引きこもりギタリストのわたくしは、PCの前がライブ会場。
パソコン周辺はノイズまみれの環境なので、ヘッドホンをして弾いていると
無音時に”サー”とか”ジジジ”とか聴こえて、まぁ気になる。
当然、録音する時も乗ってしまうので、DAW上でカットするにしても、ノイズ野郎は無いに越したことはないわけです。
そこで、ちまちまと開発中の”えもすび”や、
先人の知恵を借りながら作ったデジタル/アナログを別回路にしたエフェクター用のパワーサプライなんかが活躍します。
全独立だとボードに収まらないサイズになってしまうので、デジ/アナで分けて省スペースにしています。
本業の癖が出てる気がしますが、どうも電源系は不安になるんです。
さてさて、そんなUSBノイズイレイサー”えもすび”ですが、
実は一部の方に使用テストの協力をして頂いています。
ECSブランドは、商売が最優先ではなく、
”オーディオの面白さを広めたい”という気持ちでやっているので、
実際にご自身の車でテストして貰って、こうだったよ!あーだったよ!と製作者の僕以外の感想が知りたくて、この様なスタイルで先行販売中。
さて、少しだけ営業しておくと、皆さん声を揃えたのが
”前後左右が広大になり音に包まれるような変化” ”定位感はクッキリ”
と狙っても中々難しい所を上手く攻めれたようです。
奥行きが出るという事は、情報量が増えている証拠なので、バッチリバッチリ。
えもすびは、特に超低音、超高音の情報量が飛躍的に向上するので、
録音場所の空気感が多く含まれている超低音が出る様になります。
これにより、歓声から会場の客席は2階まであるな。とか分かるようになるので、驚いて頂けてます。
実際にご自身の車で試してから買って頂いてOKにしているので、現在満足度100%!
これは良い!と思った方が購入しているので当然といえば当然ですが、
聴かなければ良かった(良い意味で)と常設用に数個購入いただいた方がいたりして嬉しい限りですね。
このブログの放置具合が物語っている様に、
中々まとまった時間が取れず、ローペースで動いている企画なので正式販売まで、まだ先は長そうではありますが、オーディオの面白さが出る代物になりそうです。
むっしむしのサウナ状態が続く今日この頃ですが、
ぶっ倒れない様に休憩をはさみつつ、しっかり良い音に仕上げていきます。
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は、マツダ CX-30
観音開きのお洒落な車。
前車ではガッツリオーディオを楽しまれていたお客様。
納車された直後に、
内装のデザインを出来るだけ崩さずにオーディオシステムを載せ替えたい。
というコンセプトで載せ替え作業をさせて頂いておりましたが、
こりゃ我慢できんばい。となりまして、今回大きく加工する運びとなりました。
その理由は、この車種ならではの幾つかの要因があります。
その1
お前もか!な、片ch一部帯域逆相問題。
片チャンネルの一部帯域が逆相化しているので、タイムアライメントを取っただけでは位相の合っていない違和感のあるサウンド。
その2
スピーカーレイアウトがアカン。
ダッシュボードの左右中央、キックではなくダッシュボードの中にウーファーが箱に入って装着されています。
この為、ウーファーから出た音がダッシュの中をグルグル回って、耳に届くころにはヒッチャンガッチャン。
CX-30に乗り換え、載せ替え当初は、
お洒落な内装を壊さない純正位置インストールでしたがサウンドに納得できず。
その1に関しては、DSP ULTRAを用いたシステムなので、音響調整にて違和感を解消できるのですが、
その2は音響加工する他ありません。
カーオーディオは、取付あってこその音響調整です。
取付に問題があれば調整でナンボ弄り倒しても良い音にはなりません。
今回は、カーオーディオの大黒柱となるミッドウーファーが”すっとこどっこい”な位置に装着されている点を修正する為に、ドアエンクロージャーを製作したお話です。
システム紹介も交えながらご紹介していきます。
ヘッドユニットは純正新マツコ。
今のモデルの車は、某ドイツ車の様なダッシュ埋め込み薄型タイプ。スタイリッシュですね。
他メーカー含めて、純正ナビ一体型がトレンドな車達は、一体型ならではの便利な機能も沢山ついています。
その為、便利機能は使いたい。なので純正ナビで満足できる音にしたい。
とご希望されるお客様も多くいらっしゃいますので、
音響調整を得意としている当店では、音楽再生として成り立っていない壊れた純正オーディオを補正する技術を開発し、ご提供しています。
別物級になりました。ドアです。
スピーカーは、
ECS スピーカー
BRAX ML-1
BRAX ML-3
の3way構成です。
ツイーターはミラー裏ワンオフ。
ミッドレンジはドアアウター、ウーファーはエンクロージャーを製作し、ドア内にぶちこみました。
運転席からの眺めはこんな感じ。
お客様ご希望で、出来るだけ飛び出さない様に。あとは任せる。
という事でしたので、高音質に再生できる角度を維持しつつ、ギリギリまで攻めて作っています。
ラゲッジには、前車から載せ替えの機器達がずらり。
機材変更による音の変化を楽しまれているお客様なので、アンプ、ケーブル、割とバラバラです。
好きな音が出るツイーター+好きな音が出るウーファー
なんて事が出来るのは、カーオーディオならではの楽しみ方かもしれません。
なんなら”出物の中古”を組み合わせてシステムを作り上げるパターンも大ありです。
色々な楽しみ方があります。
audio-technica AT-RX100
で電気の浄化、安定化を行い、
Helix DSP ULTRA
で音楽信号をコントロール。
Sinfoni Precision oneo + Heritage one
でBRAXスピーカーを駆動させ、
ZAPCO Z-150.2
でECSウーファーを駆動します。
Arc audioのパワーアンプにて、前車より載せ替えた小口径Rockford fosgate2発のサブウーファーを駆動します。
見た目は1つの箱ですが、中央に仕切りがあり2つのエンクロがくっ付いた様な構造になっています。
スピーカーユニット推奨の容量より少し小さめの容量で設計しツインとすることで、
ローエンド再生とキレを両立出来るサブウーファーとなり、フロントスピーカーにピタリと追従する低音を支える仕様です。
二つ付いていると、ドッカンドッカン低音ならしてる車をイメージして、
いや、そんなの興味ない。ノーセンキュー。となる方も結構いらっしゃいますが、それは違います。
走行中のロードノイズにより、ローエンドはマスキングされやすい面や、
上記の様な、下が出ていてキレる音を求めるのであれば、ツインウーファーによるHIFI的音質向上は大変有効です。
ユニットが二つ分、エンクロ製作費UP等、コストが掛かる面はありますが、そうそう壊れるモノではないので、次の車、次の次の車にも使える為、お勧めの1つです。
最後に音響調整を施して納車となります。
オーディオ部分は、所謂高級車の部類に入る車種であっても、社外品には敵いません。
質を下げても顧客満足度が下がりにくい部分なので、このクラスの車にこのスピーカーかよ!なんてことが殆どです。
また、ノーメンテナンスで何十年も壊れない事が純正には求められるので、
雨水が侵入してくる過酷なドア内で、壊れる可能性を排除して作られている為、どんどんチープになります。
そして、そのチープさを伝わりにくくする為に、歪む帯域をカット出来る様に口径の異なるスピーカーを取付し3wayにしてみたり、謎のエフェクトを強制的に掛けてみたりしているわけですが、
チープなもんは何してもチープです。音を楽しめるサウンドには到底たどり着けません。
餅は餅屋という事で、オーディオに不満のある方はオーディオ専門店に。
の形で良いと思うのですが、社外品に変える枠を無くしてみたり、最高に邪魔になるエフェクトを強制的に掛けてみたり、なんだかなぁ。というのが正直な所。
ブツブツ言ったところで、突然以前の様な形になるものではないので、
今の形に合わせて、お客様が満足できる、やって良かったと思って頂ける様にこれからも活動していきます。
当然、カーオーディオ機器を製造するメーカーも、今の車に合わせて次々と商品を発売しているので、数多くの商品の中から間違いのない機器を選び、ご提案させて頂きます。
今回の記事を読むと、
こら相当高こーつくばい!と思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、この車種ならここまでしなければならない。というわけではなく、あくまで1例。
カーオーディオは悪い所を改善して良くしていく方法が最も失敗しませんし、費用を抑える事が出来ます。
音の好みと理想は人其々なので、スピーカーを交換してご満足いただける方もいれば、DSP装着でご満足いただける方もいらっしゃいますので、まずは不満に思う部分、大きな問題点を改善するところからスタートすると、より楽しむ事が出来ます。
メール、電話にてご相談承っておりますので、お気軽にご相談ください。