源部も大きくなり、放熱のためのヒートシンクも大きくせざるを得ません。

 

これは即ち、価格が高くなることを意味します。

 

従って、D級アンプの方が、より安く済むという事も言える訳です。

 

 

エモーションで、低価格サブウーファーを駆動するのによく用いるのがこのアンプです。

 

 

カロッツェリア GM-D7100

 

カタログプライスで僅か20,000円

 

出力は、1Ω接続時に700W

 

低価格なサブウーファーを駆動するには十分すぎるスペックです。

 

実際に輸入物の5万円クラスと比べてみても、明らかにこのアンプを用いたほうが良い場合が多く、

 

低価格サブウーファーシステムでは、もはや一択と言えるのではないかとすら感じております。

 

 

ところが、このGM-D7100では太刀打ちできない場面も多々あります。

 

それは、耐久入力の高いサブウーファーを用いる場合です。

 

 

米国製のサブウーファーであれば、耐久入力が高いとは、即ち高価格という事になりますので、

 

高いサブウーファーを用いる場合は、GM-D7100では役不足になりやすいと言えます。

 

一方で、国産のサブウーファーは、高級になるほど、ハイスピード性が強くなります。

 

これは必ずしも高耐久入力であるとは言えません。

 

従いまして、国産高級サブウーファー、例えば、カロッツェリアのTS-W1000RSとか、ダイヤトーンのSW-G50などの場合は、

 

GM-D7100でも十分行けます。このあたりの誤解が無いようにしてください。

 

 

 

海外製、特に米国製のサブウーファーは、大きな低音が出せることが品質の目安となっています。

 

つまり高価なものほど、低音が大きく出せるような設計になっているという事になります。

 

そういうものは当然乍ら耐久入力が高く、ハイパワーアンプとの組み合わせを前提に作られています。

 

また、耐久入力が高いという事は、ボイスコイルが太く、巻き数も多いため、振動系重量も大変重たくなります。

 

その為、オーバーストローク(動き過ぎ)を防止するため、非常に硬いダンパーが用いられています。

 

コーンを手でおしても、動かすのに結構力がいるでしょう。

 

例えばこういうサブウーファーです。

 

JLオーディオ 10W7AE-3

 

 

 

 

 

そういうサブウーファーには、4Ω時1000W以上のハイパワーアンプの使用がお勧めです。

 

 

ロックフォード・フォズゲート T1500-1bdcp

 

 

4Ω時1000W出力できるパワーアンプです。

 

最低でもこのくらい必要となるでしょう。

 

 

高耐久入力のサブウーファーに、ハイパワーアンプと言う組み合わせは、一見「ズンドコサウンド」に思われがちですが、さもありなん。

 

高耐久入力ゆえ、非常に硬いダンパーを持つサブウーファーは、動かすことさえできれば、低価格なサブウーファーよりも遥かに正確な動きが出来ます。

 

従って、非常に信号リニアリティーの高い、平たく言えばリアルな低音が出せるサブウーファーだという事も出来るわけです。

 

もしご予算に余裕があれば、より良い音を再生するために、スーパーサブウーファーにハイパワーアンプと言う組み合わせも、充分ありだと思います。

 

 

 

また、国産のサブウーファーは、ハイスピードタイプでありながら、より低いローエンドを狙ったものが多いため、割と低出力アンプでも鳴ってくれます。AB級アンプとの組み合わせでも十分でしょう。

 

代表的なのは以下の二機種でしょうね。

 

 

 

ダイヤトーン SW-G50

 

 

 

 

 

カロッツェリア TS-Z1000RS

 

 

 

 

ブリッジ4Ω接続で200W以上出せるアンプであれば、充分鳴ってくれます。

 

そういうアンプはたくさんあるので、敢えてご紹介しませんが、

 

4chアンプの2chをブリッジにして使うとか、低価格なD級アンプを用いるとか、色々と考えられますよね。

 

だったらご予算に応じて選ぶのが一番だと思います。

 

 

 

サブウーファーの選び方と、アンプの組み合わせ方について、簡単に書いてみました。

 

上でもご紹介しましたが、

 

詳しくは、エモーションのHPコンテンツ「サブウーファーの極意」をお読みください。

 

本当にこってり書いてあります。

 

 

次回、またサブウーファーについて書く機会があれば、エンクロージャーについて解説したいと思います。

 

お楽しみに。

 

 

 

エモ親方

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