GW開けました!
皆様日頃の疲れをリフレッシュできましたか?
僕は特に予定を立てる事もなく、
映画みたり映画みたり、工作してみたり映画みたりな休みでした。
しっかし便利な時代ですよ。
音楽系では、家事やってる時も、車の中でも垂れ流しに出来るので、最新曲のチェックに最適。
映像系は、部屋真っ暗にしてヘッドホン大音量で堪能。新しいめな映画も定額見放題って素晴らしい。
Bluetoothの音質も昔と比べてかなり良くなっているので、作業中のBGM等、音質を最優先にする必要がない時は専らAirpodsです。線がないってのは非常に便利です。
と言いつつ、やっぱりスピーカーで音出して見たい聴きたいと思うのがオーディオ好き。
日本の住宅事情から、映画館並みの音量で楽しむ。というのは中々難しいので、
車の中が唯一の”スピーカーで音を楽しむ環境”として使っている方も多いかと思います。
良い音が出るシステムは、大きな音量でも、小さな音量でも楽しむ事が出来ます。
当店のお客様は、カーオーディオの世界に感動した方が殆ど。
整備などでノーマル車に一時乗った後、自分の車に戻った時の、やっぱこれよねぇ!感は共通ですね。
これからも多くの方に、カーオーディオの世界を広めていきたい所存でございます。
そんなこんなで、今日ものんびりカーオーディオ布教をしていきます。
こんにちは、しらちゃんです。
さて本日は人気車のプラド。
こちら、トヨタ/ダイハツのディスプレイオーディオ大会にいつの間にかエントリーされたようで、プラドもDA車になったようです。
DAのオーディオ部に抱える致命的な問題を、当店流に攻略しつつ高音質に仕上げた編のご紹介です。
ヘッドユニットは純正を使い、
CDT Audio Unity6.0P ワイドレンジツイーター
ECS ET-160W のウーファー
この二つを組み合わせて2wayとし、
Helix DSP.3
Carrozzeria GM-D8400
のセットにて駆動するシステムをインストールしていきます。
さてヘッドユニットのディスプレイオーディオ(DA)。
CDで音楽を聴きたいからと”CDドライブ付きユニット”のご依頼を今でも良くお受けする様な世の中ですが、DAは最先端なのでしょうか。
外付けCD/DVDもオプション。テレビもオプション。
使わない方もいるという意味ではオプションにすることで恩恵がある方もいらっしゃると思うので、この点は問題ないと思います がだ。
問題は音よ!音!
なんで、そげん事してしまったん!?
過去に親方がブログ記事を書いている通り
入庫時に流れていた”FMラジオ”すら
何とも音に酔う様な気持ちの悪さを感じるエフェクトが強制ON。
もう皆さんご存じ1kHz付近片チャンネル逆相問題です。
これつまり、とりあえずスピーカーを変えてみましょう。は向いていないという事。
スピーカーを変えても、この違和感は消えません。
なぜなら、スピーカーに流れてくる信号が壊れている為です。
強制ONのエフェクトが最高に残念です。
そして、このプラドさん。
シート下に外部純正アンプがあります。しかも所謂マルチ接続です。
○○サウンド仕様!なグレードでは、良くあるタイプではあるのですが、DA車なら外部アンプという流れだと、これまた厄介。
社外スピーカーに変えれば音が良くなる時代も過去の話になった。って事でしょうか。
えらいこっちゃ。
僕たちは自称カーオーディオのプロなので、手間はかかるものの、良い音にする術は持っていますが、DIYで弄りにくくなっている事は間違い無いですね。
そこで登場。CDT Audio。
あまり聞き馴染みのないブランドかもしれませんが、この日の為にあったかのようなブランドなのです(失礼)
こちらの親方記事の解決方法2。
より低い音を再生できるツイーターを用いる方法です。
このUnity6.0Pは、カタログ上250Hzから再生可能の下がめっちゃ出るツイーターです。
これを使う事で、逆相になっている帯域をミッドバスに閉じ込め、HELIX DSPの超細かく高精度な音響調整機能を使って正常化出来るという考え方。
取付個所のご希望は純正位置。
現物合わせまで入るか微妙なサイズでしたが、固定方法を工夫する事で無事に収まりました。
ドアの方はいつも通り。
Carrozzeriaバッフル、PAC1防振。
プラドのドアは相変わらず剛性が高く、鉄板の共振をしっかりと止めてあげれば音の良いドアに早変わり。ドアが肝のカーオーディオでは、剛性の高いドアは強みとなります。
当店のオリジナルブランドECSは、
既存のユニット単体販売しているスピーカーを組み合わせてセットとしている為、ばら売り可能。
即ち今回の様な、ツイーターをワイドレンジにする必要がある場合等でも、相性確認済みで安心して使えます。
ET-160Wのウーファーは低音が良く伸びるウォームで音に厚みのあるサウンドが特徴的。
どんなジャンルでも心地よく聴くことが出来るスピーカーです。
この良い部分もしっかりと反映したサウンドに仕上がります。
ドア内張りを戻したら元通り。
シート下にHELIX DSP.3とGM-D8400を設置。
これらが1つのシート下で収まる時はラッキーです。
DSPとアンプを近づける事で、DSPからアンプへ音声信号が流れる際に余計なノイズを拾わずに増幅出来るので、完成後エンジン掛けたらヒョロロロロなんて可能性を小さく出来ます。
さてワイヤリング作業は人によって時間の掛け方が変わる部分です。
マルチ接続という事は、スピーカーの数分を入力する必要があるので、それをシートの下に集合させるとなると結構な本数になります。綺麗に収めるのは何気に経験が必要な作業だと思います。
実際、繋がっていれば音は出ますが、
ノイズを拾うワイヤリングと、極力ノイズを避けたワイヤリングでは、アンプで増幅した後の音は大きく変わります。
良い音にする為に装着するのですから、ノイズは0に近づけたいものです。
最後に音響調整を施して納車となります。
ラジオも音楽も位相の整い、腰の据わった安定感のあるサウンド。
どんなジャンルでも気持ち良く聴ける良い音に仕上がりました。
今回はプラドでしたが、
写真を撮り損なってブログ公開はしておりませんが、
ヤリス、カローラスポーツ/ツーリングなんかでも同様の方法で音楽好きの方にも喜んで頂いております。
DA車では、純正の壊された音を復元する為、外部DSPが必要となってきます。
しかし、スピーカー交換と、DSPとアンプと、となると、そこそこのコストが掛かってくるので1度に一気にという形は難しい方もいるでしょう。
その場合は、1つずつ問題を解消していく。というパターンが有効です。
最終的な形が決まっていて段階的にやっていくのであれば、その時その時に合わせたワイヤリングが必要ないので、余計な費用を抑える事が可能です。
位相の狂った違和感が気になって仕方ないという方は、DSPが先が良いでしょう。
DSPの機種については、純正が何chなのかによります。
2wayなのか、2way+SWなのか、それ以上なのかで必要な入力ch数が変わってくる為、最安価なDSPで対応出来ないケースがあるので要注意です。
また、純正の壊れた音を戻す工程が鬼門です。
自動で正確に復元出来る手頃なDSPが存在しない為、耳を頼りに戻す必要があり、それを出来る人間は少ないと思います。
とはいえ、王道DSPの殆どが外部入力を持っているので、手持ちのスマホやウォークマンなんかで再生してあげれば通常の音響調整のみで良い音が聴けるので大きな問題ありません。
当店では、純正ナビの時の音響調整、外部入力時の音響調整と、2モードの調整をして、どちらでも良い音で聴ける構成にする場合も、よくあります。
純正スピーカーの音は耐えられない。という方はスピーカー交換が先で良いでしょう。※純正外部アンプマルチ駆動の場合は除く。
純正スピーカーは小指1本で持てるほどチープなモノ。
よくここまで肉薄に出来たなと感心するレベルです。
その歪み感の強く、少し音量を上げただけ騒音に感じる音の出口を良質にすると、音の雰囲気が大きく変わり好みの音色になるので、満足感の高いものとなると思います。
さて今回の音響工事で主役となる”外部DSP”
・自分で調整触れますか?
という質問を良く頂くのでブログでもアンサーしておこうかと思います。
結論から言うと、PCがあれば触れます。
お客様ご購入の商品、お客様のモノなので、当然ロックもしていません。
しかしながら、DSPでは大変複雑な調整をしています。
Helix DSPを例にすると、
オーディオが好きな方なら見てそれと分かるイコライザー部ですが、ここでは音を作っている訳ではなく、耳に届くまでに崩れた音を正している部分なので、1か所触れば全てのバランスが崩れるセンシティブな部分です。
最も触って危険な部分は、クロスポイント等、そのスピーカーに割り当てている音の帯域幅に纏わる部分。大きめの音量でツイーターの帯域をフルレンジにしてしまったもんなら、ワンチャンぶっ壊れます。
またこれは裏話な部分かもしれませんが、
DSPに限らずPCで設定する必要がある機器は大概なにかしらの癖を持っています。
流石にこれだけの台数に装着している事や、元々この手の機器に興味がある事から気づいている、表立って公表されていないバグなんかがソレです。表示と違う動作をしていたりね。色々です。
なので、PC繋いでソフト立ち上げてみたけど、なんや分からんから辞めとこ。と消しただけで動作が変になって困った!というご相談も過去にありました。
DSPに限らず、PCでデータの書き換えを行う機器は、正しく接続/操作を行う事がマストであり、誤って通信中に接続を切ったりすると壊れます。
お互い良い気持ちで。と思ってはいますが、ご自身又は他人が触ったらおかしくなったから保証で直してくれと言われても時と場合によるという事は一応書いておきますね。
当店に全てお任せ頂いている方は、その車に乗っている間、ずっと良い音で楽しめる様、お世話させて頂きますので、ご安心ください。
さてさて僕も通ってきた道なので、皆さんあるあるだと思いますが、
専門店のカーオーディオは一般的なカーオーディオと世界が違います。
サブウーファー1つ付けるにしても、取説以上のインストールを行います。
取説通り付けたのであれば、サブウーファーから低音が聴こえるでしょう。
専門店のサブウーファー取付は、不足している低音を補う為に付けるのでサブウーファーから音は聴こえません。
この衝撃は文字では伝わらないと思います。何言ってんだコイツと思うでしょう。
しかし、当店の作るカーオーディオを聴いた事がある方は、
そうなのよ!
と言って頂けている事でしょう。
”低音を増やしたいから付ける”と”不足している低音を補う”はnotイコールです。
同じ事と思うか、別物と思うかで仕上がりが変わります。
勿論、ご相談頂く際は、”もっと低音が欲しい”で大丈夫です。
ご予算や、好きな音楽ジャンル等に合わせて商品をセレクトし、不足している低音を補いながら、低音を強めに仕上げる事で、より満足度の高い理想通りのサウンドに仕上げる事が出来ます。
”車の音を良くしたい”
と思う方がいる限り、僕たちは探求し続けます。
納車の時に、喜んで頂ければそれで良いのです。
移動中の車内が良い音になる。
これって生活変わります。つい先日28年目を迎えたエモーションが言うのだから間違いありません。初めて会った時と今とでは、人が変わったかの様に明るくなった方沢山いますよ。
ディスプレイオーディオでも、マツコネでも、
純正ナビでも社外ナビでも、4輪車でも3輪車でも2輪車でも、
音にご不満の方、お気軽にお問合せ下さい。
ご予算、ご希望に合わせて、ドライブが楽しくなる良い音をご提供しております。
あごひげ白石