安くて音が良いDDCを発見!これは流行る。

オーディオレビュー

皆様明けましておめでとうございます。
今年も何卒よろしくお願い致します!

と例年通り、2024年もスローペースで始まった、しらちゃん執筆のエモブログ。

年始から早速忙しくさせて頂いており、纏まった写真を撮れずしてブログの方は進みませんが、インスタの方は更新しているので、ちゃんと仕事しとんかい。と思った方はそちらをご覧下さいませ。

 

さて2024年1発目、作業ブログにしようかと思っていたのですが、去年の後半に発見したぶっ飛び製品の車載テストを終え、これならオススメ出来るだろうという事で、皆さまにご紹介出来るようになったので、こちらを投稿する事にしました。

ではどうぞ。

 

 

 

これは音が良い!!
というDDCをついに発見しました。

DDCとは、デジタル/デジタル コンバーター。
デジタルの音声信号を、別規格のデジタルに変換するもの。

具体的には、スマホなどのUSB Audio規格から、当店がおすすめしているHELIX DSP系で標準装備されている同軸デジタル、または光デジタルに変換し、スマホやDAPをDSPに直接有線接続できるようにする装置です。

 

現在のカーオーディオシステムにおいて、DAPやスマホから、USBでデジタル音声信号を取り出しDSPにダイレクト入力する事で、DAPに取り込んだ音源や、ストリーミング再生等においても超高音質で音楽を楽しむ方法が主流となっています。

しかし、USBダイレクト接続は、ソース側とDSP側のドライバの相性があり、ソフトウエアアップデートでどちらかの仕様が変更になった際に、今まで音出てたのに出なくなった。などの不具合が生じる事があります。

そこでマルチに対応できるUSBドライバを持っていて、尚且つ非同期式で高品質なクロックを持つDDCを介して、USB→同軸デジタルに変換し、DSPに入力する事で、音質も含めて改善しようという策を模索していた次第です。

 

簡単に言うと、

・カメラアダプタ(OTGアダプタ)を介してiphoneデジタル入力で高音質を楽しんでいたけど、iOS17にしたら音でなくなったんだが??なお客様が多発して対策を探していた。

・貧乏性のあごひげが、元々使っていたiphoneで人が驚くほどの音質を極めようと常日頃から試行錯誤している。

この2点からヒソヒソと動いていおりました。

 

そして、ついに発見!

 

私のテスト車両なので、キッタネー写真ですが勘弁して下さい。

SMSL PO100PRO DDC

 

SMSL Audioと言えば、ホームオーディオもされている方なら、名前知ってるよ。なんなら使ってるよ。な方も結構いらっしゃると思いますが、中国のオーディオブランドで、安価ながら音が良いという評判を持つブランドです。

僕もブランド自体は知っていたのですが、”DAC”ではなく、”DDC”がラインナップされている事を見落としておりました。

そのDDCのスペックを見たところ、クロック/ジッターについてもfsクラスではないにしろ記載があるし、乗ってるイシも良さげ。カー用は対応製品が殆どないですが、I2Sも持ってたりして、ワタクシの知識と経験から行くと、これは音が良いのではないかろうか。ということでテストしてみたところ、やっぱり音が良い!!

具体的には、

・低音の締まり感抜群。
・全体域音数豊富で抜けが良い。
・音階がボケず、輪郭ハッキリ。
・余韻が深く長い

よく言う”ベールが1枚取れた”的な変化というよりは、”良いDAPに変えた”とまで言ってよいのではないかと思っています。

低音の情報量が圧倒的に増えて、尚且つ引き締まった低音である事から、環境音だったり、強弱の表現だったりが向上し、グルーヴ感とリアルさがとても出ます。”音源”が”本物”になったと表現しても過言ではないぐらいの情報量です。中高域に関しては、硬くなりすぎず、温度感も中立で、どんな楽曲でも気持ち良く聴けるサウンドもまた良い所。

カーオーディオでは装着のし易さ、本体のサイズ感なども重要になってくるので、このサイズ、この価格で、このサウンドは大変素晴らしいと感じました。

毎日の通勤でテストして、今のところカーオーディオ環境でも問題なく機能していることから、当店のお客様にもご提案差し上げようという事に決まりました。

 

ただ1つ、このDDCはTypeCのバスパワーで動きます。
バスパワーとは、接続元から電気を頂いて我がを動かす仕様の事ですから、つまりDAPのバッテリーでDDCが動きます。省電力仕様ではありますが、何もつながない時と比べれば充電がはよ減ります。

iphoneの場合、USB3カメラアダプタを介していれば、USBポートとは別に電源を接続するポートがありますから、それを繋いでおけば、iphoneにもDDCにも電源供給されますので問題は解決します。

またテストの間、僕が気になった点を伝えておくと、エンジンを切ってもiphoneは感知できず再生され続けるので、一時停止を押すとか、都度抜くとか、一緒に降りるとか、が必要になります。

追記:この部分の攻略法として、ACCで駆動するように加工する方法を見つけました。
ACC連動にしておけば、エンジンオフでiphone側の再生も止まり、給電もされないので色々とカー用途で都合よく使える事になります。

 

このDDCは巷で問題になっている、iphoneをHELIX DSPのUSBモジュールに直結すると、iOS17ではカメラアダプタを介しても音が出ない問題も回避出来る事を確認しています。

※ 01/19追記
HELIX側のアップデートで対応したそうです。僕自身がまだ確認できていないので、”対応したらしい”までの情報ですが記載しておきます。
→アップデートする事で音が出る事、正常動作する事を確認しました。

 

メインで使用しているスマホはキャッシュレスの情報等入れているので、やはりセキュリティ的には最新にしておきたい所ですから、その最新OSで動作するという所は大事ですよね。

iOS17でも動作確認できているので、メインスマホ使ってストリーミングを愛用している方にもお勧め出来ます。

 

 

最後に気になるお値段ですが、

当店でDSPを施工させて頂いた方、またはDSP同時施工の方

SMSL DDC本体、取付に必要な配線や設置工事、DSPの設定など、音が出る状態にして
税込\22,000-

(※URC3、Director等コントローラーを取付していない方は別途必要となります。)

に決定致しました。

ACC連動加工も承ります。
バスパワーのままでも使用可能ですが、上記の通り、カー用途においてはACC連動の方が大変便利です。

ACC連動加工オプション
税込\5,500-

 

B-CONが、本体\33,000-税込と、+ケーブル/工賃ですので、お手頃価格ながら、かなり音質が向上するので、良いプランではないかと思っております。

 

 

纏めると、

今のところ、外部入力で音が良くて便利なもの。とすると、Audison B-CONになります。
これはBluetoothで無線で繋がるので、”便利”が大なり。

今回ご紹介したSMSL DDC
こちらは有線接続ではありますが、ぶっ飛びの高音質で、”音が良い”が大なり。

皆さんの使い方によって、システムを組み立てると良いのではと思います。

 

どちらとも当店でもインストール可能です。

お気軽にご相談下さい。

 

 

 

 

さてここからは後から書いているiphoneユーザーに役立つチラ裏的小技です。

iphoneのいつぞやのOSから”ショートカット”アプリが追加され、そのショートカットアプリ内にオートメーション機能が追加されています。オートメーションとは、何かをした時に何かをする。とiphoneに指定できます。

例えば、iphoneが充電器から解除された時、再生を停止する。にしておけば、エンジンを切ればカメラアダプタに接続している給電用ライトニングからの電源も止まるので、オートメーションが自動反応し再生が止まります。

逆に、iphoneが充電器に接続されたとき、(オーディオ機器起動の待ち時間用に)待機15秒+再生を開始する。も追加しておけば、エンジンをかけると15秒後に前回再生していたアプリから自動で再生再開します。

更に、iphoneが充電器に接続されたとき、機内モードをオフ。iphoneが充電器から解除されたとき、機内モードをオンにしておけば、古iphoneに限り、DAPとして使用していない時間のバッテリーの減りを最も抑えれる状態となります。

更に更に充電器から解除された時に画面ロックにしておけば、エンジンオフで画面が消灯します。

 

分かりやすい設定例を出すと、
・充電器に接続された時、機内モード解除+ミュージックを開く+15秒待機+再生開始。
・充電器から解除された時、再生停止+機内モードに設定+画面をロック。

というオートメーションを書いて、DAP用iphoneにUSBとライトニングを刺したカメラアダプタをつけっぱなしにしておけば、エンジンをかけると自動でバッテリー対策用の機内モードがオフになり、ミュージックが立ち上がり、音楽を再生します。エンジンを切ると、自動で音楽が止まり、機内モードがオンになり、iphoneの画面が消灯します。外部入力なのに、まるでナビの様な感動の挙動が目の前で起きるわけです。

長年iphoneを使って外部入力にて音楽を楽しんでいる方からすると、
カメラアダプタ刺して、アプリ開いて、再生おして動き始める。

という動作が当たり前になっていると思うので、これが全自動となると控えめに言って超絶便利です。

SMSLの部分で書いた、エンジンを切っても再生され続ける問題もオートメーションで回避できます。
このオートメーション機能、この手が好きな方には大変面白い機能ですね。私つい最近知りました。

理想通りに動いた時は ”1人スタンディングオベーション” です。

 

ただ使っていて思ったのが、
全自動連動になったのは嬉しいですが、USB3カメラアダプタを接続したまま一晩超えた場合、僕の”もしもし”では割とバッテリーが減っています。USB3カメラアダプタ自体が食ってる説がありますね。

とはいえ、カメラアダプタを指せば自動で前回の続きから再生が始まり、カメラアダプタを抜けば画面ロックする。というオートメーションが効くだけでも、かなり手間が省けるので、特に古iphoneだったり、DAP専用iphoneを使っている方であれば、この機能はカーオーディオで使えますね。すこぶる便利。

 

 

 

さて途中、iphone勢の私によるチラ裏話を挟みましたが、本題は抜群の音質で破格なSMSL DDCの話。

音がすこぶる良い外部入力を安価に導入できるプランになるのでお勧めです。

ご興味あればお問合せください。

 

アゴヒゲ白石

 

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