
スピーカー交換のポイント
カーオーディオの音を良くするために、スピーカーを交換する。
真の目的は、スピーカーを変えるところにはなく、音を良くするところにこそあります。
スピーカーを変えるだけでは、本当に良い音は出ない。
如何にして良い音を出すか、しかもできるだけ安価で。
スピーカーを厳選すること、そして様々な高音質テクニックを導入すること。
それでいて、安価にご提供できること。
日々、研鑽、努力を重ね、到達した境地があります。
簡単なようで、誰にもまねのできない、
エモーションのスピーカー交換プランを、ご紹介します。
1、スピーカーを厳選すること。

良い音のポイントは価格を超えた良い音のスピーカーを探し出すことから!
そして厳選することです。
スピーカー、特にミッドバスなどに用いられるダイナミックコーン型のスピーカーは、1924年にチェスターW.ライスとエドワードW.ケロッグによって発明されてから、その基本構造はあまり変わっていません。そして他のオーディオ機器、例えばパワーアンプとかオーディオプレイヤーなどと比べ、格段にシンプルな構造をしています。それ故に、技術者の能力とセンスが最も現れやすいオーディオ機器であるともいえます。従って、同じ価格であっても、設計力、メーカーの企業力、設計者のセンスによって、音質に差が出ます。

一方で、スピーカーは構造がシンプルなだけに、物量を投入したものの方が、音質的には有利となり、“音質は価格なりである”という要素が最も強く出るオーディオ機器でもあるわけです。しかしどなたにもご予算というものがあるでしょう。という事は、お客様に感動していただきたいなら、そしてどうせ同じお金を使っていただくのであれば、その価格帯の中で最も良い音のスピーカーを厳選しなければならないという事になります。
要するに、あらゆる価格帯で、最も良く出来たスピーカーを厳選する。そうすることによりお客様のご予算を最大限活用することが出来、無駄にしなくてすみます。良いスピーカーは様々な価格帯の中で必ず存在します。それを見つけ出していくわけです。
スピーカーの価格帯を幾つかに分け、その中で最も優れた音質の物を厳選してまいります。
スピーカーは技術工芸品
好みと音質は、分けて考えましょう。
更にスピーカーは、設計者が良いと考える音が反映される機器でもあります。
スピーカーを比較試聴されたことがある方であれば、個々のスピーカーの音色の違いはかなり大きなものだという事をお分かりだろうと思います。その違いは他のオーディオ機器よりも遥かに大きなものです。

音質には、情報量とか解像度とか、或は質感とか鮮度などと言われる要素がありますが、こういった要素はより良いに越したことは無く、例えば、FMラジオとAMラジオの音質を比較した際、FMの方が良いのと同じように、絶対的な価値観になります。
ところが、“高音は「シャキーン」と聴こえた方が良い、イイや高音は「自然な感じが良い」”とか、“中音は「はっきりくっきりと人の声が聞こえた方が良い」、イイや中音は「出しゃばらず、色気のある声が聴きたい」”などと言った部分は好みの要素です。

音の好みは音質とは別の次元に存在していると考えます。
何故ならスピーカーは構造がシンプルな故に、設計者の理想が繁栄される、“技術工芸品”的な要素も持っていると言えます。陶磁器などの工芸品を選ぶのと同じように、出来不出来よりも好みを優先するという側面もあるわけです。スピーカーの好みは聴いてみるまで分かりません。ですので、スピーカーを選ぶ際には、是非、色々なものを聴いてみてからお選びいただくことをお勧めします。
しかし遠方のお客様の場合、お気軽にお越しくださいとは中々言えないでしょう。
それでもご心配は無用です。音楽ジャンルの好みや、どんな楽器の音が好きか、男性ボーカルと女性ボーカルはどちらが好きか、などと言った情報をいただけますと、私たちエモーションは、コンシェルジェ的にお客様の好みにマッチしたスピーカーをお勧めさせていただいております。なにを選んだらよいかわからないという場合は、ご遠慮なくご相談ください。
試聴に次ぐ試聴で、スピーカーを厳選する!

エモーションが選び出したスピーカーは、好みの異なる数人の人間で試聴し、時にはエモーションスタッフ以外の方で、音を良く知るエキスパートの方にもご協力いただき、これは価格を超えた音質を持つと判断されたスピーカーのみを厳選しています。従って、ここでご紹介するものは、本当に音の良いスピーカーであると断言できます。
雑誌やインターネットの評価が全てではありません。寧ろ好みと利害の異なる数人のエキスパートが聴いて、最大公約数的に「良い」と判断する製品こそ、本当に音の良いものだと考えます。

低価格なスピーカーをエントリーモデル、即ち入門機というのは好きではありません。カーオーディオに凝り始めたばかりの人がいきなり数十万円級のハイエンドモデルを購入することもありますし、長年カーオーディオを趣味としてきたエキスパートの方が一桁万円台のスピーカーで素晴らしい音を鳴らすこともあります。
ここでは、3万円から8万円未満までのスピーカーをスタンダードクラスと称し、その中からエモーションで厳選した素晴らしいものをご紹介していきます。


ヘリックス CB K165.2-S3
低価格グレードの中では、癖がなく、非常に聴きやすいスピーカーです。高音もうるさくなく、それでいて大人しすぎることもありません。音楽ジャンルを選ばず、何を聴いてもうまく再生してくれる、万能型のスピーカーです。

カロッツェリア TS-C1740S
カロッツェリアの大人気スピーカー、Cシリーズが、2024年にモデルチェンジし、高域特性が飛躍的に伸び、音のバランスがすこぶる良くなりました。カロッツェリア特有の、ハイスピード、高解像度特性は他を抜きんでており、この価格帯ではトップクラスのリアルな音質を持っています。


モレル MAXIMO Ultra 602 MkⅡ
エモーションスピーカー交換プランMODシリーズで人気NO,1のスピーカー。音色はウエット感があり、それでいて解像度は失わず、音が立体的に鳴ります。特に内蔵アンプの場合でも、その立体感を失わないところが、他のスピーカーとは一線を画すところだと思いました。しっとりとした女性ボーカルからハードロックのディストーションギターまで、破綻することなく鳴らします。

ECS ET-160V
エモーションのオリジナルブランド、ECSのスピーカー。このスピーカーのポイントは、通常よりも少し大きい30㎜ツイーターを用いているところです。それにより、音が劣化するミッドバスの中高音域を再生させずに済むため、音のクリアネスが増します。ミッドバスの低音域をさらに伸ばす、ベースチューニングも行いました。こもり感が全くないクリアな音質、それでいて小口径サブウーファー並みの低音が出ます。

ヘリックス Ci3 K165.2FM-S3
この価格帯でツイーターの振動版にチタンを採用したことが素晴らしい。おかげで抜群の解像度と艶のある音色、豊かな余韻を再生することに成功しています。ヘリックスのスピーカーは2024年のモデルチェンジで大きく進歩しました。聴き辛さの無い大人の音、どんな音楽ジャンルも選ばない多様性はそのままに、大幅な解像度の向上を獲得しています。


モレル MAXIMO Ultra 602 HEⅡ
モレル・マキシモウルトラHE2はマキシモウルトラと名乗ってはいるものの末尾がHE2で、マキシモウルトラMkⅡとは別物の高能率スピーカーです。よく鳴ります。音色はドライ気味で元気が良く往年のJBLサウンドを思わせるようなヴィンテージ系の印象があります。ロック系、ジャズ系、60年代~80年代ポップス・ロック、こんな音楽を元気に鳴らしたい方や、ホームオーディオのJBLやアルテックなどの音色を好まれる方にお勧めです。

カロッツェリア TS-V174S
2024年、なんと9年ぶりにモデルチェンジした、カロッツェリアVシリーズの最新版ですが、今回のモデルチェンジは本当にすごい。旧モデルとは一線を画す出来栄えです。カロッツェリアならではのハイスピード、高解像度設計による音のリアルさに加え、ウエット感、艶、透明感が遥かに強化され、低音の伸びも抜群です。間違いなくカロッツェリアVシリーズ史上、最高傑作と呼んでも良いと思います。

ロックフォード・フォズゲート T1675-S
音が分厚く、低音の量感と質感が素晴らしい。高音にも重さがあり、中域は人の声のニュアンスが良くつかめるスピーカーです。ロックフォードのスピーカーは、以前よりも随分よくなりました。また、ロックフォードでなければ、と言える唯一無二の個性も持ちます。それは「音の説得力」ぐっと前に出てくる音はリスナーのコンセントレーションを促します。

8万円から10万円を超えてくると、スピーカーにも大きな物量が投下されるようになります。それ故に、音質も格段に向上するのですが、物量を投入するほど、即ち金額が上がるほど、設計者の腕が試されるようにもなります。
失敗すれば、変な癖が出たり、レンジの狭い音になってしまう可能性が増えることがあります。物量を投入しつつも、変な癖がなく、音質や情報量などが高いスピーカー、つまり“腕の良い技術者が作ったであろうと思われるスピーカー”のみを厳選しました。


モレル TEMPO Ultra 602 MK2
このスピーカーの良さは、とにかく解像度、情報量が高いことです。聞き取れなかった音までしっかりと聞こえるようになります。また、音色もヨーロピアントーンで刺激が少なく、聴きやすさに優れます。低音も良く伸びておりドアの大きなスピーカーだとサブウーファーが要らないと感じるほどです。女性ボーカルからメタル、テクノ系、EDM、ジャズなどに持って来いで、クラシックも非常に良い響きで鳴らせるスピーカーでもあります。

Focal ES 165 KE
フォーカルは、元々美音のスピーカーですが、ともすると中低音域がスカスカに感じることがありました。ところが、昨今のフォーカルは奥行きが70㎜を超える、大ストローク型のものばかり。ストロークが大きいとより低い低音まで再生出来、低音の迫力も質感も増します。元々美音を得意とするフォーカルが、迫力やパワー感まで手に入れているわけですから、女性ボーカルから大スケールオーケストラ、更にはヘヴィメタルまで、苦手な音楽がありません。選んで絶対に損はしないスピーカーでしょう。

ETON POW-16 PLUS
イートンはホーム用、カー用を問わず、全てをドイツ国内で生産するスピーカーユニットメーカーです。音質はナチュラルで癖がなく、耳障りな違和感もほとんどありません。自然な鳴り方のスピーカーとしては第一級品でしょう。迷ったら、ETONを選んでおけばほぼ間違いありません。中域に情報量を持たせた質感ながらドライにはなりすぎず、軟らかくふわっとした質感の低音に、うるさくない高音が特徴です。


Focal ES 165 K2E
フォーカルK2POWERシリーズの上位機です。フォーカルは元々美音追及のメーカーで、こもった感じや煩い音が一切ない、美しい音を出すことに長けていました。現行モデルはそれに音の厚みや低音の深みが加わり、女性ボーカルからクラシック、またはハーロック系でも優れた再生を見せる万能型のスピーカーです。特に低音は他のスピーカーではありえない程低いところまで再生します。とにかく、美しく、太い音がします。無敵の美女戦士をほうふつとさせるような質感ですね。

BLAM S165N45A/25HR
比較的コストパフォーマンスが高いスピーカーであるブラム。その中にあって、最も高CPだと思うのがこのS165N45A/25HRではないかと思います。 ポイントは、高い性能を持つツイーターを組み合わせたところのあるのではないでしょうか。ツイーターは価格差が大きく、低価格であるほど性能が極端に落ちますが、高性能なツイーターを用いて、ミドルクラスの価格に抑えた点が、このスピーカーが高CPである所以だと思います。

ETON CSR-16 Type M
CSRシリーズは、イートンのちょうど真ん中に位置するグレードのスピーカーです。この価格帯では非常に珍しいほどの情報量、解像度を持ちます。その理由は、セラミック加工を施したアルミドームツイーターが大きいように思われます。スピーカーの振動版にセラミックが用いられることは稀にありますが、そういったものはおしなべて高価です。このスピーカーでは、アルミとのコンポジットであるとはいえ、この価格帯で歪みが極めて少ないセラミック振動版を採用できたことが大きかったのではないかと考察します。ミッドバスの振動版もカーボンとグラスファイバーによるサンドイッチ構造。よくこの価格で実現できたなと言うのが本音。

パティキュラーとは、「こだわった」とか「特別な」と言う意味を持ちます。
特にこだわった部分が見えるスピーカーであるとか、特定の車種に特化したスピーカー、更には低価格ながら高音質なスピーカーなどを紹介していきます。

カロッツェリア TS-Z900PRS
このスピーカーの最大の特徴は、パイオニアがホーム用のハイエンドブランドであるTAD(タッド)で開発した、時間軸のずれが無い同軸スピーカーであるCSTドライバーを、中高音用のハイレンジとして使用している点です。ミッドレンジとツイーター間に時間軸のずれがないということは、タイムアライメント調整が不要と言う事であり、それはパッシブ3ウエイであっても、DSPにより完璧に調整された3ウエイマルチシステムと同等の音質を得ることが出来るということを意味します。恐らく、この十年以内では最も画期的なスピーカーであり、奏でる音はこの価格からは想像できない、他とは一線を画したレベルの音質を奏でます。

CDT Unity6.0P + ECS W160
CDT(シー・ディー・ティー)のUnityシリーズは、コーン型のワイドレンジツイーターで、ワイドレンジ故に、中音域からの再生が可能です。800Hz程度の中音域から上を担当すると考えると良いと思われます。それでいて、高音は驚くほど伸びており、純正に良く採用されている50㎜のワイドレンジツイーターとは格が違いすぎます。これにエモーションオリジナルのECS W160をウーファーとして組み合わせます。非常にフラットでバランスが良く、定位感に優れた音が楽しめます。また、トヨタ純正のディスプレイオーディオに搭載されている致命的な“助手席側中低音域逆相エフェクト”も、これとDSPを用いることで最大限解消できます。

ヘリックス Ci3 K100.2FM-S3
この価格帯でツイーター振動版にチタンを採用できたヘリックスCi3シリーズの10㎝2ウエイスピーカーです。これの使いどころは、ずばりBMWとBMWMINI、専用の取り付けアダプターを作成しBMW系への装着を行うことで、どうしても割高になりがちなBMW専用スピーカーよりも低価格で、より高音質を実現します。

Focal ES 100 KE
フォーカルK2POWERシリーズの10㎝2ウエイです。これの役どころも、専用のアダプターを装着したBMW、並びにBMW MINIへの装着です。フォーカルの濁りの無い、透明感たっぷりの美音が聴ける上、中低音域の厚みもあって素晴らしい質感です。こういった市販の10㎝スピーカーのアダプターを製作してBMW系へ装着する方が、専用スピーカーを用いるよりもずっとお買い得です。

グランド・ゼロ GZIC 400FX
BMW、及びBMW MINIのスピーカー交換プランにおいて、リーズナブルプランとして用意したのが、このグランド・ゼロ GZIC 400FXです。奥行き僅か30㎜、そのため、スピーカーの奥行きに余裕のない古いタイプのBMWにも装着可能です。音質は明るく明瞭で、非常に元気の良い鳴り方をします。
2、内装の外観は変えず、徹底して音響加工を施す
エモーションは、低価格なスピーカー交換プランでも、
手を抜かず徹底した音響加工を行います。
それが、お客様が良い音を手に入れられる最良の方法です。

最も低価格、且つ効果的なドア防振(デッドニング)とは何かという事をテーマに考えられた防振です。
ドア防振の目的は、ドア鉄板や内張に音を出させない事です。

わりとよく誤解されているのですが、ドア防振は、ドアのビリ付やサービスホールを塞ぐことだけが目的ではなく、鉄板から出る共振音を止めることが最大の目的です。
鉄板は、共振させられると「ウォ~ン」という感じの不快な共振音を出します。オーディオを聴いている人は、それをスピーカーから出る音として認識しますので、音が濁っているように感じてしまいます。
ドアの振動を止めることは大変困難ですが、振動しても音を出さないようにすることは比較的容易です。それを行う施工が、ドア防振です。
ドア防振とは、一般的には「デッドニング」と呼ばれますが、デッドニングの本来の意味は、車全体の静粛性を高めることを指します。もちろんこれにはドアのデッドニングも含まれますが、意味が広く、厳密には「ドアデッドニング」と言わなければならなくなります。ドアの振動や振動によって発生するノイズを下げ、スピーカーの音質をよりピュアにする行為を「ドアダンピング」と呼びます。これを意訳すれば、「ドア防振」となりますので、エモーションでは、一般にデッドニングと言われる行為をドア防振と呼びます。
効果の高いドア防振を実施するなら、次の二点が重要になります。
より効果の高い防振材を使う
徹底して密着度を上げる
これまで、様々な防振素材をテストし、使用してまいりましたが、常により良い素材は無いかと常に模索も続けてきました。
現在では、エモーション独自の防振素材をベースに、様々な防振材を用いる複合防振を行っております。

また、密着度を上げるためには、まずシリコンオフを用いて、ドアの油分を徹底的に取り除いたのち、密着専用の特殊なローラーと、小型ハンマーで小さな打痕を密に打ち付けるという手法で、防振材を張り付けていきます。
良く用いられるローラーによる圧着だけではなく、ハンマーで叩くという行為は、叩くことによって一瞬だけ発生する熱が、防振材をまるで塗装したかの如く張り付けることに役立つからです。
ドア防振「スーパースタンダード」と「PAC1」が新しくなり、より効果的となりました。
2021年12月より、ドア防振が新しくなります。
これまでの「スーパースタンダード」と「PAC1(パックワン)」の防振性能を見直し、最も振動が強くなる箇所以外でも、鉄板の薄い部分に振動が伝わることによって増幅される現象を突き止め、その部位へポイント防振を行う事で、より効果的にノイズを止めることに成功しています。
これにより「スーパースタンダードver,2.0」「PAC1 ver,2.0」となりました。


スピーカーの振動を可能な限りドア鉄板に伝えないために、オリジナルインシュレーターを用いた点接触装着。
ドアは鉄板で出来ており、そして鉄はスピーカーを支える土台として甚だ不適切です。そこで、音響特性に優れた「バッフルボード」を介在してスピーカーを装着するのですが、スピーカーから発せられた振動は、バッフルを伝わって鉄板を振動させます。その振動から雑音を発するのを防ぐ行為がドア防振ですが、鉄板に出来るだけ振動を伝えないという行為も、また重要となってきます。
振動を伝えにくくするには、面接触ではなく、点接触

通常、ドア鉄板にインナーバッフルを装着すると、「面で接触」されます。これだと接触面が大きくなるので、振動が伝わり易くなります。出来るだけ接触面積を少なくするため、インナーバッフルのビス穴にワッシャーを装着し、2㎜ほど鉄板から浮かせます。
こうすることで、スピーカーの振動を可能な限り、鉄板に伝わりにくくすることができるというわけです。
しかし、バッフルを浮かせることで隙間ができます。
スピーカーは前後の音が干渉すると、低音がなくなる“キャンセリング”が発生します。たとえ2㎜の隙間であっても、キャンセリングによる低音の劣化は大きいので、ここを塞がなければなりません。
そこで、この隙間を音波透過性ゼロ、振動の伝達ゼロの、特殊なシーリング材を用いて隙間を塞ぐことで、キャンセリングをゼロにします。
偶然見つけた、超制振金属
偶然からですか、真鍮を母体とした合金で、振動をかなり伝えなくする素材を見つけました。輸出規制がかかっていたため、大量に取り扱うことはできませんが、それでも小さなワッシャー状に加工して使用するのであれば問題はありません。
これをインシュレーターとしてドアバッフルと鉄板の間に装着し、バッフルと鉄板を“点接触”とすることで、振動の伝達を可能な限り低減しております。


※Techシリーズには適用しておりません。

低品質な(オーディオ用ですらない)車のスピーカーケーブルではなく、新たに音質専用のオーディオクオリティスピーカーケーブルを引きなおします。
スピーカーケーブルも“厳選!”
スピーカー交換プランとは、カーオーディオの音質向上を望まれるお客様の最初の一歩である場合が多いですので、可能な限り安く提供する必要があります。
ただし、手を抜いて安くしては、絶対に良い音はできません。
そこで、スピーカーケーブルも“厳選”しております。
1mあたり、500円以下のケーブルをたくさんそろえ、すべて長さを均一にし、一つ一つ、繋ぎ変えながら試聴していきます。
価格帯が同じのスピーカーケーブルによる音の違いは僅かです。
どれもこれも似たようなものばかりで、正直言ってどれでもいいのではないかとさえ思えてきた時に、頭二つ分抜けて音の良いケーブルを見つけました。
恐らく、低価格スピーカーケーブルの中ではベストの一つだと断言できます。
カナレ電子の4S8です。

これを、ドアの中までしっかりと配線します。出来る限り一本物でナビやパワーアンプからスピーカーまで直接配線したいからです。
車に元から引かれている純正のスピーカーケーブルの質が極端に悪い分、ケーブルを引き換えた時の効果は絶大です。
純正から変えた時は、目の前の霧が晴れた時のような、音質向上を感じさせてくれます。
※techシリーズ、スーパーリーズナブルには適用されません。

スピーカーの音を最も悪くさせる、ドア内張りとドア鉄板の隙間への音漏れを徹底的に防止します。
スピーカーをインナーバッフルで装着する、つまり、ドアの見た目が変わらないようにする装着方法の場合、スピーカーはドア内張りの中に存在します。
スピーカーの前から出た音は、ドア内張りのスリットを抜けて車室内へと放出されますが、一部がドア内張りと鉄板の間に侵入します。
実は、これが音質劣化の大きな原因になっています。

国産メーカーはこの事を良く知っていますので、販売しているインナーバッフルには、遮音用のスポンジが付属していますが、非常に安物で、音が通り抜けてしまいますので、完全な遮音は無理です。しかも厚みが一種類のため、内張とドア鉄板の間隔が大きい車種だと隙間もできてしまいます。
エモーションでは、音波透過性ゼロの遮音材を
内張とバッフルの遮音に用いております。

スピーカー周囲に遮音材を張り付け、ドア内張りとドア鉄板の間に音が漏れないようにする加工は極めて重要です。これを行うか否かによって、音質には大きな差が出ます。従いまして、エモーションではスピーカー交換プランの全システムに、この加工を採用しております。

純正ナビや、クロスオーバー機能のないナビの音質を飛躍的に向上させるバイワイヤリング(バイアンプ)システムの開発。
2020年現在、フロント2WAYシステムをマルチアンプで構築できるナビは、ダイヤトーン・サウンドナビのプレミアムモデルと、カロッツェリア、サイバーナビのCZ、CW、CL、シリーズ以降しかありません。
ナビ以外だと、カロッツェリアのヘッドユニットや、各メーカーのデジタルプロセッサーなどは、フロント2WAY以上のマルチシステムが組めます。

デジタルプロセッサーに関して、また、2WAYクロスオーバーやタイムアライメントに関して詳しくお知りになられたい場合は、エモーションHPコンテンツ、
"デジタルプロセッサー徹底解説"
を参考にされてください。
"デジタルプロセッサー徹底解説"
を参考にされてください。
何れにしましても、カーオーディオに限って言えば、フロントの2WAYスピーカーをパッシブネットワークで通常の配線方法で接続する場合よりも、ツイーターやドアミッドバスなど、個々のユニットが独立して調整できるマルチシステムの方が、より高音質に出来ることは言うまでもありません。ところが、
多くのナビが、タイムアライメント機能を持ちますが、
2WAYマルチシステムにする機能は持ちません。
タイムアライメント機能は、デジタルプロセッサーの機能の中でも、最も重要なものです。これがあるのとないのとでは、雲泥の差が生じます。
しかし2WAYマルチシステムでなければ、個々のユニットが独立したタイムアライメント調整ができません。
バイワイヤリングシステムにすることによって、2WAYマルチシステムができないナビでも、個々のユニットのタイムアライメントを独立調整できるようになります。このメリットが極めて大きい。
問題は、バイワイヤリングにすると、リアスピーカーが鳴らせなくなるというところです。
リアスピーカーが要らない理由
ステレオ再生と言えば2本のスピーカーで作り出すバーチャル音響空間の事です。ですからホームオーディオもヘッドフォンも音の出口は左右の二つのスピーカーしかありません。しかしなぜか、カーオーディオだけがリアにもスピーカーを付けた4スピーカーシステムとなっています。
この理由は詳しく説明しませんが、世間でよく言われているような臨場感を増したいためなどという理由ではなく、車メーカー側の都合のようです。
6畳くらいの大きさの部屋に、ホームオーディオが1セットあった場合、スピーカーの近くで聴いている人と離れて聴いている人がいて、離れて聴いている人のために、スピーカーがもう1セット必要でしょうか。普通は必要ありません。
車室内は6畳間よりも圧倒的に狭く、フロントスピーカーだけでも十分に音が広がります。
また、リアスピーカーがあることによって、せっかくフロントスピーカーを良いものにグレードアップしても、リアスピーカーの相互干渉で音質が劣化してしまいます。
リアスピーカーの使用は、ミニバンなどの大きな車にたくさんの人が乗る場合や、アルパイン・ビッグXのダブルゾーンを使用される場合などに限定されます。
その際にも、ON OFFスイッチを付けて、いつでもフロントのみに切り替えできるようにしておいた方が、良い音をがっつり楽しみたい時には便利です。
フロント2WAYマルチシステム機能がないナビに、
全スピーカーユニット独立でタイムアライメント調整ができるようにする方法が、
バイワイヤリングです。
また、非力な内蔵アンプの4チャンネル出力を全てフロントに入れることによって、
パワーも上がります。
タイムアライメント機能のない純正ナビであっても、
バイワイヤリングにするメリットは非常に大きい。
バイワイヤリングシステムを構築するためには、ツイーターの低音をカットするフィルターと、ミッドバスの高音をカットするフィルターが必要です。
エモーションでは、それを独自開発し、スピーカーの特性に合わせ、Type1からType6まで、6種類をそろえております。
使用パーツには、スピーカーに付属するパッシブネットワークよりも高品質なものを用いていますので、ただ交換するだけでも、大きな音質向上が得られます。

通常の接続とバイワイヤリング接続の違い


バイワイヤリングにすることによって、次のような効果が得られます。
・フロントの全てのスピーカーユニットが独立してタイムアライメント調整できるようになり、音質が大きく向上し音がよりリアルになります。
・4チャンネルのナビ内蔵アンプを全てフロントスピーカーに入力することで、プアな内蔵アンプのパワーが改善され、音の躍動感が増します。

スピーカー交換プランでは、ご使用されているナビ、ヘッドユニット、或はデジタルプロセッサーの機能により、3つのタイプをご用意しております。

基本的に、どんなナビでも選択可能ですが、ナビにタイムアライメントはあるけど、クロスオーバーが内蔵されていない場合に最も効果を発揮するタイプです。
無論、純正ナビなどのタイムアライメントのないナビであっても、4チャンネル内蔵アンプを全てフロントスピーカーに投入することにより、音質が向上します。
昨今のスピーカーは、バイワイヤリング(バイアンプ)対応のパッシブネットワーク搭載の物が増えておりますが、より高音質で信頼性の高い、エモーション設計のパッシブネットワークの方をお勧めします。

2WAYマルチシステム+サブウーファーが構築できるクロスオーバーネットワークを搭載したナビ、ヘッドユニットをお使いの場合に最適です。2022年現在、以下のモデルです。
・カロッツェリア サイバーナビ 2016年モデル以降(700シリーズは除く)
・カロッツェリア CDメインユニット DEH-970 DEH-P01など、
・カロッツェリア AVメインユニット FHシリーズの一部など
・ダイヤトーン サウンドナビプレミアムモデル
また、外付けのデジタルプロセッサーを装着されている方も、このタイプがお勧めです。

基本的に、どんなナビ・オーディオでも選択可能です。
ドアへのスピーカーケーブルの配線は行わず、途中で純正配線に接続します。
Techシリーズにはこのバイワイヤリングなしタイプが適用されます。

最高レベルのサウンドチューニング
スピーカー交換をする際、今お持ちのナビに適切な調整機能が付いていれば、それをその時点で出来る完璧な音質調整を施してお渡しいたします。
ホームオーディオやプロ用オーディオなどのスピーカーを設計している技術者がどんな音を目指してスピーカーを作っているのか。
もちろん、良い音を目指すことに変わりはないでしょう。
2WAYや3WAYなどの、マルチウエイスピーカーを設計するとき、ほぼ全ての技術者が、目指している音の出方は”点音源”ポイントソースと言います。

点音源、ポイントソースは、すべてのスピーカーユニットが音響的に完全に繋がると、低音から高音まで、すべての音、楽器音が、一か所から聴こえてくる状態の事を言います。
この状態が、そのスピーカーユニット、オーディオシステムで発揮できる、最も高情報量、高解像度、そして最高音質の状態となります。
全てのスピーカーエンジニアが目指しているのがこの状態ならば、私達カーオーディオ技術者は、音響加工とデジタルプロセッサーの調整を用いて、これを目指さなくてはなりません。

エモーションは、早くから点音源、ポイントソース調整の重要性を訴え続け、また自身のスキル向上のための訓練も長く積んでおります。
今お持ちのナビゲーションにスピーカーを交換するだけのシステムであっても、これまで蓄積してきた音質調整のノウハウを惜しまず用いて、高音質を実現します。

カーオーディオのスピーカーは、良いもの、高価なものを、ただ取り付けただけでは良い音になりません。効果的な音響加工を車に施し、適切な音質調整、サウンドチューニングを行って、初めてスピーカーはその能力を発揮します。
ですから、安くするための手抜きや、高効率化は絶対に出来ません。
しかしお客様にお安くご提供するのがスピーカー交換プランのコンセプトです。
エモーションのスピーカー交換プランは、徹底的に手の込んだスピーカー交換を、格安で行っているのです。
エモーションでは、音が良くなる工夫やテクニックを、ふんだんに用いたスピーカー交換を提案しています。
ただ、スピーカーを交換しただけの場合とは全く異なる音質を発揮できます。
エモーションでは、
それを、お安くご提供させていただいております。
それでは、選び向かれたスピーカーと最適な音響加工、高度なサウンドチューニングにて高音質を発揮するスピーカー交換プランをご紹介します。

スピーカー交換プランtechシリーズは、MODシリーズと同じスピーカーを用い、音響加工やインストールの手法をMODシリーズよりも簡易的にしたものです。
従いまして、MODシリーズよりもリーズナブルとなっております。
MODシリーズと同じ良いスピーカーを使いたいけれど、MODシリーズをやるには予算が足りないと言った方や、出来るだけ簡単にスピーカー交換を行いたいとお考えの方に最適です。
TechシリーズとMODシリーズの違い





スピーカー交換プランMOD(モッド)シリーズは、スピーカーの価格帯別にMOD,1(モッド・ワン)MOD,2(モッド・ツー)MOD,3(モッド・スリー)と分かれていますが、音響加工の内容はどれも同じです。スピーカーはTechシリーズと同じですが、音響加工が全く異なります。より良い音とするために徹底的な音響加工を施したシリーズがMODシリーズです。
MOD,1は3万円台、MOD,2は5万円の一機種のみ、MOD,3は6万円前後のスピーカーの中からお選びいただけます。
生まれ変わったMODシリーズは、更に上をいく高音質です。
従来のMODシリーズから、「バイワイヤリングなしシステム」をTechシリーズとして分離し、「バイワイヤリングシステム」と「マルチシステム」に限定した上で、新たに考案した「ドア防振、PAC1 Ver,2.0」を標準化する事で大幅に強化。スピーカーケーブルもオーディオクオリティのカナレ4S8をドア内まで配線しソースユニットやアンプからの配線による音質劣化を最大限低減させます。
ドアバッフルはこれまでのカロッツェリア製から、
より強固で重厚なエモーションのスーパーインナーバッフルへ変更となりました。
これにより、プレミアムシリーズとの音響加工の差はなくなりました。
また、フローティングマウント方式や、ドア内貼りの中へ音が浸入する事による音質劣化を完全に防ぐ「完全遮音シール」なども強化しております。
これまで以上に驚きの音質をお届けできるでしょう。無論、最適な音質調整「リニアリティチューン」も入っております。




プレミアム1は、カタログ価格8万円前後のミドルクラススピーカーを用い、プレミアム2は10万円前後のスピーカーを用いて、MODシリーズよりも更に高度な音響加工を施してご提供するプランです。
スピーカーは8万円前後から中域の情報量が高まり、音がよりリアルになってきます。低音もキャラクターの違いはありますが、より低く、深みのある音になってきます。その中でも、特に良い音のスピーカーを厳選し最強の音響加工でご提供するのがスピーカー交換プラン、プレミアムシリーズです。
プレミアムも大きく進化!
これまでのプレミアムでは、ドア防振は「スーパースタンダード」が標準でPAC1はオプションとしていましたが、今回から更に防振性を高めたPAC1 ver,2.0に変更となり、これを標準化しました。また、スーパーインナーバッフル、完全遮音シールなども強化。
これまで以上に良い音をご提供できるようになっております。



パティキュラーオーディオ(particular audio)とは、こだわりのオーディオ、個別のオーディオなどと言った意味になります。
これまでご紹介したTechシリーズ、MODシリーズ、プレミアムシリーズなどが通用しない車種やシチュエーションに応じて、どう対応すべきか、更にそれでどこまで高音質に出来るかを追求したプランとなります。
音響加工はMODシリーズやプレミアムシリーズと同等レベルのものを施し、驚いていただけるレベルの音質を狙っています。

片方のスピーカーだけ、一部の音を+、-逆にしているディスプレイオーディオの場合、その帯域をミッドバス(ドアスピーカー)にだけ封じ込むという戦略を取ります。そうすることで、DSPを用いた調整ではツイーターとミッドバスとで異なる調整方法を用いることにより、音質を最良の状態に整えることが出来ます。その為、高音だけを再生する一般的なツイーターではなく、中音まで再生できるワイドレンジツイーターを用いることにより、逆相化された帯域をミッドバスにだけ封じ込むことが出来るようになるのです。つまりディスプレイオーディオの困ったエフェクト対策は、スピーカーシステムから始まるという事になります。
そしてシステムは次のようなものが必要となります。DSPは必ずしもアンプレスではなく、アンプ内蔵型でも結構です。



カロッツェリアTS-Z900PRSは、同軸型のハイレンジユニットを擁した3ウエイシステムで販売されているスピーカーです。一般的な同軸スピーカーのようにツイーターが飛び出した形状ではなく、ミッドレンジと同じ位置にまで下げてあります。これにより、構造的にタイムアライメントが整った状態となっているため、このスピーカーを調整するのに、ツイーターとミッドレンジ間のタイムアライメント調整は必要ないという事になる為、2ウエイシステムでも3ウエイで鳴らせるという特徴があります。
このように、構造的にツイーターとミッドレンジとの音の出るタイミングを一致させた同軸スピーカーを「ポイントソース(点音源)型同軸スピーカー」と呼びます。
ポイントソース型同軸スピーカーは、実はカーオーディオの世界でも過去にはいくつかの例がありましたが、7㎝~8㎝の小口径ミッドレンジでこの形状を実践できたものはありません。10㎝までが限界でした。なぜならばツイーターをミッドレンジの音の出るタイミングが一致する位置まで下げると、ミッドレンジの面積を大きく食ってしまい、ミッドレンジの能率が落ち、音が小さくなります。
TS-Z900PRSでその問題を解決したのには、BLの強化があるのではないかと私は思っています。
BLとはマグネットの磁力とボイスコイルの磁力を掛け算したデータの事で、この数値が大きいほど駆動力が上がります。即ちスピーカーそのものが持つパワーが上がるため、音も大きくなります。
BLを大きくするメリットは、音の大きさだけにとどまらず、正しく調整されたシステムであれば、音離れが抜群に良くなり、スピーカーはその存在が消え、深い奥行きと広大な音場が広がり、定位感は非常に明瞭となります。
このようにBLを大きくするとメリットばかりに思えますが、特性をフラットにすることが難しく、どこかに強いピークが出、非常に聴き辛い音になってしまう危険性も孕みます。ハイエンド級のスピーカーは総じてBLが高いものが多いですが、失敗作と言えるものには必ず凄いピークがあります。BLの大きいスピーカーをフラットな特性に仕上げるところに、そのメーカーの技術力がかかっているわけです。
TS-Z900PRSは、一聴して明らかに高いBLであろうことが聴き取れますが、それでいて周波数の乱れはほとんど感じない。非常にうまく制御されています。
そして気になるその性能ですが、ハイエンド級でしか出せないような定位感を生み出します。これは特筆ものです。音場も広く、極めてリアルな音像が現れます。





2万円台のスピーカーでは、あまり良い物がなかったはず
だったのだが・・・

2万円台のスピーカーで良いものはないか、ずっと探していました。無論、使えるものはたくさんありました。しかしこれはいい!と言えるものには一度も出会ったことがありません。なので諦めて探すのをやめておりました。
ところがある日、グランド・ゼロというドイツのカーオーディオブランドを輸入している業者の営業がこの¥25,000のスピーカーをもってやって来て、「ちょっと聴いてみてくださいよ」と言うので、訝しながら期待ゼロで試聴して見ることにしました。(本当に面倒くさかった。付き合いという側面の方が強かった)しかし音を聞いてびっくり。部分的にと言う前提ながら、3万円台のスピーカーを食っている要素もあります。癖はそれなりにありますが、嫌な感じはしません。何よりも音がはつらつとしていてテンポが良く、ステージ感があってこの価格帯としてはリアルで再現性も高い。
グッドじゃないですかー!2万円台でこんな良い音はじめて聴きました。
グランド・ゼロのスピーカーは、品番末尾にSQとつくものはサウンドクオリティ、即ち良い音用のスピーカー、対してSPLとつくものはサウンドプレッシャーレベル、即ち音が大きくて迫力があるスピーカーと言う意味になる。
いえいえ、グランド・ゼロさん、これ、SQでも十分行けますよ。しかもSPLの迫力も十分持ちながらね。
GROUND ZERO GZIC165.2 SPLを用いたMODプランとtechプラン
現在、2万円台屈指の高音質スピーカーと言えるGZIC165.2 SPLを用い、音響加工を十分に施すMODプランと、音響加工を必要最小限に抑えた、よりリーズナブルなtechプランとをご用意しました。

スピーカー交換プランのご注意事項
全てのプランにて、下記のご注意点がございます。
※ ツイーターはオンダッシュかオンAピラーマウントがお選びいただけます。
※ 純正位置取り付けは固定部品製作等で追加料金が発生します(5,000円~)
※ 車種によってはインナーバッフルでは装着できないことがあります。
※ お車の構造によっては、スピーカーケーブルをドア内部に配線できない場合があります。
その際は料金から2,500円値引きさせて頂きます。

エモーションでは、スピーカー交換プランのために厳選された、
多くのスピーカーを試聴できます。
お好きな音源をたくさんお持ちになり、是非エモーションへ試聴にお越しください。
ご来店が困難な方、遠方にお住いの方などは、ご遠慮なく、お問い合わせください。
あなたに合ったスピーカーを、対話を通じて見つけ出すお手伝いをさせていただきます。

スピーカー交換プランのMODシリーズ、及びプレミアム、スーパープレミアムでは、スピーカーを活かしきるための音響加工を盛り込んでいますが、もっと良くしたいというご要望の方のために、様々なオプションをご用意させていただいております。
ご予算が許す範囲で、このオプションを導入されたなら、更に素晴らしい音質が待っています。
・オプション価格の違い
ある程度の音響加工を施しているプランと、音響加工のほとんどないプラントでは、オプションの価格に違いがあります。
① 音響加工付きプラン=オプション価格が安くなるプラン
MODシリーズ、プレミアム、スーパープレミアム
② 音響加工なしプラン=オプション価格が高くなるプラン
Techシリーズ、スーパーリーズナブル
オプション価格には、「音響加工付きプラン」の場合と「音響加工なしプラン」の場合とで価格を表示しています。同じ価格のオプションもあります。
ドア防振PAC1 ver,2.0(パック・ワン、バージョン2.0)
対象プラン:Techシリーズ、
スピーカー交換プランは、Techシリーズ以外は全てPAC1 ver,2.0になりました。
ただし、Techシリーズにはスーパースタンダードver,2.0が標準ですので、その差額がオプション価格となります。
ドア防振、所謂デッドニングは、スピーカーを最適な状態で鳴らすために不可欠なものです。Techシリーズ、並びにスーパーリーズナブルをお選びの方でも、オプションのPAC1ver2.0を導入されることをお勧めします。

Techシリーズオプション 22,000円(税込)
スーパーリーズナブルオプション 49,500円(税込)
スーパーインナーバッフル
スピーカー交換プランは、Techシリーズ、MODシリーズ、スーパーリーズナブルに於いて、インナーバッフルはカロッツェリア製のインナーバッフルを標準としていますが、エモーションで製作するスーパーインナーバッフルに変更されますと、音質はもう一ランク上がります。
インナーバッフルの究極性能を狙い、素材には通常のMDFよりも重く、硬く、内部損失が高く、音響特性と耐水性に優れた“スターウッド”を用いています。
また、ドア内張りの中に、限界まで大きく寸法を取るため、重量が増し、スピーカーを固定する能力が向上するため、音の立体感や音離れが向上し、音場感、定位感が向上します。
※プレミアムとスーパープレミアムには標準です。


26,950円(税込)
コスメティックアウターバッフル
インナーバッフルや、スーパーインナーバッフルよりも、もっと高い音響効果をご希望される場合は、アウターバッフルにされるとよいでしょう。
アウターバッフルのメリットは、
① スピーカー面がドアの外に出るため、音抜けが良くなり、クリア感が増す
② 固定がしっかりするので、低音に芯が出る、アタック感が増す。
③ 歪み感が低減される。
このようなメリットがあります。また、車の構造上、ドア内にスピーカーを入れられない、或はエモーション厳選スピーカーが入らないという車種もあります。そういった場合にも、アウターバッフルは大変有効です。
コスメティックアウターバッフルは、エモーションがご提供するアウターバッフルの中でも、最も低価格なもので、仕上がりもすっきりしており、違和感がありません。
通常価格¥110,000(税込)

プレミアム、スーパープレミアムプランの場合 88,000円(税込)
プレミアム、スーパープレミアムプラン以外の全てのプランの場合 110,000円(税込)
ツイーター Aピラーワンオフマウント
スピーカー交換プランの場合、ツイータースタンドが付属の物は、オンダッシュマウントか、オンAピラーマウントがお選びいただけます。またツイータースタンドがない物は、Aピラーか純正パネルにフラッシュマウントされます。更に、車に装着されているAピラーパネルを一体形成することで、より高音質化することができます。
ツイーターをAピラーワンオフマウントにするメリットには次のようなものがあります。
・最適な高さに設置できる。
・最適な角度をつけることができる。
・反射面(前面ガラス、サイドガラス、ダッシュボード)から十分に離すことができる。
特に、反射面から僅か数センチでも多く距離をとれることは、ツイーターの音質向上にとって極めて有利です。ご予算に余裕があるようでしたら、出来ればツイーターAピラーワンオフマウントはお勧めしたいところです。
これはプランによる価格の違いはありませんが、スーパープレミアムの場合は、標準となっております。

どのような形状のピラーであっても 55,000円(税込)
ベストアングルツイーターAピラーマウント
ツイーターAピラーワンオフマウントをご希望されても、どうしてもご予算を超えてしまわれる方のために、ベストアングルツイーターマウントをご用意しております。
一時期中断しておりましたが、新しい工法で復活いたしました。
見た目の美しさではAピラーワンオフマウントには敵いませんが、音質面ではほとんど同じです。
スーパープレミアムの場合は標準となっております。

ベストアングルツイーターAピラーマウントへの変更、追加料金 33,000円(税込)
その他必要となる可能性のある費用
エモーションでは、高級車であるとか、輸入車であると言った理由だけで、追加料金を請求することはございません。
しかしながら、車種によっては存在する、取り付けが困難な部位や、新たな加工が必要な場合などには、追加料金が発生することがございます。必要に応じ、加工部位、作業困難部位に関して追加料金が発生いたします。
そのいくつかを以下にご提示しておきますので、参考にされてください。
(価格は具体的な場合のみ税込表示です)
〇ドア内へのスピーカーケーブルの配線
バイワイヤリング無しプラン、ビギニング、リーズナブル、スーパーリーズナブルを除くプランでは、基本的にスピーカーケーブルをドア内へ配線いたします。しかし中には、ドア内へのケーブル通しが非常に困難な車種も存在します。そのような場合、追加料金が発生する場合もございます。最も単純なもので5,000円から。最も困難なものだと25,000円くらいかかる場合もありますが、こういった車両は稀です。ほとんどの場合、10,000円以下の追加で済みます。これだけです。
また、追加料金を支払ってまでドア内へ配線する必要をお感じになられないお客様の場合、ドア手前で純正スピーカー配線へと接続いたします。その場合、プラン、車種を問わず、2,750円値引きさせていただきます。
〇ナビ、ヘッドユニット周りの脱着費用
スピーカーを交換するには、今お使いのナビを脱着する必要がございます。その際、極端に取り外しが困難な車両に関しては、追加料金が発生いたします。概ね5,000円~25,000円の範囲内です。
〇メーカー製インナーバッフル適合なし車
スピーカー交換プランに用いられるインナーバッフルは、カロッツェリア製5シリーズが標準です。これを6シリーズにグレードアップされる場合はバッフルの価格に関わらず、一律5,500円の追加となります。但し中にはバッフルの設定がない車種もございます。
その場合は当店の“スーパーインナーバッフル”を選択する事となり、追加料金は26,950円となります。(寧ろこの方が音は良くなります)
〇ツイーターの純正位置取り付けをご希望される場合
概して、純正ツイーターのサイズは小さく、市販品のツイーターの方が外寸は大きいのが一般的です。純正のツイーター取り付け位置は、純正ツイーターのサイズに合わせてあるため、市販のツイーターを取り付けるには加工が必要となる場合があります。
無論、全てではなく、加工が必要となる場合のみに追加料金が発生いたします。
費用は大体2,000円から20,000円で、この費用に関してはかなり幅があります。
最後に
エモーションでは、より多くの方に、カーオーディオの楽しみを知っていただき、充実したカーライフを送っていただきたいと考えております。
その為には、少しでも安い価格で、より効果的なスピーカー交換から試していただくことが最良なのではないかと考え、日々研究を重ねています。
その所為か、何かと手が込み過ぎておりますが、価格は限界まで抑えております。
それでも、音質はどこよりも素晴らしいものをご提供できる自信がございます。
更に、お取組みしやすくしたリーズナブルシリーズも導入いたしました。
今後とも、カーオーディオプロショップエモーションに、どうかご期待ください。
TEL 092-939-0789