ツイーターグレードアップのススメ、と、出物のツイーターがあります。

低価格で良い音を出すノウハウ

 

皆さんこんにちは、エモ親方です。

 

しらちゃんこと、うちの白石が写真が好きで、

 

良くブログのオープニングに自分が撮った写真を載せているものですから、

 

私は好きな絵画、アートの類でも貼っていきたいと思います。

 

これは19世紀、イギリスの挿絵画家、アーサー・ラッカムによるもので、

 

「真夏の夜の夢」の1シーンです。

 

さて、皆さんはスピーカーをグレードアップする際、どうされていますか?

 

ほとんどの方が、より良いスピーカーへと買い替えをされるのだと思います。

 

もちろん、それがベストです!

 

しかしながら、ツイーターだけ交換するという手もあることをお知り置きください。

 

ツイーターの再生帯域は概ね3.5kHz以上で、これ以上の高音はハーモニクスのみの領域となり、基音はありません。

 

判りやすく言うと、ドレミの音階で最も高い音は、

 

フルスケールのグランドビアノとパイプオルガン、電子楽器とかを除けば、約3.5kHz

 

つまりこれ以上の高音に音階はなく、

 

この帯域を担当するツイーターは、

 

ほぼハーモニクスだけを再生していることになります。

 

音色は、ハーモニクスがどれだけ綺麗に重なるかで決まりますので、

 

ツイーターの音色決定要素は非常に強いという事になります。

 

もっとわかりやすく言うと、

 

例えばあなたが3万円のスピーカーをお使いで、

 

30万円のスピーカーはとても買えないとします。

 

しかしながら、30万円のスピーカーの、ツイーターだけが、10万円で売っているのだとしたら、

 

今の3万円のスピーカーのツイーターだけを、

 

その10万円のツイーターに交換することで、

 

20万円クラスのスピーカーに匹敵する音質にすることが可能なのです。

再度になりますが、ツイーターにはほとんど基音がなく、ハーモニクスばかりです。

 

従って、ブランドを同じにする必要もなく、

 

全く別のメーカーのものを組み合わせても、

 

よほど特殊なものではない限り大丈夫です。全く問題ありません。

ただし、以下のツイーターは要注意。

 

組み合わせを吟味の上、選択する必要があります。

 

・ホーン型ツイーター

・コーン型ツイーター

・特殊な振動板素材を持つツイーター

・能率が88dB以下のツイーター

カー用のツイーターは、

 

ほとんどがドーム型ですので、大丈夫です。

 

大抵のミッドバスには合うと思います。

 

また、上記のツイーターでも、

 

組み合わせを吟味し、音色に違和感がないことを確認できれば、

 

異なるメーカーのミッドバスとの組み合わせは全く問題ありません。

ツイーターチューニングは、低価格帯からハイエンドまで行えます。

では、シチュエーション別に、代表的なものを少しご説明しておきましょう。

〇純正スピーカーをツイーターチューニングする場合。

純正スピーカーでも、ツイーターを装着、或は追加することにより、

 

かなり音質向上をすることができます。

 

予算は、取り付け費込で5万円から6万円といったところでしょう。

 

ご予算が10万円くらいある方なら、スピーカーを交換してしまった方が良いからです。

 

純正スピーカーの多くが、車メーカーへの納入価格100円~200円/1個の代物です。

 

つまり乱造品です。

 

これの問題点は、500円玉を10枚くらい重ねた程度の小さなマグネットや、

 

樹脂製のフレームバスケットなども問題ですが、

 

最大の問題点は、コーンが安物の紙製で、

 

分割共振歪みが極めて起きやすい所にあります。

 

だからあんなに音がこもっているんです。

 

ですから、純正スピーカーに装着するツイーターの条件としては、

①中高音域(3.0kHz)あたりまで再生できること。

 

②1万円台で購入できること

ツイーターを3.15kHzのクロスポイントで使用できれば、

 

純正スピーカーを、2.0kHzでローパスすることができます。(マルチシステムの場合)

 

これにより、純正スピーカーのこもり音の原因である分割共振歪みを、

 

かなり削除することができ、音質をよりクリアにすることができます。

こんなツイーターがお勧めです。

 

 

 

 

 

carrozeria(カロッツェリア)TS-T730

カロッツェリアのCシリーズスピーカーのモデルチェンジに伴い、

 

TS-C1730Sと同じツイーターが、チューンナップツイーターとして登場しました。

 

これはかなり傑作だと思います。

 

エモーションでも、ご予算のあまりないお客様(5万円程度)の場合、

 

1万円台や2万円台のスピーカーをポン付で交換するよりも、

 

寧ろドア純正スピーカーはそのままで、このツイーターの装着をお勧めしております。

 

このツイーター、カタログ価格は12,000円(税別)です。

 

これにエモーション設計のバイワイヤリング(バイアンプ)対応ネットワークを用い、

 

ツイーターの3.5kHz以下を、純正スピーカーの2.5kHz以上を、-12dBスロープでカット。

 

これにより、純正ドアスピーカーのままでありながら、

 

1万円台や2万円台のスピーカーに交換した時よりも、音質を向上させることができます。

 

 

 

HELIX(ヘリックス)P1T

カロッツェリアがメリハリのある、シャープな輪郭を得意としていたのに対し、

 

ヘリックスは、柔らかめのヨーロピアントーン。

 

高音の主張が強い音をあまり好まれない方は、

 

こちらが良いと思います。

 

カタログ価格は¥18,000(税別)

 

3.15kHz、-12dBのクロスオーバーで使用可能です。

〇3万円以上、10万円以下の市販スピーカーをお使いの場合。

この場合は、思い切ってハイミドルクラス、ハイエンドクラスのツイーターを持ってくることをお勧めします。

 

カーオーディオスピーカーは不思議なことに、

 

3万円というところにボーダーがあるような気がします。

 

3万円以下のスピーカーは、たとえ有名メーカーであったとしても、

 

残念ながらあまり見るべきものがなく、

 

音楽を楽しく聞くことができるという視点を基準にするなら、

 

3万円以上が良いスピーカーの最低条件になると思います。

 

そういったスピーカーを、

 

思い切ってハイミドル、ハイエンドクラスのツイーターに交換します。

 

音は10万円を超えるスピーカーに間違いなく匹敵するでしょう。

 

また、今お使いのスピーカーが6万円から8万円のものであれば、

 

ミッドバスのクオリティーが3万円台よりはもっと高くなりますので、

 

音質はハイミドルクラスと同等か、それ以上になると思われます。

 

 

 

 

 

DIATONE(ダイヤトーン)TW-G500+DR-G500-TW

ダイアトーンには、現在、DS-G300、DS-G500、DS-SA1000の三種類のスピーカーがありますが、

 

これら中で、ツイーターを単体販売しているのが、ハイミドルクラスのDS-G500

 

TW-G500とDR-G500-TWは、それぞれ単体販売ですので、

 

ペア価格で¥66,400(税別)となります。

 

これは優秀なツイーターとして、ハイミドルクラスの中では、比較的安価だといえます。

 

DIETONE以外のスピーカーとの組み合わせでも、全く問題ありません。

 

しかしエモーションではお客様のイメージからか、

 

過去に販売したDS-G20や、DS-G300をお使いのお客様への交換が多数を占めます。

 

このツイーターに交換することによる音質向上は圧倒的です。

 

旧型のDS-G20をお使いの方には、特にお勧めします。

 

 

MOREL(モレル)Pupremo Piccolo2

モレルのハイエンドであるSupremo(スプリーモ)シリーズのツイーターで、

 

単体販売もされています。

 

価格は¥150,000(税別)と高価ですが、

 

その音質効果は絶大で、

 

MORELの最も安い2ウエイスピーカー、MAXIMO6のミッドバスと組み合わせても、

 

20万円超級の音質に変身させます。

 

やはり、ツイーターは物量がものをいうと実感させられる躯体の大きさですね。

 

エモーションでも、MORELのレギュラーモデル、ローミドルクラスモデルへの装着が多いですが、

 

フォーカルに装着した時も、かなりの音質向上を確認しました。

 

また、カロッツェリアのTS-Z172PRSとの組み合わせは、

 

同じメーカーなのではないかと思えるほど相性ピッタリでした。

 

 

BLAX(ブラックス)MATRIX ML-1

ブラックスのハイエンド、マトリクスシリーズのツイーターです。

 

価格は¥150,000(税別)です。

 

この下位モデルのGXシリーズにも単品販売のツイーターがありますが、

 

こちらの価格は¥100,000(税別)

 

それなら、あと5万円頑張ってこちらにした方が良いと思います。

 

MOREL Supremo Piccolo と比べると、やや認知の低いツイーターですが、

 

これの音質向上はSupremo Piccolo に勝るとも劣りません。

 

寧ろこちらの方が癖がなく、ミッドバスを選びませんので、

 

今お使いのスピーカーが何であろうと、一定以上の音質向上を得られます。

 

エモーションでは、15年以上前のMBクオートQシリーズ3WAYをお使いのお客様に、

 

このツイーターとの交換をお勧めし、施工したところ、

 

私自身が驚くほどの音質向上を見せ、

 

その車はカーオーディオコンペでぶっちぎりの優勝を果たしています。

 

緊急告知!!

ツイーターグレードアップによるサウンドチューニング、

 

もっともっと広がりを見せてほしいなと思う今日この頃ですが、

 

年末になって、エモーションではビッグな入荷がありました。

それは、旧型ですが、ハイエンドクラスのツイーターです。

 

当然、クオリティは最高級です。

 

旧型とはいえ、中古品ではありません。立派な新品です。

限定5ペア!

 

エモーション価格¥45,000(税別)です。

取り付け条件付きです。

 

 

メーカーさんの意向によりこの場で名称をお伝えすることはできませんが、

 

歴史的傑作スピーカーに用いられていたツイーターです。

 

人によっては現行モデルよりも好きだとおっしゃる方もいらっしゃいます。

詳細は、お電話かメールにて、

それでは、どなたさまも、良い年末をお過ごしください。

TEL 092-939-0789

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