私は花粉症。
チーフも花粉症。
天気の良い日は気持ちの良い風が吹いてGood Day!
と思いきや、困った季節です。
うんうん分かるよ。と思う方はソウルメイト。
目カイカイと鼻グシュグシュと戦いながら元気に頑張りましょう。
餅は餅屋という事で、耳鼻科でもらった鼻シュッシュかまして作業中。
こんにちは、しらちゃんです。
本日は80ランクル。
角目がクールなランドクルーザーです。
80はドアの前方中央付近にスピーカーホールがありますが、モノの見事にダッシュにかかる位置。
年式が経っていることもあり、純正オーディオではまともに音楽を再生する事は出来ず、車はとても気に入っているけれど、音は不満だ。と思っている方も多いのではないでしょうか。
純正位置に収まるスピーカーに変えたとて、サイズ的制限が大きく、車はデカイのに音は小さい(チープい)現象が起きるので微妙。
ではポケットのあるドアの下半分をボッコリ作り替えるか。というと、今度は手間(工賃)が中々かかる。
間を取って、デザインは手早く仕上げれるものとさせて頂き、音質とコストを優先したアウターバッフルを製作しましょう。という事になり、今回は不便な部分を最新化しつつ、費用を抑えて高音質に仕上げます。
システムは、
ナビゲーションは超高音質になりました
Carrozzeria AVIC-CZ912ⅲ
スピーカーはジャンル問わず絶妙バランス
MOREL TEMPO ULTRA602 mk2
ナビとスピーカーのシンプルな構成ながら、
デザインも費用も出来るだけスマートにインストールしていきます。
最新化したナビゲーションは、3型サイバーナビ。
日が落ちた時間に、”carrozzeria”がフェードアウトするタイミングでシャッターを切ったので画質が荒く見えるパターン。実物は高画質です。
フラット画面の今モデルは、どんな車種にも喧嘩せずにスッキリ付くところが素敵。
ところが80系の喧嘩する所は、表出なく裏側。クッソ狭い。悩みどころその1。
エモーションでは、誰が見ても後から作業しやすいようにナビ裏は極力スッキリさせているのですが、内臓アンプ仕様となるとスピーカーケーブルもそれぞれ引いてきたりして、そこそこ増えます。
ムリクリ入れても碌な事ないので、可能な限り整理して収めています。
TEMPOツイーターはベストアングルマウント改。
80のピラーは生地が見えるのでAピラーがあるのかと思いきや、鉄板に直張りの生地。悩みどころその2。
整形は良いにしても、モフモフの上に両面テープでの保持は無理なわけで固定方法が相変わらず難しい。
ということで、ピラー自体とウェザーストリップで挟まるベースを製作し、その上にツイーターマウントを製作しました。
80はダッシュボードの傾斜がきつい車でもあるので、音質的にも見た目的にもこの位置はベスポジの1つ。
ちと手間が掛かりますが、視界に入る部分でもあるので、可能な限り違和感なく収まる様に製作しています。
ドアです。
〇の部分が純正位置で、今回は下側に移設。
いつもの様に銀のヤツでドア防振と、スピーカーの背面に拡散材であるレアルシルト ディフュージョンを貼っています。
スピーカーは表からも裏からも音が出ますが、裏から出た音は外鉄板に当たってスピーカーに跳ね返ります。
計算式は省略しますが、極端に厚みのある車や薄い車は除いて凡そ500Hz前後でキャンセリング。
スピーカーホールを覗いて見える範囲に貼り、やっと和らぐ程なので、デッドニングキット等の小さな吸音材を貼っていても不十分です。ここはしっかりやっておきたい所。
また、この部分。
ぼっこり吸う吸音材を貼ると、表の音に影響します。
チューニングとして、どの周波数を吸って、どう変わるのかを理解した上で使うのであれば問題ありませんが、様々なサイトに書いてあるから、、という理由で適当に貼ると、良くするつもりが音がおかしくしているかも。吸音材の取り扱いは注意が必要です。
当店が長らく採用しているのはディフュージョンは拡散材。
音を散らす事が目的の製品です。
吸わせるのではなく、跳ね返ってスピーカーの動きに影響する成分を消すもの。
耐水性に優れ、音響学に沿った扱いやすい安全安心の製品です。
くみました。
大変シンプルなバッフルですが、内張りのラインにピシャリ合わせているので、違和感は出ていないと思います。
カーオーディオはドアスピーカーが命。
ドアスピーカーを軸として、上にツイーター、下にサブウーファーとくるので、共振していたり、ドア内で破綻していたりすると、しっかりと音が繋がらず、ツイーターがチキチキと耳に付いたり、サブがブンブン暴走したりするわけです。
EQでぶっ叩いたり、聴きやすい音を基準にクロスポイントを選んだりすると、大切な情報量も一緒に削っている事になるので、やはり音響加工は大切。仕上げの音響調整に繋がる奥が深いポイントのひとつとなります。
”オーディオ”という括りで言えばスピーカーはパーツであり、箱に入れて初めて形になります。
店頭のディスプレイで聴いた音と同じ音を車内で楽しむ為には、正しい音響加工が必須となるわけです。
最後に音響調整を施して納車となります。
サイバーの3型ナビ、良く出ています。
今でも音が良いと思っているサイバーXの具をノーマルサイバーに押し込んだことで、一般的な価格のナビを買う感覚で、音がとても良いナビが手に入るという時代。
例えば、お車乗り換えの方で、
前は7インチのサイバー使っていたけど、新しい車は9インチが付く。
というケースでは、3型のサイバー9インチに変える方が圧倒的に多いです。
やはり、7から9となると、明らかに画面が大きく、同乗者へのエンタメ性からナビの見やすさから、大は小を兼ねるわけで、更に”-3″なんてビックマイナー感を微塵も感じない品番でありながらサウンドは激変ときたもんだ。買ってよかった満足度が高く、運転しているだけで良い気分になりますね。
大画面ナビは他社にもありますが、サイバーの良い所は、
スピーカーをマルチ接続できて、音響調整機能もほぼフルで入っている所です。
通常のスタンダードモードの結線とは異なる、我々が使うネットワークモード用の結線を行い、ツイーターとミッドウーファーのクロスポイント/スロープであったり、正しいタイムアライメント入力だったり、左右独立EQであったりを入力する事で、ポン付けとは全く異なる別物のサウンドに仕上がります。
この点は、専門店でナビを買うメリットとも言えるかと思います。
結局、結線方法から異なるので、オーディオする。ナビを買う。この2つを決めているのであれば、例えば価格差から他店様でご購入/取付したとしても、ウチでまたもや結線の変更費用(取付費用)が掛かるため、遠回りしている事になりますね。
さて、このブログを見てくださっている方の中には、
新旧問わず、サイバーは付いてるけどスピーカーは純正なんよね。
という方もいらっしゃるかと思います。
そら朗報!
DSP機能のないナビであったり、交換できないタイプのナビ装着車であったりすると、ナビを変えるとか、外部DSPを装着するとか、スピーカーをコントロールする為の機能を持った機器を準備する必要がありますが、
900系以降のサイバーであれば優秀なDSPを内蔵していますので、2way+SWまではコントロールできます。それほど費用掛けずに良い音にできますよ。
俺のKENWOODなんよ、、俺のアルパインなんよ、、俺のパナソニックじゃ、、
大丈夫です。
バイワイヤリング接続という魔法の接続を行えば、マルチが出来ないナビであってもコントロールできるようになるナビが多数存在します。
時間的余裕だったり、ブログのボリューム的に問題であったりで、ココにはそれほど書いていませんが、これも結構な頻度で施工しているメニューです。
少しずつ楽しむのも良し、一気にドカンと行くのも良し。楽しみ方は人それぞれです。
今お使いのものを最大限活用して、良い音に仕上げるのも専門店の技。
貴方の好みの音色を持つスピーカーの予算に振ってみたり、予算を抑えた中でスピーカーを選び、音響加工と音響調整を行えば、それはそれは世界が変わるサウンドに変化しますので、日常が豊かになる事間違いなし。
毎日良い音で好きな音楽を聴く。
毎日温泉入っている様なもんで、気持ちのリフレッシュになりますよ。
ご興味あればお気軽にお問合せ下さい。
アゴヒゲ白石