レガシーワゴン

かなり音楽ファンの方で、ホームではＪＢＬのＫ2／Ｓ9800を所有されている根っからのオーディオマニアの方です。フロントはカロッツェリアＲＳの3ＷＡＹですが、お好みの音色が「柔らかくも解像度の高い、ボーカル系の生々しい音」ということですので、アンプにはＭＵＳＳＥを採用しています。ＭＵＳＥＥの真空管はオリジナルのＳＯＶＴＥＣからＰｈｉｌｉｐｓＥＧＣ製のものに交換してあり、更なる柔らかさと音の余韻を引き出すよう工夫し、ケーブル類はハイスピード、高解像度の方向性で組み合わせてあります。

お客様のご希望の中に、明確な音像定位という条件がありましたので、ヘッドユニットにはカロッツェリアｘシリーズを採用しています。サブウーファーにはアリアンテ10Ｓｉを用い、エンクロージャーとトランク周りの仕上げは、お客様本人が自作されています。細かなところに頻繁に手が加えられていて、日々進化し続けている車です。

ドアミッドウーファーは、下半分をワンオフ製作し、重量は20ｋ以上増えています。しかしながら取り付けから1年以上経過しますが、ドアに支障は全く無く、改めてレガシーという車の設計のよさを感じさせられますね。 ミッドウーファーはきっちり60°以内の聴取位置に角度付けされていて、音の乱れを極力少なくするよう工夫しています。ミッドハイはドアの上側に取り付けられていますが、ガラスの反射による定在波を出来るだけ発生させないように絶妙な位置に角度付けされています。		カロッツェリアＲＳ-Ｄ7ｘです。

お客様の自作によるラゲッジの仕上げです。エンクロージャーデザインはお客様と一緒に考え、お客様の手により形となりました。		ドアを閉めた状態では、ミッドウーファーとミッドハイがほぼ一直線となり、ツイーターがやや聴取位置から離れたとことにあるレイアウトとなります。 このことから、左側のスピーカーはあまりタイムアライメントを使わなくても、リニアフェイズ的なレイアウトとなり、右側のタイムアライメントで左右方向の位相合わせを行い、お客様のオーダー通り、明瞭で高解像度な音像定位を導き出します。