お盆は大分県の由布岳に登っていました。
登山口では山頂に雲がかかっている程度でしたが、登るに連れて白景色。山頂は真っ白。
写真を撮る為に登る僕的には、何ともアレな感じでしたが、降りてくれば写真日和。
何とも幻想的な雰囲気もまた、晴天では撮れないということで、良しとしました。
久しぶりの山登りでしたが日常を忘れる運動が出来て心がスッキリスッキリ。
小型ミラーレスにシステム変更して以来レタッチをしなくなり、撮って出しで攻めていますが、
ちょろっと設定を見直して、より良い写真が撮れるようになったので、写真旅が捗りそう。
リフレッシュによって、改めてオーディオに熱く関われる状態となったので、張り切って参ります。
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は、写真撮り忘れたので絵心満点の俺のプラドからのスタート。
トヨタ プラドです。
お客様は前車もプラド。長く乗られて新型に乗り換えです。
オーディオシステムの載せ替えという形ですが、車が新しくなるタイミングで、ナビゲーションも最新型に変更。
前車で使用していたスピーカーとアンプを使って、ナビ→アンプ→スピーカーのシンプルシステムで良い音に仕上げます。
システムは、
超高音質ナビといえばこれ。
Carrozzeria AVIC-CL902XSⅲ
駆動力があり、数々の組み合わせの奇跡を起こすパワーシリーズ
Rockford fosgate T400-4
音の好みがドンピシャなら最高級
DIATONE DS-SA3
です!
サイバーナビX 8インチです。
スタンダードモデルのサイバーナビは910系となり新しいUIで動いていますが、サイバーXは900系で前モデルのUIです。
型で言えば前モデル系統なのですが、成熟したUIは使いやすい。
この型から自分でメニュー画面を作れるようになったのですが、これ結構便利なんですよね。
ナビ検索する場合に、名称で探すか、先にスマホでサクッと検索して住所打ち込むか、
人それぞれ使い方が異なるので、メニューページ1枚目によく使う項目があるとストレスレスレス。
メインのオーディオソースと名称/住所検索辺りを配置しておくと快適になります。
サイバーナビXというだけあって、出てくるサウンドはスタンダードサイバーと比べると別物です。
中の部品が高品質なものを採用しているので、そりゃ良い音。
演奏の強弱、ビブラート、音の立ち上がりと消え方。非常に正確に描きます。
世の中にあるICの”いっちゃんいいやつ”をむやみやたらに入れるわけではなく、販売価格内で組み込める最も良いやつを精査して搭載しているので、コストパフォーマンスも抜群。
カーオーディオで重要な音響調整機能も十二分。
この辺りの型からサブウーファーが独立でEQ調整できるようになったのはベリーナイス。
なぜならカーオーディオでは、
スペースや構造の都合上、スピーカーの理想の箱を与えられない場合や、敢えて与えない場合があるから。
サブウーファーは箱で決まる。とよく言われますが、必ずしも取説に記載されている値が最適とは限りません。
例えば、基本値より少し小さめの箱を用意して、出来たピークをEQでぶっ叩いて補正すると、あら不思議、タイトでキレのあるリズミカルな低音の出来上がり。なんてパターン。これはツインサブウーファーの際によくやる手法です。
当店の作るエンクロージャーは、詰め物をして調整する事は少なく、基本的にDSP側で調整を行います。
詰め物をすると、”詰め物の音”が乗ってくるので、それが好きくない。
あら?このスピーカーってこんな音やった?とか、えらい解像度低い低音やな?など起きる事があります。
勿論、アナログ的に良い音に仕上げる事も可能ですが、当然時間(=工賃)も、より掛かる。
アナログ的に音響加工すべき部分と、デジタル的に音響加工すべき部分を適切に選択することで、手間を抑えてコスパ良く、良い音に仕上げる事が出来ます。
DS-SA3のツイーターはあピラーに装着。
SA3はネジ止め部が飛び出た異形型。
・異形は外形に合わせて成型すると時間がかかる。
・そのまま装着すると付けた感のある見た目になる。
とまぁ、なんともやりにくい。
そこで、ガバっと落とし込んで、表面の〇部が顔を出す形でリングを製作しました。
車両とシートポジションに合わせて最適な角度で埋め込んでいます。
ドアです。
PAC1Plus防振、スーパーインナーバッフルです。
プラドは楕円形バッフルなので、SA3のようなフランジがゴツいスピーカーでもバッフルの調整ですんなり収まります。
ドア防振でしっかり止めているとは言えど、バッフルが担う仕事も非常に大切。
当店拘りの超高密度MDFスターウッドは音響特性が抜群に良い。
バッフルは単に強度があれば良いわけではないので、音楽的な音、リアルな音を狙うのであれば、拘りたい部分です。
Plusなので、ドアの内張りも制振。
内張りは装飾生地が貼ってありますが、プラスチックがベースです。
プラスチックが音を出すだけでなく、嵌合部が曲者。
嵌合部が音を出さない様に緩衝材(生地)を挟んである車は稀で、多くの車種はプラとプラが点々と溶着されて付いています。
溶着されている部分はまだ良いですが、プラ同士がフリーの部分は振動で擦れ、ぶつかり合い、キシキシとかカタカタとか音を出すので、まずはそこを止めてあげる事が手早く効果を得る事が出来る部分です。
オーディオ云々関係なく、走行時の振動で内張りがキシキシいって、
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
となる経験をされた方も多いと思いますが、これも止まる場合があります。
ただしPlus系防振で、止まった場合はラッキー!程度だとご理解ください。
というのも、このタイプの異音は、
嵌合部が原因あれば、そう難しい問題ではないのですが、車種によって、ドアに装着した際に始めて鳴る異音があります。これは、ドア鉄板と内張りが擦れている場合もあれば、経年劣化や”構造上のそもそも問題”で音を出している場合があるので、原因を探す作業は時間がかかります。
その為、異音を消す目的であれば、前もって費用を出せず、かかった時間分ご請求という形にせざるを得ないので、良い結果になるかは、やってみないと分かりません。
話がそれましたが、上記の様な明らかな共振だけでなく、音楽に混ざって異音と認識しづらい共振音はカーオーディオには付き物で、音質を低下させます。
Plus系防振はこれを効果的に低減できるプランなのでオススメです。
とドアの中を色々やりましたが、内張りを戻すと元通りです。
社外品のカーテシの装着依頼も頂いていたので、新たに通線し装着しています。
シート下にT400-4を設置。
床下がややデコボコで座りが悪いので、台座を簡単に製作して敷いています。
当店のブログをお読みの皆様は、ロックフォードのアンプは立派なHiFiアンプである事はご存じかと思いますが、やはり魅力は押し出しの強さ。
スピーカーは、
・めっちゃ柔らかく動くけど自身では止まりにくいもの
・めっちゃ自身で止まるけど、動きが硬いもの
・その中間
など、様々な種類があるわけですが、特に相性が良いのは二つ目タイプ。
アンプの仕事は、押す事。
スピーカーの仕事は、止める事。
お互いの長所同士を組み合わせる事で、この組み合わせでないと生まれない魅力的な音が出てきます。
勿論、素性(音質)が良いアンプなので、二つ目タイプ以外のスピーカーであっても、アンプを付けて良かった感が分かりやすい部類とも言えるので、満足度が高く長く使用できる良アンプですね。
最後に音響調整を施して納車となります。
スピーカー変えた。
更に音質を良くするには、アンプを付けると良いらしい。
カーオーディオに興味を持つ方なら1度は思う事でしょう。
しかしながら、種類は多く、価格もバラバラ。アー!どれがええねんっちゅう話。
当店ではHPのコンテンツに、
パワーアンプとはなんじゃらほい?から、各パワーアンプの特徴などを、眠たくなるほどの文字数で情報公開しています。
お悩みの方は1つの参考として御覧ください。
ここからが本題で、
カーオーディオでは、
機材の選択による音作り+インストールによる音作り
で最終的な音質が決まってくるので、資金配分も考える必要があります。
インストールへの投資というと、”モノを買う”費用と比べると費用対効果が微妙と感じることもあると思います。見えない部分ですしおすし。
何より店がインストールに投資したほうが良いと言っても、商売面の話でしょ?となるのは実際問題仕方がないかなとも思います。
しかしカーオーディオは取付、音響調整で別物に変化するモノ。
このブログでも、ドアの音響加工や、Aピラーに装着する際の工夫を深掘りしつつ書いているのは、それを伝えたいからです。
インストールを拘ると”良い音”になる。
という抽象的な表現では、読んでる方からすれば、どう良い音なんや。っちゅう話なので、
グッとくる音になる。
と当店では表現しています。
この”グッとくる音”とは、
例えばボーカルが、歌い方の強弱で感情を伝えたり。などですが、
ギターを弾くしらちゃん的に例えやすく言うならば、
”顔で弾いてる様子が頭に浮かぶ音” なのか。といった所。
キャッチーなフレーズ(良いオーディオ機材)であっても、弾く人間の演奏力(取付/音響調整)で、エモーショナルを感じれるかどうかが変わってくるわけです。
どんな車であっても、”グッとくる音”にする。
これがエモーションのお仕事。
乗り換えで車が変わっても、グッとくる音は変わりません。
ご興味あればお気軽にご相談ください。
アゴヒゲ白石