日中は半袖で丁度良い気温となり、夏前の快適シーズンですね。
公園に行くと、ウォーキング、サイクリングと風を感じながら体を動かしている方も多く、こら俺も運動せんといかんばい!と感じます。
最近はご無沙汰ですが、トレッキング(山登り)も再開したい所です。
朝はよ起きて、ヒィーヒィーゆうてと、決して楽な運動ではないのですが、日常を忘れる景色と、下界では感じる事の出来ない空気を味わうと、それはそれはリフレッシュできるものです。この”日常を忘れる事が出来る趣味”って、かなり効くと思ってます。
僕も含め皆さんからすると、オーディオが日常を忘れる趣味である方も沢山いらっしゃると思うので、我々は日常を忘れる程の、音楽に没入できる”グッとくるサウンド”に仕上げて幸せになれるよう頑張って参ります。
こんにちは、しらちゃんです。
本日はスバル インプレッサ スポーツ。
年式によって姿形を変えますが、インプレッサの名を持つ車はオーディオも得意だったりします。
ドア(車体)の剛性が高いんですね。
剛性が高くても、やっぱりオーディオ的基礎工事は必要です。
車である以上、音を悪くする共振が必ず発生しますので、ドア防振にて共振を止めてあげれば大変身。あっと驚くサウンドに仕上がります。
今回ご選択頂いたFOCAL K2POWER EVOのKXモデルは、FRAKという名のアルミ/マグネシウムコーン 32mmツイーターとなりました。
モデルチェンジにより仕様変更となっておりますが、K2Pは相変わらずロックやジャズ、ブルースなどのバンド物を気持ち良く聴けるスピーカーであるという認識は変わりありません。
さて、そんなスピーカーを採用した今回のシステムは、
カロッツェリアの高音質オンラインナビ
AVIC-CZ912-3-DC
新型へ生まれ変わった黄色のスピーカー
FOCAL ES165KX2E
本当にD級動作かよ!信じられん。
HELIX M-FOUR
になります。
ヘッドユニットは、サイバーDCモデル7インチ。
もう見慣れた画面ですね。
DCモデルなので、ネットに繋がります。
定番セットのFire TV stickを装着して、ストリーミング再生が可能です。
ストリーミング再生は、例えばアマゾン/アップルミュージックなどを契約してログインしておけば、最新曲の垂れ流しや、公式や誰かが作った”ジャズ”とか”ブルース”とか”ロック”とかのプレイリストから往年の名曲達を聴く事が出来るので、とても便利です。契約するサイト/アプリによって音質や曲の数が異なるので、色々と試してみると面白いと思います。
動画も再生出来るので、同乗している家族や友達がドラマ見るのも良し、映画見るのも良しでございます。長距離ドライブには必須とも言えるかもしれません。
個人的に思う車内オンライン化の最大のメリットは、まだ着かんと?あと何分?攻撃をサクッと回避出来る事です。
フォントサイズをこのぐらいで言いたいほどのナイスなポイントです。
一般的には、キッズチャンネル作戦は最終手段の様ですが、あごひげパパはすぐ見せます。すぐです。ダメパパです。
何万回も見たア〇パ〇マンのパペット人形のYouTubeも、高音質で見ると、新しい発見があるかもしれませんね。
FREKツイーターは、オンダッシュマウント。
前モデルと同様、”X”が付く方のグレードはツイーターの口径が一回り大きくなるわけですが、今回のモデルから、Xが付く方はモノが違います。別物です。
Fs180Hzってマジでいいよるん?って感じで、スペックシートには”フルレンジツイーター”と記載されており、フルレンジなん?ツイーターなん?って感じですが、非常に良く出来ています。
下が出るから低クロスにする。という安直なものではないのですが、カーオーディオにおいて、ツイーターの下が出るという性能は大変メリットがあります。同じ4KHzで切っても、減衰中のクロスポイントより低い音が異なります。要は音が繋がりやすくなるわけです。
LINEカーオーディオ講座にも書いていますが、音の繋がりが良い状態とは、
[音源]フルレンジ
↓
(ツイーター)高域
(ウーファー)中低域
↓
[聴こえる時]フルレンジ
の流れが正しく出来ている状態を指します。
”言葉”と”実音”の一致が難しい世界ですが、生々しくリアルな音、グッとくる音にする為に、オーディオを取付調整する際には知っておかなければならない知識です。
これ例えば、ウーファーとツイーターが別ブランドだったとしても、音の繋がりが良く、ポイントソースがクッキリ出来ているのなら、全く問題ありません。
このKX2Eのように、素材が異なるスピーカーの組み合わせであっても、大変魅力的な音になるという事です。
続いてドアです。
ドア防振はPAC1PlusVer2.0、バッフルはワンオフのスーパーインナーバッフルです。
スバルのドアは、冒頭で書いた通り剛性の高い車種が多いので、カーオーディオ的メリットがあります。
スピーカーのコーンは前後運動するわけですが、ドア鉄板の強度が無く、スピーカーごと一緒に前後してしまう状態よりも、スピーカーをしっかりと保持し、コーンのみ正確に動く方が音が良い事は、想像に容易いかと思います。
強度はあっても、共振はバリバリにしていますので、当店の銀のヤツを圧着し、ベイ~ンという異音を抑え込みます。
スピーカーは、超高密度耐水MDFを用いて製作したワンオフのバッフルに固定します。
バッフルは考え方が大きく反映される部分で、材の選択から変わってきます。
折角、スピーカーの音のみが聴こえる様に鉄板の共振を抑えたのに、バッフルが響いては元も子もないですから、当店では、内部損失の高い(てめぇが響かない)音響特性の良い材料を使用しています。そして耐水です。車のドアの中は雨水や洗車水が入りますから、耐久性は考慮しなければなりません。
1台1台製作しているワンオフ製作ですので、厚みや形状の調整、背圧のコントロールなども可能となり、その車、そのスピーカーに最適なマウントで仕上げます。
PAC1Plusなので、ドアの内張りも防振、共振止めを施します。
車は、響く部品の集まりなので、スピーカーの音に釣られて一緒に響きまくっています。
音楽を再生していると、案外同調して、
コイツ、音を出してやがる!
と気づかなかったりするのですが、いざ止めてみるとすぐ分かります。
鉄板と異なり、相手がプラスチックになると、はがれやすい防振材があったりするのですが、当店の銀のヤツは両用です。樹脂パネルに覆われた車でも、しっかりと密着し、異音となる響きを抑え込みます。
ドアをくみ上げて元通りです。
黄色いコーンは光を当てずとも見えるので、品よくやってる感がありますね。
シート下にはHELIX M-FOURを設置しています。
このM-FOURは、M-FOURにDSPをくっつけたM-FOUR DSPがある様に、HELIXの自信作だと思います。
D級動作ですが、駆動力/制動力のあるAB級の様な大変自然なサウンドで、当店でもかなりの数をつけており、多くのスピーカーにマッチします。
今回のモデルチェンジしたKX2Eは、駆動力のあるアンプで大化けするタイプのスピーカーですので、組み合わせ的にも相性の良いアンプとなります。
この相性の良いパワーアンプの選択とは、駆動力、制動力など”アンプの特性”のみで判断すべきではありません。
例えばスピーカーが我がで止まれるユニットだった場合、高級なDFの非常に高いアンプを持ってきてしまうと、締まりすぎて深み不足なカチコチサウンドになってみたり、反対の組み合わせだとダッフンダッフンの止まらない締まりのない音にもなり、コレジャナイ感に溢れます。
組み合わせを考慮した、スピーカーと相性の良いアンプを持ってくることが出来れば、比較的お手頃価格のアンプであっても、アンプって要るんやね!と付けて良かった感溢れるサウンドに仕上げる事が出来るわけです。
初めからクオリティの高いサウンドを目指す際は、パワーアンプでスピーカーが別物級に化ける組み合わせをご提案いたしますが、必ずしもスピーカーを変えたら同時にアンプ付けないかん。というわけではありません。
サイバー完結型であれば、内臓アンプでも音は出ますので、まずは内蔵アンプで試すのも手です。
内蔵アンプシステムでご自身の”いつもの曲”を聴いてみて、もっと中低域の深みが欲しい、締まりが欲しい、もっと音離れの良いカッチリした音にしたい、などの理想が見えてから、そのサウンドになるアンプをチョイスすれば、”面白さ”と”理想が現実となる満足度”を得る事が出来ると思います。
音は好みと言われますが、
人は、甘いものは甘いと感じますし、辛い物は辛いと感じます。
甘党か辛党かは好みですが、甘いか辛いかの認識は共通です。
要は ”良い音”という感覚の中で、好みを除いた”誰しも共通する部分”があるのです。
当店では、この部分から選んでいます。
数あるパワーアンプの中から、価格とサウンドクオリティ、そのスピーカーとの相性などから、誰がどう聴いても良いと感じるものを厳選してご提案しています。
アンプゲインもそうです。オシロ当てて決める事も大切ですが、本当にそのゲインが最も良い音なのでしょうか。もっと下げた方が良いのでは?もっと上げた方が良いのでは? ゲインでも大きく変わる世界です。
最後に音響調整を施して納車となります。
カーオーディオは知恵と工夫。なんて言われますが、1つ触れば音が変わる相手に対して、どのようにアプローチをしていくのかがポイントです。
目的が、音の変化を楽しむ事。なのであれば、深い事を考える必要はないと思いますが、目的が、音を良くする事。なのであれば、遠回りせずに音質向上させたいものです。
遠回りせずに良い音にしていく為には、
なぜドア防振が必要なのか。なぜ全面なのか、なぜサービスホールを埋めるだけなのか。
ツイーターの取付では、なぜAピラーなのか、なぜミラー裏なのか。
バッフルに用いる材は、なぜ木なのか、なぜ金属なのか。
新たに電子機器を取り付ける際のアースは、何処に落とすのか。
など、ついてさえいれば、とりあえず音は出る状況の中で、最善の選択の積み重ねこそが、人がアッと驚くサウンドになります。そう仕上げる為に知識が必要となってきます。
この知識とは、偉い人が言ってた。という何の根拠もない知識ではなく、電気学的に、物理学的に ”誰が何というとそうである”ところから裏付け出来る知識を指しています。
当ブログをご覧の皆さんは、その知識に当たる事や、それを実践して体感できる所もカーオーディオの面白さだと感じている方が殆どだと思うので、エモーション公式LINEにて、復活!Drハシモト カーオーディオ講座やろうや!と親方に言って始まったという流れもありますね。
親方も物書きが好きな人なので、構成考えていたりして、ペースよく更新していこうと盛り上がっています。おっ始めた後に、まぁまぁのランニングコストが掛かる事に気がつきましたが、どうにかなるでしょう。
そういうわけで、
プロに任せるよ。とお考えの方はこちらから
自分でやるのが面白いとよ。とお考えの方はこちらから
どちらにしても、車で良い音で音楽を楽しみたいと思う気持ちは同じですので、これからも、カーオーディオファンの皆様に喜んで頂ける様に活動していきますので、よろしくお願いします。
あごひげ白石
エモーション公式LINEにて、
Dr.ハシモトのカーオーディオ講座を公開中!